2000/08/11国内女子

福嶋イーブン。首位は平形ひろみ

プロ10年目の平形ひろみが67をマーク。2位に2打差をつけて飛び出した。続くのは3アンダーの金萬壽・金沢鈴華・田尻美香。アマチュアの東妻 茜が2アンダー5位タイといい位置からスタートしている。先週調子のいいゴルフを見せた福嶋晃子は肥後かおり、塩谷育代らと共に、イーブンパー21位からとまずまず。今大会で過去に2勝をあげている入江由香は6オーバー99位と大きく出遅れた。 アウトからスタートした平形ひろみは1イーグル、4バーディ、1ボギー。上がりホールでは残りの128Yを9番アイアンでイーグルとし、気持ちの良く終われた。「18番はティショットもセカンドも今日の中で最高でした。スウィングを変えて5年く...
2000/07/30国内女子

中野崩れ、元載淑3年ぶりの勝利

出だし2番から3連続バーディと先制した韓国の元載淑(ウォン ジェスク)がホールインワンも決め、上がり3ホールを3連続ボギーとしながらも首位を守り抜き、ツアー6勝目。97年のカトキチ以来3年ぶりの優勝をかざった。福嶋晃子も終盤追い込んだが1打及ばず。首位でスタートしたディフェンディングチャンピオン中野晶はインに入ってから音をたてて崩れ、11番で致命的なダブルパー、15番をボギー、そして17番はダブルボギーのトータル79。 元載淑は激しいラウンドだった。5バーディ、7ボギー、そしてホールインワン。終わってみれば福嶋晃子に1打の差で切り抜けていた。「何か嬉しいですけど、まだ何がなんだかわからない感...
2000/07/29国内女子

中野、元載淑、福嶋の3人勝負に

初日の首位中野晶、同じく2位だった福嶋晃子に加えて元載淑も上がって来た。70プレーでトータル5アンダー。中野、元、福嶋の3人がトップ集団を形作り、順当なら明日はこの3人の勝負となる。 中野晶は10番11番をバーディとして一時は7アンダーまで伸びた。しかし15番パー3を3パットのボギー。下位に大きな差をつけることができなかった。 「3つくらい伸ばしたかったけど。全体にショットがイマイチ。パッティングもショートが多い。ラインに迷っているわけではないんですが、こうして打とうと集中しきれていない。とりえあず30センチ、50センチカップを通り過ぎさせないと・・明日は強気で打つつもりです」 福嶋晃子...
2000/07/28国内女子

中野、福嶋の強力コンビが上位に

初日は雷のため、一時中断もあったが、無事全員がホールアウトした。歴代の勝者が上位に名を連ねている。トップにはディフェンディングチャンピオンの中野 晶。67をマークして単独リーダーとなった。4アンダー2位には那須小川で勝ち星をあげてアメリカに旅立った福嶋晃子。一昨年のチャンピオンだが、久しぶりの国内参戦。3位には城戸富貴・元載淑。日本女子オープンで初のメジャータイトルを獲得した肥後かおりは2アンダー5位につけている。 6バーディ、1ボギーの中野晶は67を出したものの、自分では納得できないでいる。「パターは合っているというわけではない。打ち切れていないけど、入ってくれたという感じ。ショットも悪いで...
2000/07/23国内女子

混戦抜け出して島袋美幸がV

大混戦を抜け出したのは島袋美幸だった。スコアを一つ伸ばしてのトータル9アンダー。同じ抜け出し組の山田かよに追いついてプレーオフにもつれこんだが、こういう展開になるとやはりベテランの味で島袋のV。1ホール目で決着をつけた。島袋はこれでツアー3勝目。93年のリゾートトラスト以来、7年ぶりの勝利となった。 安井純子とプロ入りも同期で仲がいい。去年はその安井とプレーオフ死闘を演じた末に敗退。今年は先週の東洋水産でまたまたその安井が勝利をあげた。こうなると私だって、と思わないはずがない。だから勝てるというわけでもあるまいが、符丁を併せたような仲良コンビの連続優勝となった。 最終日の島袋美幸は出だしから...
2000/07/22国内女子

