2000/05/04国内女子

新井敬子が首位。ウェブは3位タイ

初日をリードしたのは、3アンダー新井敬子。トータル2位には那須美根子。K.ウェブ、岡本綾子、吉川なよ子ら6人が3位に並んでいる。 アマチュアの成田いづみが米山みどりらと共に1オーバー15位タイと頑張りをみせている。韓国のスパースター、朴セリは2オーバー25位タイ。今季まだ、上位争いに顔を出していない村口史子は5オーバー72位からのスタートとした。東尾理子は37位タイからのまずまずの発進。 5バーディ、4ボギーとしたK.ウェブは「グリーンが早くて難しかったので、手前につけなくてはと思ったのがショートしてしまう結果に・・・。でも風が吹いているわりには満足のいくスコアだった」 今日の午後スタートの選...
2000/04/30国内女子

曽秀鳳、3年ぶり通算4勝目

前日2オーバー11位からスタートした曽秀鳳が7バーディ、1ボギーの66をマークして今大会を制した。初日からトップを守っていた木村敏美は今日73とし、トータル3アンダー2位とした。 「優勝は全然意識していなかったのに。今年はまだベスト10入りがなかったので、取りあえず10位以内に入りたいと思ってプレーしていました」と、優勝した曽秀鳳。昨年は8月までの賞金が500万円ほど。今年は開幕5戦目、早めのVで一安心できた。 今日の内容は7バーディ、1ボギー。「ショットもパターも良かった」 原因は再春館レディスでの「ト阿玉さんのスウィングが右の肩を中に入れているのを見ていて自分なりに考えて変えてみたんです。...
2000/04/29国内女子

木村敏美、4アンダー単独首位

カトキチクイーンズ2日目。前日首位からスタートした木村敏美が4アンダーで単独の首位。同じく首位スタートだった武田久子は今日の3オーバーで4位に後退した。69をマークした中野晶が2位。3位に大場美智恵。初日8オーバー88位だった岡本綾子は69をマークして一気に34位まで順位を上げてきた。 「今日はパターに救われました」とは木村敏美。ショットの調子がいまいちだという。体調もよくない。ラウンド中、前の組みが詰まってゆっくりしたペースに助けられた。「アイアンが悪かったから大変でした。でもティショットはいいのにねぇ」 それでも昨日と同じくボギーの次に確実にバーディを決めるプレーで、3バーディ、2ボギーと...
2000/04/28国内女子

木村・武田がトップタイ

JLPGAツアー第5戦目となるカトキチクイーンズ。首位は木村敏美と武田久子の中堅組み。アンダーパーが少ない中、後続に2打差をつけてのいいスタートを切れた。3位には1アンダー入江由香。服部道子・中野晶・鬼沢信子ら5人は4位グループ。 今日の風はよく向きを変えて、選手達を悩ませた。「アゲンストだと思ったらフォローになったり。難しかったです」とは木村敏美だ。それでも、4バーディ、1ボギーとしたが、実は風邪気味。「体調が万全でなかったので、無理しないように心掛けていたのがよかったのかな」 かえって力まなかったのが良いほうへ転んだ。 今年からボールとドライバーを変えている。ボールにはだいぶなれてきた。ド...
2000/04/23国内女子

福嶋晃子、逃げきってV

お隣りの茨城ではキリンオープンが中断したが、ここ那須小川でも雷雨のため約1時間の中断となった。この中休みが「かえって良かった。リズムが悪かったので、休憩がもらえるんだなという感じでした」という福嶋晃子。2バーディ2ボギーのイーブンにまとめて堂々の逃げきり。 福嶋晃子は2番でセカンドをぴったり付けてバーディ先行。4番で1メートル半を外すボギーもあったが、5番ではあわやOBになりそうなボールがセーフ。「昨日からツイてます。常にツイてる。何があってもツイてると思ってました」 米ツアーではたった1ストローク落としても順位が大きく下がる。「一つでも落とせないという気持ちがあります。アメリカではスコアを伸...
2000/04/22国内女子

