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「70」のラウンドを終え練習場に向かったタイガー・ウッズ

全米プロゴルフ選手権2日目を「70」でラウンドした後、タイガー・ウッズは時間を無駄にすることなくインストラクターのショーン・フォーリー氏と共に、オークヒルの練習場へと向かった。

今シーズン最後のメジャー大会を、1オーバーで折り返したウッズ。首位を走るジェイソン・ダフナーには10打差をつけられている。ウッズは2005年のマスターズでは2日目を終えて首位に6打差をつけられていたが、3日目、4日目をそれぞれ「65」「71」で回り、最後はプレーオフでクリス・ディマルコに勝利し優勝した。過去のメジャー大会でウッズが見せた最大の逆転劇だ。

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彼は1999年のビュイックインビテーショナルでも2日目を終えて9打差をつけられていたが、週末の2日間で「62」「65」を記録し、オリン・ブラウンに2打差をつけて優勝した。この大会8度の優勝を誇るウッズにとって、これが自身初勝利だった。

「言うまでもなく、残り2日間でとてもいい記録を出さなければならない」とウッズ。「このコースはとても柔らかく、可能性は大いにある。インプレーを継続して常にホールに近づければ、パットで果敢に攻めることができる」。

ウッズはこの金曜日、7度しかフェアウェイをキープできなかったが、18ホール中13ホールでパーオンした。14番ではドライバーで1オンも、3パットでパーを記録し、1日を象徴するようなプレーを見せた。15番、17番でバーディを記録するも、16番、18番でそれぞれボギーを記録した。

今シーズン通算5勝、先週のWGCブリヂストンインビテーショナルでも圧勝したウッズは、初日にパットを27打要したのに対し、この日は32打。いずれの日も思うようなプレーができなかったと、ウッズは語った。

「周囲はあまり気にしないようにした」とウッズ。「気にしてしまったら、自分のペースも見失ってしまうからね」。

この2日間、ずぶ濡れとなったドナルド・ロスのコースで記録されたスコアを見れば、ウッズも自信を持てるはずだ。ダフナーはメジャー史上26番目のロースコアにあたる「63」を記録し、通算9アンダーで首位を走る。しかし同時に、彼等がまた明日も良いプレーをするチャンスがあることも、ウッズは理解している。

ウッズは今大会、メジャー大会通算15勝目を目指している。前回優勝の2008年全米オープン以降、17大会に出場している。

「やるべきことをやり、良いラウンドを回りたい」とウッズ。「同時に、既に上位とは大きな差がついているので、彼等が明日も良いプレーをするとなると、厳しい戦いになる」。

「とにかく出て行くからには全力を尽くし、60台前半から半ばのスコアで回りたい。何人かの選手が今日やってみせたようにね。14ホールを回って7アンダーだった選手たちが何人かいたんだ。間違いなくできるはずだ」。

情報提供:PGA TOUR

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