首位に5人。新旧の大激戦

地球の裏側スコットランドでもそうだが、ここ御殿場での女子ツアーも激しい展開になってきた。初日の首位 高村亜紀、山田かよはどちらも4バーディ、1ボギーのプレーで8アンダー。しかしベテラン大城あかね、島袋美幸、賞金女王路線を走る若手 不動裕理。こちらもバーディを取りまくってやはり8アンダー。首位タイに5人が並んでしまった。 もちろん明日の優勝争いの権利をもっているのはこの5人だけではなく、7アンダー、6アンダーまで入れるとなんと9人。実際には14位タイグループあたりまでは十分可能性がありそうだ。派手な試合になってしまった。 進行が遅かった。背中痛みに不安をかかえている高村亜紀は「詰まっていて集中...
2000/07/21国内女子

高村亜紀・山田かよが飛び出した

外国からの選手が多数参加する住友VISA太平洋クラブレディース。今年はダイジェストカレンダーモデルでもお馴染みのV.ゲッツも出場している。初日に67をマークして首位発進したのは、高村亜紀と山田かよだ。続く4アンダー3位には木村敏美、城戸富貴ら6人。不動裕理は3アンダー9位といい位置につけている。 7バーディ、2ボギーとした高村亜紀はアウトからのスタート。出だしをバーディとしたが、6番ホールまではバーディと交互でボギーに付きまとわれた。が、8番の後はボギーなし。先週、先々週を肩や腰などの痛みが取れず連続で棄権たが、今日はそれほど暑くもなく体力的には楽に回れたようだ。 月曜日に整体に行った。「『冷...
2000/07/16国内女子

それでも4打差。安井純子余裕のV

スタート時点で10打差。楽で楽で仕方ないように傍からは見えるが、おそらく安井純子当人は決してラクではなかったらしい。終わってみれば4打差。4打差もある、というべきか、4打しかなくなったというべきか。 「スコア以上に疲れました・・」というのが優勝のコメントだった。「(バーディ、ボギー、バーディときて)5番でダボ。昨日までみたいなラウンドはないなと思ったけど、でもイーブンでも回りたいは思ってました。10ストロークもあったんで、優勝そのものよりスコアの方が気になって・・」 結局2バーディ、2ボギー、1ダボ。「ダラダラしたスコアを出してしまった。優勝は嬉しいけど、反省材料です」 8番ホール時点で雨のた...
2000/07/15国内女子

まるでウッズ! 安井純子がブッちぎり

2日目はなんとまぁ・・という展開になった。首位66で首位の安井純子が、2日目は更に上を行く64! これでは追いかけられる選手はいない。66+64=130は36ホールの最小ストロークタイ記録になる。 安井純子は1番でピン下につけてバーディ。2番3番4番とおとなしくしていたが、5番では「風の読み違え」でボギー。ここまでは普通の展開だった。しかし続く6番(314ヤード)のセカンドをダイレクトに放りこみ、7番8番9番10番と続けざまにバーディ。10番は6メートル弱が入った。そして16番18番もダメ押しバーディ。結局7バーディ、1イーグル、1ボギー。 「6番のイーグルで楽になったというか、自分の思うよう...
2000/07/14国内女子

初日はベテラン勢力が上位

ブランクの後の、久しぶり女子ツアー。初日はベテラン安井純子が66と飛び抜けたゴルフを展開した。塩谷育代も3アンダーと好スタートだ。 安井純子は3番から4連続バーディ。12番でも取り、16番ロングは3番ウッドで乗せてイーグル。しかし「コースレコードまでは意識していなかったが、でもパーは取りたかった・・」という18番で初めてのボギー。トータル66。 「優勝が欲しいのはヤマヤマですけど、なかなか。落ち着いた自分のゴルフができるかどうか・・」 塩谷育代は6バーディとずいぶん入れたが、ボギーも3ホール。「ドライバーの当たり外れが多い。当たったときはいいんですが・・。自分の思ったゴルフがまだできたり、でき...
2000/06/25日本女子オープンゴルフ選手権競技

