2024/02/14ツアーギアトレンド

ジェイソン・デイのNEWボールに入ったマークは何?

クラブ契約フリーになって久しいジェイソン・デイ(オーストラリア)。2024年シーズンを迎え、1月末に行われた米ツアー「ファーマーズインシュランスオープン」でバッグをのぞいてみると、いくつかの変化があった。 ドライバーの「ピン G430 LST」を含め、ウッド3本は替わっていない。2本のフェアウェイウッド(FW)はテーラーメイドで3番に易しい「SIM MAX」、ロフトのある7番に「ステルス」。「FWには易しさが欲しい」という思いが伝わってくる。 アイアンは変化があった。昨年の「AT&Tバイロンネルソン」で復活優勝を遂げた時はテーラーメイド「P7MC」だったが、その翌週から同「P7TW」に、さ...
2024/02/16LIVゴルフ

ミケルソンの手にはピン!? 「G430 LST」に思わず二度見

LIVゴルフリーグを主戦場にするフィル・ミケルソン。開幕戦「マヤコバ」のスタートホールで手に握られていたのは長年に渡ってクラブ契約をしているキャロウェイのドライバーではなく、ピンのドライバー「G430 LST」だった。 ソールはところどころマジックで黒く塗られているが、そのデザインやヘッドの形を見る限りおそらく「LST」。やや小ぶりでディープフェース、その逃げ顔なども含め、“いかにも叩いていけそうな雰囲気”は、まさにミケルソン好みだった。 それにしても、ピンのドライバーとは驚くが、キャロウェイとの契約はどうなっているのか。クラブ契約フリーになったのか。ミケルソンのキャディであり実弟のティム・ミ...
2023/05/25ツアーギアトレンド

フリートウッドの14本スタメン発表 “ドライバー2本”継続

◇米国男子◇チャールズ・シュワブチャンレンジ 事前(24日)◇コロニアルCC(テキサス州◇7209yd(パー70) 風になびく長髪に端正な顔立ち、そしてキレッキレのショットで米国でも人気のトミー・フリートウッド(イングランド)。2020年末にテーラーメイドと正式に契約した32歳のキャディバッグの中身をチェックしよう。 メジャー第2戦「全米プロゴルフ選手権」に出場したフリートウッドは、連戦でテキサスでのPGAツアーに出場する。コロニアルCCはフェアウェイの左右に木々が構えるクラシカルなコース。これまで精度の高いショットがウリの選手たちがチャンピオンになってきた。この春に入れたテーラーメイドのミ...
2023/05/31ツアーギアトレンド

ザンダー・シャウフェレ 悲願のメジャー制覇に向けたシャフトチェンジ

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 事前情報◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7533yd(パー72) 世界ランキング5位のザンダー・シャウフェレがPGAツアーの今季(2022―23年)まだ勝利がないというのがどうにも解せない。4月の「マスターズ」以降、4試合連続でトップ10入りし、「全米プロ」でも最終日に「67」をマークして18位。タイトルにあと一歩届かないが、春の好調ぶりはあるギアのスイッチも関係していそうだ。 キャロウェイのツアーレップ(クラブ担当者)によると、今年初めから使用した1W「パラダイム トリプルダイヤモンド」のシャフトを三菱ケミカルのkailiからディアマナ...
2023/06/01ツアーギアトレンド

アダム・スコットが8年ぶりのボールチェンジ 「プロV1x」へ

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 事前情報◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7533yd(パー72) 今年3月、三浦技研(MIURA GOLF)の公式SNSアカウントに驚きの映像が公開された。アダム・スコット(オーストラリア)が兵庫県内の工場を訪れ、職人たちの輪の中で実際の製造工程を見学。マスターズ王者は、同ブランドのカスタムモデル「THE MIURA AS-1」を「ザ・プレーヤーズ選手権」で披露した。 スペシャルモデルは適度にオフセット(グース)を持たせたマッスルバックモデル。シャフトはトゥルーテンパー「ダイナミックゴールド」X100を選んだ。シンプルかつ重厚感の漂うヘッド...
2023/05/19ツアーギアトレンド

ナイキのアイアンはもはや永久シード? トニー・フィナウ最新14本をCheck it out!