福嶋晃子、猛チャージで一気に首位

こんなに明るい表情の福嶋晃子を見るのも久しぶりなような気がする。3番のイーグルをきっかけに、何をやっても好結果の7バーディ。63をマークして圏外の23位から一気に単独首位に上がった。中野晶の好ゴルフもかすんでしまうような展開だった。明日最終日もアッコの笑顔を見ることができるか。 福嶋晃子は「明日はOB 3つまでいい。とにかく振ってこい」と父に言われてきたという。ミスを怖がらず、思い切り振ることができた。 3番ロングもドライバーを使った。セカンドは3アイアンでわずかに乗らず。しかしカラーからきれいに決まってのイーグルだった。「ついてるな」と思った。 あとは8番から3連続バーディ。13番も1メート...
2000/04/21国内女子

ベテラン安井純子リード。2位に藤井かすみ。

昨年の大会は、悪天候のため36ホールに短縮。若手が脱落していく中、ベテラン具玉姫が勝利をおさめた。今年の那須小川レディスもまた、初日から雨にたたられた。 初日首位に立ったのは、安井純子。昨年廣済堂レディスで復活劇を遂げた大ベテランだ。しかし昨年は予選落ちを喫したこのコース。今日は7バーディ、1ボギーの66をマークした。5アンダー藤井かすみが追走。3位には大城あかね・中野晶ら4人が2打差の位置につけている。 「ドライバー、アイアンがスタンスしたところに振れたおかげ」とショットが好調の安井純子。先週は風邪のため1R終了後に棄権した。それから4日間点滴を打ってもらっていたというが、プロ生活初めてのこ...
2000/04/16国内女子

米山みどり、危なげなくツアー2勝目

最終日も全体にスコアは伸び悩んだ。追走グールプに3打差をつけてスタートした米山みどりが危なげなく36-36のパープレー。2位黄玉珍をかっちり3ストローク離してのホールアウト。去年のフジサンケイに続くツアー2勝目をあげた。決して万全とはいえないショットだったが、それなりにまとめる力はさすが米山。今年の目玉になりそうな予感すらする。 米山みどりは5番でバーディ先行。9番、13番をボギーにしてしまったが16番でイーブンに戻してほぼ勝利を確定。17番のボギーにも動じることなく18番はグリーン外から放りこんでおまけのバーディとした。 「ショットは悪かったんですが、インに入って1打差に詰められてからはフッ...
2000/04/15国内女子

実力・米山みどりが首位に浮上

主催者発表の気温は15.4度。風が少し吹きスコアが伸び悩む2日目。後退する上位陣の中で踏みとどまった李五順、逆に1ストローク伸ばした米山みどりの2人が集団を抜け出して首位に並んだ。小林浩美、福嶋晃子のLPGA選手はスコアこそ落としたが順位は現状維持。明日の最終日にかける。 米山みどりは「迷いながらのラウンド」だったという。「1ショット1ショット、迷いと戦ってます。スタートしてすぐの2番でボギーだったんで波に乗りにくい感じでした。思ったよりもボールが右に行ってしまう。ピンが左に切ってあるのに、右に外してしまう・・」 7番で1メートルが入った。8番はヒッカケて10メートルも残してしまったが、大きく...
2000/04/14国内女子

充実(?)の上位陣。今週は激しいぞ

薄曇りの熊本で行われている再春館レディース。今年のネーミングは「火の国」、最終日まで熱い戦いを期待したい。初日にリードを見せたのは台湾の大器、黄玉珍。33・34の67をマークして単独首位に立った。4アンダーの李五順が2位につけている。日本勢も上位をしっかりと狙っている。首位と2打差に、実力の若手米山みどり。4位グループには、アメリカ帰りの福嶋晃子・小林浩美ら3人。 先週は距離感が合わなかったが、今週はピタリと合うようになった黄玉珍は7バーディ、2ボギーとした。「ショットが良かった。クラブはもう大丈夫」ダイキンオーキッドから替えたクラブがだんだん慣れてきた様子だ。この時期、普段は苦しめられる花粉...
2000/04/09国内女子