肥後かおり、涙の逃げきり勝利

試合がもつれた。すんなり逃げきる予定の肥後かおりがボギー連発。唯一15番で貴重なバーディを取ったが、前を行く米山みどりに並ばれてしまう展開となった。しかし米山が最終ホールのパーセーブに失敗し、1打のアドバンテージを得た肥後が18番を死ぬ思いでパー。苦しい逃げきりで念願の女子オープンタイトルを獲得した。「ふがいなく、情けないラウンド」を切り抜けた肥後の目には、後から後から涙があふれ出て止まらなかった。 最終日の今日、肥後の練習場でのショットは良かった。それなのに試合中のショットはまったく違う。攻めなければならないのに、攻められない。「同じショットができないというか、練習場では絶対出ないようなボ...
2000/06/23日本女子オープンゴルフ選手権競技

アンダーパーは、肥後かおりのみ

2日目を終了した時点でアンダーパーは肥後かおりだけとなってしまった。後続に2打差をつけての単独首位。2位には1オーバーの土屋陽子。前日首位スタートの芳賀ゆきよは76としたが、金萬壽と共に3位タイに踏みとどまった。初日6オーバー63位の那須美根子は、2アンダー70のプレーで5位タイまで浮上してきた。 6バーディ、4ボギー、70とした肥後かおり。昨年は2週連続優勝を決めて日本女子オープンに突入した。しかし今年は先の2週は連続予選落ちだったため、取合えず予選通過という気持ちで臨んでいる。「最近、パターが病気じゃないかというくらい悪かったんです」 昔はパットでもたせていた部分が大きく、ほとんど練習をし...
2000/06/22日本女子オープンゴルフ選手権競技

藤井かすみ・芳賀ゆきよが70で首位タイ

2000年最初の女子メジャーが開幕した。今季からは、研修生らプロを目指すものに対して門戸が開かれた。昨年の最終プロテスト受験者にも予選会からの出場資格を与え、片山晋呉の妹・真理ら12人が通過し女子プロゴルファー日本一決定戦に参戦する。 初日首位としたのは、芳賀ゆきよ・藤井かすみの2人。アンダーで回ったのは3人だけだったが、1アンダー3位にはアマチュアながら古閑美保が健闘を見せている。森まゆみ・久保樹乃・中島千尋・島袋美幸が4位に並んだ。中野晶と出場3連勝を狙う不動裕理は1オーバー8位とまずまずのスタート。 「今日はショットが良くて、バーディチャンスが結構ありました」と藤井かすみ。ティショットの...
2000/06/18国内女子

強い! 逆転は不動裕理

「イメージが作れない」と前日も語っていた米山みどり。やはりまだ本調子ではなかったのだろう。肝心のところでスコアを伸ばすことができなかった。それでも最終日の73というスコアは金萬壽や黄玉珍、高村亜紀だけが相手なら十分優勝に値したのだが。 3打差のビハインドをひっくり返して逆転したのは定番の不動裕理。ひたひたと前半で追いつき、そしてシーソーゲームの末に最終ホールのボギー・バーディで抜き去った。強い! これで不動は今季堂々の3勝目。賞金額も4800万円と、この時期にしてはしっかり稼ぎこみ、どんどん賞金女王の座を明瞭にしてきた。もう不動と言ってもいいかもしれない。 「3打差あったので今週は諦めていた...
2000/06/17国内女子

米山みどり、首位に並んで国際(?)対決

前日4位グループの米山みどりがスコアを伸ばして首位にならんだ。ダントツ首位だった金萬壽は75と崩しながら、しかし首位タイをキープ。トップ5は韓国、台湾、日本と国際試合(?)のような雰囲気になってしまった。 米山みどりは8番でまずボギー。「ドライバーが7番ホールから最後までドロップボールになっしまった。でも逆に、曲がらないのでよかったとも言えましたね」 10番で4メートルを入れ、11番もバーディ。14番ロングは5メートルが入ってバーディ。これで貯金を2つ増やした。 現在、ショットを改造中という。 「ショットはずーっと悪いです。アドレスしてもラインのイメージが出ない。昨日の1アンダーもびっく...
2000/06/16国内女子