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 事前情報(17日)◇オークヒルCC(ニューヨーク州)◇7394yd(パー70) 4月末に行われた「メキシコオープン」で今季2勝目を挙げたばかりのトニー・フィナウ。今年は12試合に出場して予選落ちもゼロと好調で迎える「全米プロ」を、彼はどのようなクラブで戦っているのか。最新の14本をチェックしてみよう。 ドライバーはピンのひとつ前のモデル「G425 LST」。「G430」のほうが初速は出るけど、G425の高いサウンドを彼は気にいっているんだ」とは、フィナウ担当のツアーレップ(用具担当者)。「彼の持ち球はカットボール。出球がちゃんと左に出るドライバーを好む...
2024/08/11ツアーギアトレンド

原英莉花はドライバーもアイアンもタイトリストへ 新しい「GT2」を投入

◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント◇軽井沢72G北コース(長野)◇6685yd(パー72) 長らくクラブ契約フリーが続く原英莉花。ここ1、2年は、ドライバーはキャロウェイ、アイアンはミズノという印象が強かった。軽井沢で彼女のキャディバッグの中身をのぞいてみると、その14本はガラッと変わっていた。 ドライバーとアイアンはタイトリストに統一。ドライバーは新しい「GTシリーズ」の中で、一番シャロー形状で寛容性の高い「GT2」を選んだ。 「最初に『3』を打たせてもらったのですが、重心距離が短くてドターンってくるなって思って」と独特の表現で解説。原が思うよりフェースの返りが早かったという。...
2024/05/17ツアーギアトレンド

タイガー・ウッズの最新14本をバルハラで激写

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 初日(16日)◇バルハラGC(ケンタッキー州)◇7609yd(パー71) タイガー・ウッズがバルハラに帰ってきた。今から24年前の本大会でのウッズの優勝が記憶に残っているファンの方も多いに違いない。当地を攻略するバッグの中をのぞいてみよう。 直近大会の「マスターズ」から変更点はなし。1W、3Wはテーラーメイドの「Qi10」を投入して久しい。ウッズは昨年末に新しいヘッドをテストし、低スピンモデルの「Qi10 LS」を気に入っていた。スライドウエイトをヒール側にずらし、ドローバイアスのポジションにしている。 シャフトはQi10に替えたタイミングで、ジャステ...
2023/03/29ツアーギアトレンド

金谷拓実の14本は「歴3年以上」のベテラン選手がズラリ

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前(29日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7062yd(パー71) 2月のアジアンツアー「インターナショナルシリーズ オマーン」で優勝した金谷拓実が日本ツアー開幕戦で“凱旋出場”する。キャディバッグの中身をのぞいてみた。 昨年の後半戦からの変更点はなく、1Wはピン「G410 プラス」を継続使用。アマチュア時代に「三井住友VISA太平洋マスターズ」で優勝を飾った4年モノの相棒だが、シャフトのみ「ジ・アッタス」のスペックを7Sから6Xに変更している。「海外に挑戦してから本人の中でスピードを上げたいというのがあって、重さを軽く、フレックスを硬くし...
2024/10/04ツアーギアトレンド

笹生優花の14本 全米女子オープン2勝目は「オーパス」で獲った

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 事前(3日)◇東名CC(静岡)◇6590yd(パー72) 今季初の国内ツアー出場となる笹生優花。キャロウェイの契約選手となって3年目を迎える彼女のバッグの中身を細かくチェックしてみた。 シーズン序盤からウッド系に大きな変更はない。ドライバー「パラダイム Aiスモーク トリプルダイヤモンド」に、長らく使用するイミドアンドサンズの真っ黒なシャフトを差す。やさしさがある「パラダイム AiスモークMAXフェアウェイウッド HL」(16.5度)の3番ウッド、2代目「APEX UW」(19度)と続く。その下は「Ai スモークユーティリティ」5UT(2...
2024/10/28ツアーギアトレンド

初速84m/sを叩き出す“トリプルダイヤS” ミンウ・リーの14本

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70) ドライバーショットのボール初速は「190mph(≒84m/s)は出るよ」というミンウ・リー(オーストラリア)。300ydを優に超える飛距離を武器にツアーを戦う。 驚くべきスピードを叩き出すドライバーは、キャロウェイの2023年モデル「パラダイム トリプルダイヤモンドS」。ツアーバージョンの小ぶりなヘッドで、日本では数量限定で発売された。現代のドライバーとしては慣性モーメントが小さく、ヘッドを積極的に動かしていくリーのスイングにマッチしているようだ。 本人も「かなり気に入っているドライ...
2024/10/31ツアーギアトレンド

