2013/08/03PGAコラム

A.ロメロが首位に急浮上!「故郷アルゼンチンにコースが似ている」

リノタホオープン2日目、アンドレス・ロメロが9つのバーディを奪って単独首位に浮上した。この日量産したバーディにより、ロメロは一気に14ポイントを上乗せし、スチュアート・アップルビー、チャーリー・ウィ、ロッド・パンプリングら(3位タイ)に、3ポイントの差をつけた。 「今日は本当にすごく良い日になった」とロメロ。「序盤がかなり良くて、その後はいくつかミスをした。ちょっとイライラしたよ。あの10番と11番の場面だ。でもそれから気持ちを切り替えて、最終的にすごく良い結果につながった」。 この日インスタートのロメロは、前半9ホールで8ポイント(4アンダー)を稼ぎ出した。その後、1番ホールではダブルボギー...
2013/08/03PGAコラム

デイリーラップアップ:WGCブリヂストンインビテーショナル2日目

自己ベストには届かなかったものの、彼はこの日の結果を素直に受け止めていた。「がっかりしたって? そんなことないよ」と、ウッズは述べた。 「『61』はとても良いスコア。だから落ち込んでなんていませんよ」と、笑いながら答えた。 WGCブリヂストンインビテーショナル2日目、ウッズは予選36ホールを終えて7打差のリードをつけると同時に、自己ベストのスコアを狙うことも出来た。 相性の良いファイヤーストーンCCで通算8勝目を狙うウッズは、1番でアプローチを3フィートに寄せてバーディスタートを切ると、2番(パー5)では20フィートの距離から放ったパットを直接ねじ込んでイーグルを奪った。その後も前半だけで2つ...
2013/08/05PGAコラム

タイガー最多優勝再び!ファイヤーストーンCCで8度目の優勝を飾る

これで今季2度目だ。タイガー・ウッズが、サム・スニードの持つ同一大会で8度の優勝という記録を、またしても達成した。 WGCブリヂストンインビテーショナル最終日、タイガーがファイヤーストーンCCで他を圧倒し、同大会8度目となる優勝を飾った。今回の優勝はタイガーにとって、18度目の世界選手権シリーズ優勝となった。タイガーは今年3月にも、アーノルド・パーマーインビテーショナルで同一大会での8度の優勝という大記録を成し遂げている。 最初に、スニードが同一大会での8度の優勝を記録したのは、グレーター・グリーンズボロ・オープンでのこと。スニードは、数十年の時を経て(1938年に初優勝し、1965年に8度目...
2013/08/07PGAコラム

フェデックスカップのボーダーライン: 全米プロで10位以内に入る必要がある12選手

フェデックスカッププレーオフまで2週間をきり、ザ・バークレイズのティタイムを確実なものにするのは刻一刻と厳しくなってきている。 フェデックスカップランキング上位125名のみが8月22日にリバティナショナルのティグラウンドに立つことができる。そんな中、週ごとに増すランキングのプレッシャーはプレーに現れている。また、プレーオフの出場権争いに加え、2013-14シーズンの米国ツアーシード権争いも気が抜けない。 フェデックスカップランキング100位以下の17選手が今週のオークヒルに出場するわけだが、彼らは当落線上にいる他の多くの選手達にはないチャンスが与えられることになる。これらの17選手(うち12人...
2013/08/02PGAコラム

ウッズ、今季も気が合うファイヤーストーン

タイガー・ウッズとファイヤーストーンCCは、伝統的にとても相性がいい。「WGCブリヂストンインビテーショナル」初日の木曜日も、例外ではなかった。 ファイヤーストーンでのベストスコアとまではいかなかったものの、ウッズが初日にマークした「66」は、彼が2005年にここで優勝した時以来となる、ツアー初日のベストスコアとなった。そんな彼はここファイヤーストーンで7度も優勝している。初日の4アンダーでウッズは、ファイヤーストーンでの53ラウンドのうち、実に31度目となるアンダーパーをマークしたのだ。 「昨日説明したように、ここに来る前まではどんな調子であっても、どんなに最悪なプレーをしていても、ここでは...
2013/08/08PGAコラム