いきなり4打差、金萬壽トップ

2年目となるアピタ・サークルK・サンクス レディス。初日から66をマークして、単独首位に立ったのは韓国の金萬壽。2位には、河野ハルミ・黄玉珍が2アンダーでつけている。2位と一打差4位に不動裕理・米山みどりを含む7人が並んだ。先週優勝の中野 晶は1オーバー17位タイとまずまずの位置。 6バーディ、ボギーなしで66をマークした金萬壽は先週休みを取り、リフレッシュして今大会に臨んだ。「久しぶりの休みでした。今日はショットはまあまあだったんですが、リズムが良かった」 66はトーナメントで、自身初めて。「芝目が読みにくくて難しかった」というものの、自分の読んだ通りに打てて行くことができた結果、後半は9パ...
2001/08/05国内女子

不動裕理の逃げ切り。開幕以来のシーズン2勝目

ヴァーナルオープン最終日。前日奪った4ストロークのリードは大きかった。10アンダーでスタートした不動は、2番、4番ホールでバーディを奪い12アンダーまで伸ばした。しかし、5番でボギーを叩くと8番パー5ではティショットを左へOBでダブルボギー。 「8番でダボはあまりショックではなかったですね。『やっちゃった』っていう感じ」 しかし、さすがは昨年の賞金女王。その後はパーを積み重ね、崩れることはなかった。9アンダーと1つスコアを落としたが、2位3打差で開幕戦以来のシーズン2勝目をあげた。優勝賞金1440万円を獲得し、ランキングでトップに踊り出た。 「久しぶりなんで、ずっと朝から1日緊張してました。そ...
2001/08/04国内女子

5連続バーディで不動裕理が10アンダーの単独首位

ヴァーナルオープン2日目。昨年の賞金女王不動裕理がスコアを大きく伸ばした。4アンダーの4位からスタートした不動は、前半4番ホールでバーディを奪った。そして折り返しの10番パー5でピン横1メートルのバーディパットを沈めると、快進撃が始まった。 「今日は早いうちにバーディを取ることができたので気軽にプレーすることができました。このコースはセカンドを短いクラブで打つことができるので、ピンを狙いやすいコースですね」 10番に続き11番パー3でもバーディを奪い、その後の12番から14番までピンに絡むショットを連発。5連続バーディを奪い10アンダーで一気に首位に踊り出た。 「5連続バーディは多分初めて。こ...
2001/08/03国内女子

大塚有理子が6アンダーで単独トップ、東尾理子は自己ベストをマークした

千葉県のザ・プリビレッジゴルフクラブでヴァーナルオープンが開幕した。この大会は女子ツアーの中では高額のトーナメントで各選手いつも以上に気合が入っている。そのせいか、初日から好スコアが続出、レベルの高い試合が展開されそうだ。 初日首位に立ったのはプロ入り3年目の大塚有理子。7バーディ、1ボギーの6アンダーで今季の自己ベストをマークした。「今日はドライバーがほとんどフェアウェイに行ってくれたし、セカンドの距離感も大体合って短いミドルではみな近いバーディチャンスになってくれました。ラフが今週はあまり長くないので、ドライバーをある程度のところに打てたら、あとはアイアンがピンに絡むかどうか。あとはパター...
2001/07/29国内女子

新人の呂が3試合目の挑戦でツアー初優勝を果たした

ゴルフ5レディス最終日。初日、2日目と首位を守り続けた金愛淑が79とスコアを崩し、優勝争いは終盤までもつれた。1アンダー4位からスタートした大場美智恵が、13番ホールで2アンダーにし混戦から抜け出した。そして15番パー3でもピンをかすめる、あわやホールインワンかと思われるショットでバーディを奪い3アンダーまで伸ばした。しかし、終盤の難ホールでハマってしまった。 「17番はセカンドでミス。18番は右ラフに入れてしまった。18番は3日間とも同じところに入れてしまった。悔しいというか・・・何年か前にこの18番で左に曲げた苦い思い出があって、なかなか振り切れなかった。」この2ホールを連続ボギーで1アン...