渋野日向子最新14本 何じゃこりゃ!新パターのネックに赤い“唐辛子マーク”

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 事前情報(30日)◇瀬田GC 北コース (滋賀)◇6616yd(パー72) 3週ぶりの復帰戦に挑む渋野日向子。練習日にグリーン上で握っていたパターを見ると、約1カ月前に戻していた「シグマ2 アンサー」ではなく、それによく似たインサート違いのプロトタイプだった。「ヘッド長やヘッド幅もシグマ2とほぼ一緒。インサートに溝のないモデルで表面はツルツルしています。(シグマ2に比べると)しっかり目の打感に感じるはず」とは、ピンのツアー担当者。 渋野日向子のグリーン上での希望や悩みをヒアリングし、「見た目は同じでより転がりのいいモデル」とインサート違いの...
2024/03/04優勝セッティング

「愛を感じた」超特注アイアン 幡地隆寛の初Vギア

間違いないだろう。メーカーの厚いサポートを元に勝利をつかんだ幡地。日本のツアーでの初勝利もそう遠くはなさそうだ。(編集部・服部謙二郎) <幡地隆寛のクラブセッティング> ドライバー:タイトリスト
2018/10/26中古ギア情報

賞金トップのセッティングを中古で探してみる

今季未勝利ながら賞金レースをリードしていた今平周吾が「ブリヂストンオープン」で勝利を挙げた。 抜群の安定性は、ドライビングディスタンス30位、FWキープ率27位のドライバーショットと、パーオン率3位、バーディ率1位の精度の高いアイアンショットから生まれるのだろう。では今平の使うクラブをチェックしてみよう。 ドライバーは、契約先の「ヤマハ RMX 116 ドライバー」を使用。最新モデルではないが、重心距離が短く操作性がいい。ヤマハのドライバーはヘッドとシャフトを別々にオーダーできるので、カスタムシャフトの装着率が高いことも魅力のひとつ。中古ショップでも自分好みのシャフトを見つけられる可能性は高い...
2013/01/31中古ギア情報

世界ランク1位のクラブセッティングを検証

世界ランク1位のロリー・マキロイがクラブ契約をタイトリスト(アクシネット)からナイキに変更したと、2013年1月15日に発表があった。その契約金がなんと1年で17億円との噂。なんとも驚くべき金額だが、最近の活躍は素晴らしいものだ。 この絶頂期にクラブ契約を変更するのは賛否両論。というのもクラブの契約変更から、調子を落としていったプレーヤーは少なくないからだ。マキロイは今季初戦で、まさかの予選落ち。クラブには問題がないと本人は言っているそうだが、慣れるまで時間がかかるのも事実。 さて気になる使用クラブだが、ドライバーは2月発売の「VR_S コバート TOUR」。フェアウェイウッドの3、5番は、タ...
2013/06/21中古ギア情報

全米OP覇者がクラブセッティングに一工夫

2013年の全米オープンは、ジャスティン・ローズが粘りきって優勝した。最終日最終組のフィル・ミケルソンは2位に終わり、松山英樹が最終日にベストスコアをマークして10位タイと、来年の出場権を確保した。 さて、優勝したローズは、全米オープンに向けてアイアンを工夫をしてきた。3番から6番までキャビティの「テーラーメイド ロケットブレイズツアー」7番からPWまでマッスルバックの「テーラーメイド TOUR PREFERRED MB」と2つのモデルのアイアンを組み合わせて使っている(※コンボ化)。ロング、ミドルアイアンはやさしくボールを上げて、ショートアイアンは操作性を重視したかったのだろう。 アイアンが...
2013/11/29中古ギア情報

ミヤザキ大好き!ルーク・ドナルドのクラブセッティングに迫る

宮崎県にあるフェニックスカントリークラブで行われた「ダンロップフェニックストーナメント」は、ルーク・ドナルドが圧巻の強さで連覇を達成した。どこからでも入れてくるパター、ピンを刺すアイアンショット、そして曲がらず飛距離の出るドライバーと、世界のレベルの高さを見せつけたルーク・ドナルド。 使用しているアイアンは、ルーク・ドナルドモデルとも言える「ミズノ MP-64 アイアン」を今年も使っている。ちなみにドライバーは「テーラーメイド SLDR ドライバー」を使用しているようだ。ちなみに長さは43.5インチと短めの設定。43.5インチと言えば、スプーン並の長さでかなり短い。毎回安定した飛距離が出て曲が...