西田智慧子、6年ぶりのツアーV

快晴微風の最終日。しかし、もつれてしまった。ツアー2勝は目前かと思われた不動裕理がアウトでズルズル4ボギーと後退。一方初日の首位からいったん引いていた西田智慧子は序盤たたみかけてトーナメントリーダーに上がった。ここに久々のト阿玉、また10番13番と盛り返した不動がからんで激しい首位の奪い合いとなったが、しかし先にイーブンでホールアウトした西田に対して終盤ボギーの不動、ト阿玉は及ばず。西田は93年のサタケジャパン以来の6年ぶり、ツアー6勝目をかざった。実力はだれからも認められていた。しかしこの数年は眼前のチャンスを逸して2位に泣くことが多かった。ようやくのツアー優勝だ。 西田智慧子は後ろから2組...
2000/09/02国内女子

抜け出して平瀬真由美が単独リード

中野晶、平瀬真由美、不動裕理の初日トロイカは崩れて平瀬真由美一人が首位に立った。この日も3アンダーマークで6アンダー。 中野晶はスコアが伸ばせず。不動裕理は2打後退。代わって橋本愛子が67でホールアウトして単独2位に浮上してきた。福嶋晃子は調子が出ず73プレーの8位へ。 平瀬真由美はボギーなしのラウンド。もし勝てば去年のエリエール以来の勝利となる。「2位とすごく離れているわけではない。追いかける方もいい追いかけ方ができるんじゃないでしょうか。60台のスコアが簡単にでるんで、安心していられません。ボギーを叩いてもいいからバーディをたくさん取りたい」 「結婚してからの初勝利ということは特に意...
2000/08/27国内女子

小野香子、伸ばしてツアー2勝目

出だし早々の2番でボギーとした小野香子。たちまち村口史子に並ばれてしまったが、4番以降ぱったりバーディの来ない村口に対して、ボギーもダボも出したがバーディも6ホール、積極的なゴルフの小野の方がまさった。前日のコメント通りひたむきでガムシャラなプレーが2年ぶりの嬉しい勝利を呼び込んだ形だ。 最終日の小野香子は6バーディ、2ボギー、1ダボ。「6番7番の連続バーディで、もしかしたら今日、頑張れるかもしれない・・と思いました。14番(パー3)のOBは、もうダメかとも思いました・・」 14番では風を読み違え、ティショットに7Wを使ってOB。しかし半分諦めかけた16番パー3では村口がバンカー。このチャ...
2000/08/26国内女子

小野香子 首位浮上。村口・米山が追走

村口史子は手堅く伸ばして2位をキープ。春先の再春館以来、決して悪くはないのだが3勝目がこない米山みどりも3位に浮上。そしてトップに立ったのはこれも久しぶりの小野香子だ。一昨年の初勝利からなかなかチャンスに恵まれなかった小野だが、ようやくの機会到来。 小野香子は6バーディ、1ボギー。いいスコアが出た。「キャディさんがすごくライン読むのが上手で、私のタッチと合った。今日はほんとにパットのおかげです」 先々週、NEC軽井沢の練習ラウンドで岡本綾子と一緒にプレーした。「いろんアドバイスを受けました。それを練習していきたいと思ってます」 岡本綾子のリズムは練習ラウンドでも試合でもまったく変わらなか...
2000/08/25国内女子

首位 金愛淑。村口史子が好位置

昨年は産休直前の野呂奈津子が逃げ切り優勝を飾ったヨネックスレディス。今年は韓国の金愛淑が5アンダーで単独トップに立ったが、後続にはコースとの相性がいい村口史子がぴったりとつけている。昨年の初日もトップでスタートを切っていた。(結果は4位)3アンダー3位には中野晶・那須美根子・大城あかねら10人。 インからスタートした金愛淑は67をマーク。12、14番をバーディとして調子を出し17、1番ホールでは残りの6メートルをうまく読んできっちりとバーディ。今日は6バーディ、1ボギーで、満足の行く内容だった。 「暑かったので、あまり考えないようにプレーしたのが返って良かったのかもしれません」 このコース...
2000/08/20国内女子