フェデックスカップの注目選手:ダスティン・ジョンソン

悲願のメジャー初勝利とフェデックスカップの順位の飛躍を狙う、ダスティン・ジョンソン29歳。今週行われる全米プロゴルフ選手権に挑む。ジョンソンは2010年シーズン以来 3度、最終日にメジャー大会優勝のチャンスがあったものの獲得には至らず。なおも初タイトルを追い続けている。 だからといって、ジョンソンが大舞台での優勝経験がないというわけではない。これまでに米国ツアーで7度優勝。フェデックスカッププレーオフと今年の開幕戦ヒュンダイトーナメント・オブ・チャンピオンズでも勝利している。 2008年に米国ツアーに参戦し、プレーオフのザ・バークレイズで予選落ちした後、(ターニングストーン・リゾート選手権で)...
2013/08/09PGAコラム

昨年覇者ロリー・マキロイの浮き沈みの激しい1日

ちょうど一年前、ロリー・マキロイは全米プロゴルフ選手権の初日をトップと1打差で終えた。その後、記録的なスコアでこのコースを回り、優勝した。 木曜日、マキロイはオークヒルの17番で3パットボギーを叩き、第1ラウンドはわずかに1アンダー。トップのアダム・スコットとジム・フューリックに4打差で終了した。 天候による1時間の中断もあった初日、マキロイは5バーディと4ボギーの「69」で、浮き沈みの激しい午後を過ごした。中断後、コースに戻ったマキロイは12番でバーディパットをホールに沈めた。 13番でも再びバーディチャンスが到来したが、今シーズンの不安定なプレーを露呈してしまい、チャンスをものにすることが...
2013/08/11PGAコラム

T.ウッズ「毎週良いプレーができるわけじゃない」

簡単という表現は必ずしも適当ではない。どうやら、タイガー・ウッズは7打差で圧勝した先週のWGCブリヂストンインビテーショナルとは別人になってしまったようだ。 8日前のファイヤーストーンカントリークラブでは奇跡の数字「59」にあと僅かのところまで迫ったウッズだが、全米プロでは3日目を終えて2度バーブレイクに失敗している。オークヒルでの3日目は「73」とし、これで通算4オーバーの51位タイと大きく遅れを取っている。 「ショーン(フォーリー)と僕は昨晩、パットの克服に務めた」とウッズは答えた。「簡単なパットが入っていない。その結果、パットが全般的に合わなくなってしまったんだ。僅かなずれなんだけど、こ...
2013/08/10PGAコラム

「70」のラウンドを終え練習場に向かったタイガー・ウッズ

全米プロゴルフ選手権2日目を「70」でラウンドした後、タイガー・ウッズは時間を無駄にすることなくインストラクターのショーン・フォーリー氏と共に、オークヒルの練習場へと向かった。 今シーズン最後のメジャー大会を、1オーバーで折り返したウッズ。首位を走るジェイソン・ダフナーには10打差をつけられている。ウッズは2005年のマスターズでは2日目を終えて首位に6打差をつけられていたが、3日目、4日目をそれぞれ「65」「71」で回り、最後はプレーオフでクリス・ディマルコに勝利し優勝した。過去のメジャー大会でウッズが見せた最大の逆転劇だ。 彼は1999年のビュイックインビテーショナルでも2日目を終えて9打...
2013/05/22PGAコラム

2016年からのアンカーリング禁止が決定

R&AとUSGAは火曜日、中長尺バターを使用する選手達は違反していないという主張を退け、直近6人のメジャー大会優勝者のうち4人が使用していた中長尺パターの固定を禁止するルールを承認した。 この規則14-1bは、2016年から適用されると発表された。 R&Aのチーフ・エグゼクティブであるピーター・ドーソンは「この課題について徹底的に検討してきた。ゴルフのために正しい決定であることを確信している」と述べた。 新しいルールでは、中長尺パター自体を禁止しているわけではなく、一般的な使い方が禁止されることになる。これにより、選手たちは固定させるためにクラブを自分の体に付けることができなくなる。マスターズ...
2013/05/27PGAコラム

デイリーラップアップ:クラウンプラザインビテーショナル最終日

クラウンプラザインビテーショナルの最終日、ブー・ウィークリーは13番ホールで、彼の名がトーナメントボードのトップにあることを確認した。 このパー3ホールで、ブーが首位に立っていることを確認したギャラリーは、彼に向かって激しく「ブー!」と叫びながら、ヒーローにエールを送った。 ウィークリーは22フィートのバーディパットを放ち、ボールをコントロールするかの如くパターを高くフォロースルーさせた。そして見事にボールはカップへ沈んだ。彼はカップインの瞬間、クラブを再び高く掲げ、通算14アンダーとして5年ぶりの米国ツアー優勝へ一歩ずつ近づいていった。 「あの時(13番ホールで)自分が首位に立ったことを知っ...
2013/05/25PGAコラム

マット・クーチャーは暫定首位にも「ちょっとがっかり」

日没サスペンデッドのため、金曜の2日目の18ホールをラウンドできなかったにも関わらず、マット・クーチャーは、「クラウンプラザインビテーショナル」の暫定首位に立った。 出場選手中、フェデックスカップポイント最上位(5位)のクーチャーは、15ホールをボギーなしの5アンダーで回り、通算10アンダーとスコアを伸ばした。サスペンデッドとなったのはクーチャーが16番(パー3)でティショットを放った直後の午後7時38分頃。悪天候での中断を含め、彼はこの日2回目のホーンを聞くはめになった。 「ちょっとがっかりだね」と、クーチャーは振り返る。「翌朝4時半に起きて3ホールをプレーするのは決して楽しいことじゃない。...
2013/05/24PGAコラム

コースメンバーの2人がワン・ツーフィニッシュ

ライアン・パーマーとジョン・ロリンズは、ダラス国際空港から程近いコーリービルという街で1マイル程の距離に暮らすご近所さんだ。彼らは共にコロニアルCCのメンバーで、何度かラウンドを共にしたこともある。 そして初日を終えた「クラウンプラザインビテーショナル」で、この二人が他を圧倒している。 午前中のラウンドだったパーマーは「62」の8アンダーで回り、午後スタートのロリンズは「63」。彼らが初日を1位、2位で終えた。モーガン・ホフマン、カナダ人の2人、デビッド・ハーンとグラハム・ディレット、そして家族がこのコースのメンバーでありこのコースの常連のジョン・ペターソンの4人が「64」で3位タイにつけてい...
2013/10/21PGAコラム

シンプソンが6打差で優勝

「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」最終日、ウェブ・シンプソンは「66」をマークし、2位に6打差をつけて優勝した。2012年の「全米オープン」以来、自身通算4勝目を挙げた。 シンプソンは、大会記録に並ぶ通算24アンダー「260」をマーク(4日間のスコアはそれぞれ「64」「63」「67」「66」)。今大会の優勝により、フェデックスカップポイント500点を手にした。 「かけがえのない勝利だ」とシンプソン。「今年は勝利から遠ざかってはいたけど、徐々に良いプレーができるようになっている感触はあったんだ」。 2位タイには、ジェイソン・ボーンと石川遼が並んだ。石川の2位タイは、米国ツアー自...
2013/10/21PGAコラム

キャリアタイの成績を収めた石川遼

「シュライナーズホスピタルfor チルドレンオープン」最終日、石川遼は米国ツアー自己ベストタイの2位タイでフィニッシュ。最終ラウンドで「65」をマークし、通算18アンダー「266」。優勝したウェブ・シンプソンから6打差で終えた。 「ロングゲームにはとても自信を持っているし、ショートゲームでのプレーも向上している。今は良いプレーができている」と石川。「結果には十分満足しています」。 石川とジェイソン・ボーンの両選手は18番でボギーを叩いたものの、共に通算18アンダーで大会を終了。石川は2013-14シーズン、開幕から2戦連続でトップ25入りを果たした。先週の「フライズドットコムオープン」では21...
2013/09/23PGAコラム