プレーオフ制して安井純子 今季2勝

首位でスタートのと安井純子がボギー先行で伸び悩み、4アンダーまで後退。「女子オープン2位の惨めさを晴らしたい」と5アンダーまで伸ばした那須美根子は、しかし17番ボギーで沈没。二人のプレーオフはベテラン安井の掌中に帰した。安井純子は7月の東洋水産に続く今季2勝目。 「最終日はビシッとしよう!」と安井純子は考えていたという。「リズムが思った通りにならない。弾道も低くなったり、高くなったり。後半になってからは自分のリズムだけ考えてプレーしてたんですけど」 アウトは1バーディ、3ボギー。インに入ってからはボギーも止まったが、バーディも出なくなった。結局は1打上をいっていた那須美根子が一人芝居を演じ...
2000/08/19国内女子

上位後退。安井純子が単独首位へ浮上

女子ツアーではは珍しくないパターンだが、初日とはすっかり入れ変わり、貯金は帳消し、カードをシャッフルしたような上位の顔ぶれとなった。一気に首位に浮上したのはベテランと安井純子。インに入ってからバーディラッシュに突入し、9ホール中5ホールでバーディ。36-31、トータル6アンダーと単独首位に立った。7月の東洋水産に続く今季2勝目をうかがう。 2位に上がってきたのは懐かしの原田香里。またこのところお馴染みになった那須美根子も4アンダー69のプレーでトータルも4アンダー。2位タイに並んでいる。初日首位の袋井理代はまだイーブンプレーで頑張っているが、服部道子は13位グループへ、また不動裕理も11位タ...
2000/08/18国内女子

久々、服部道子が首位スタート

今週も国内競技は女子のみ。初日は雨で出来た水溜りが引かずに1時53分から2時42分までの一時中断があった。首位に立ったのは3アンダーの服部道子と袋井理代。1打差2位には小野香子・兵頭慧美・金愛淑の3人が並んでいる。先週の軽井沢NECで今季4勝目をあげた、注目株の不動裕理は塩谷育代・安井純子らベテランと6位タイとし、いい位置を確保している。 最近は上位に顔出しすることがなかった服部道子。3番ホールのアプローチが寄らずに3パットしてダボが先行したが、中断のおかげで流れを変えることに成功した。「ずっと調子が良くなかったんです。バタバタしているところに中断で一息入れられたので良かったですよ」 9番で今...
2000/08/13国内女子

強い!不動裕理、今季4勝目

やはりというべきだろうか。8年ぶりのツアー優勝を目指した平形ひろみは終盤15番からガラガラと崩れてしまった。この2日間の好プレーが信じられないような3連続ボギー。「ドレスアップ」をするつもりは無かっただろうが、しかし目標とした「普段着のラウンド」はできなかった。 首位が崩れたため、結果的に生き残ったのが不動裕理、そして天沼知恵子。一時は7アンダーまで伸ばした25歳の天沼も攻勢が終盤ピタリと止まり、15番、16番と連続ボギー。不動もまた15番で貯金をひとつ減らしての5アンダー。不動・天沼のプレーオフにもつれたが、こうなると実績と自信の不動裕理が圧倒的に強かった。結果論だが15番以降ボギー1つの...
2000/08/12国内女子

平形 首位キープ。具玉姫が肉薄中

風も穏やか、暑さもしのぎ易い2日目。プロ10年目、92年のKOSE JUNONオープンに続く2回目の勝利を目指して平形ひろみが頑張っている。ボギーなしの3バーディで貯金を増やし、トータル8アンダー。しかし怖い具玉姫がひたひたと迫っている。具はアウトは3連続バーディを含む32。インに入ってから追い足が止まったが、それでも首位に2打差の6アンダーだ。賞金女王路線に乗っている不動裕理もこの日3アンダープレーで3位タイにつけた。塩谷育代も好位置。 平形ひろみはノーボギー、3バーディ。「テレビのインタビューで言われて、ああノーボギーだったんだと気付いたくらい。あまり意識していませんでした。久しぶりの最...