敗れたウッズ「非常に満足」と今季を総括

タイガー・ウッズは、今季の自身の戦いぶりに「とても満足」していると話した。 もっとも、満足しない理由はないだろう。 ウッズは今季5度の勝利を収め、今週末には今季の最優秀選手に選ばれる可能性も充分あるのだ。 「いくつかの大会でもっと安定したプレーができていればとも思うが、シーズンを通して勝利を積み重ねることができて、全体としてはとても良いシーズンだった」とウッズは話した。 もっとも、今季最終戦の「ザ・ツアー選手権 presented by コカ・コーラ」では、更なる勝利を加えることはできなかった。最終ラウンドを3アンダー「67」で回り、通算イーブンパーで大会を終えたウッズは、リーダーズボードの下...
2013/09/20PGAコラム

初のイーストレイクGCで輝いたステンソン

ヘンリック・ステンソンが痛めていた左手首は、ザ・ツアー選手権 presented by コカコーラ」第1ラウンドの最中、アイシングと炎症鎮静剤のお陰で、痛みが完全になくなっていた。 前週のBMW選手権最終日に「74」を叩いたフラストレーションもまた、なくなっていた。18番でのティショットを池に打ち込み、ドライバーを壊した怒りもだ。 「今週良いプレーをするために、気持ちの良い状態で臨まなくてはならないことはわかっていたよ」とステンソン。「気付いていた人もいると思うけど、月曜日にシカゴでのプレーを終えたときには全くそうできなかった。上手く切り替えができているね」。 「ドライバーがとても安定した状態...
2013/09/20PGAコラム

バーディなしの「73」で出遅れたウッズ

「ザ・ツアー選手権 presented by コカ・コーラ」初日、タイガー・ウッズが最初のホールで外した6フィートのバーディパットは、ウッズにとって残念な一日の始まりだった。 フェデックスカップランキング1位でプレーオフ最終戦を迎えたウッズは、出場30選手中29位の「73」で初日を終え、首位から9打差と出遅れた。ひとつもバーディを奪えなかったのは、自身のプロキャリアの中でも7回目であり、2010年全米オープン初日以来のことだ。 興味深いことに、今日も含めてウッズが過去に記録したバーディゼロのラウンドのうち3つは、ここイーストレイクでのもの。ウッズはこのコースで過去に2度の優勝、そして4度の2位...
2013/06/09PGAコラム

まさに“ジュースト”フィット!

ジュースト・ルイテン(オランダ)はダイヤモンドカントリークラブでの緊張を克服し、3打差を付けて「ライオネスオープン powered by グリーンフィニティ」の最終ラウンドに突入する。 前日首位だったルイテンは序盤戦、まずは3日目最高スコア「64」を出したトーマス・ビヨーン(デンマーク)に、続いてエドアルド・デ・ラ・リバ(スペイン)に追いつかれた時には焦りを感じたと言う。 確かにトップを争うグループは激しい接戦で、ルイテンをはじめホルヘ・カンピーロ(スペイン)と同組のポール・ウェアリング(イングランド)は3者並んで最終4ホールに挑んだ。 ところがルイテンは最高のタイミングで調子を上げ、15番、...
2013/06/06PGAコラム

P.ミケルソン 今週は「全米オープン」のために

今年最初のメジャー大会となった「マスターズ」で自らのプレーに失望したフィル・ミケルソンは、次に迎えるメジャーの前週は、別の大会に出てプレーすべきだと感じていた。「フェデックス セントジュード クラシック」の開幕を控えた水曜日、ミケルソンは「メンタル面をシャープに準備するために、全米オープンのようなミスをすると取り返しのつかない大会前は、別のツアーに参加して心を研いで準備万端にしておきたいんだ」と、語った。 この大会は、彼にとって2009年以来3度目の出場となる。少なくとも過去に2度出場した時は、TPCサウスウィンドでのプレーが翌週のトーナメントに良い結果をもたらしている。4年前、ミケルソンは最...