1999/06/19国内男子

金鍾徳独走。3打差で谷口、奥田

韓国選手は崔京周がデビューしてから相乗効果が出てきたような印象がある。先輩格の金鍾徳、そして後輩 崔京周。一緒に練習し、お互い刺激しあいながらツアーを戦っている。 荒天のため一時中断もあった3日目。その金鍾徳が伸ばした。アウトをボギーなしの4バーディ。インは2バーディ、2ボギー。谷口徹、奥田靖己もそれなりのラウンドではあったが追いつけず差が開いてしまった。 「雨は相性がいい」と金鍾徳は言う。「今年勝った静岡オープンも雨。去年のこの大会も雨。2位だったけどね。このコースのアップダウンも韓国で慣れてるから気にならない。明日も雨がふるよ。大丈夫」 去年の2位というのは記憶違い。実際は7位だった。しか...
1999/06/18国内男子

2日目は韓国・豪州勢首位。

小雨の降るこの季節にしては寒い日となったスーパーマリオよみうりオープン2日目。トップに並ぶのは10アンダーS.ジンと金鍾徳。台湾と韓国が入替わったものの首位に立ったのはやはり外国勢。2打差をつけられた2位グループは谷口徹・飯合肇・奥田靖己。前日首位スタートの林根基は7アンダー6位に後退した。 「今日の天気ではこのスコアで満足」とはS.ジン。「長いバーディパットがはいったので、ショットがよくない分救われた」15番ホールは12メートルのパットを沈めた。連続して16番もバーディとし、結果5バーディ、1ボギーで3つ伸ばした。 金鍾徳は7バーディ、ボギーなし。「昨日はミスが多くて寄らなかったが、今日は思...
1999/06/17国内男子

林根基が7アンダー。磯貝洋光は82

スーパーマリオよみうりオープン初日は外国人勢にリードを取られた。トップは7アンダー台湾出身の林根基。2位にはオーストラリアのスチュワート・ジン。追いかけるのはトップと2打差の奥田靖己。 「今日は全部良かった」とは、7バーディ、ボギーなしとした林根基。「インは風が強くて難しかった」というもののインからのスタートで前半だけで11番から連続バーディ、16番からの3連続バーディを沈めた。今日は7つ稼いだが、他にも3つほど、バーディチャンスがあったという。 この競技、米国ツアーに参戦していた若手たちが久しぶりに日本に戻り参戦している。今季すでに2勝挙げている尾崎直道は、2アンダー12位とした。田中秀道・...
1999/06/06国内男子

片山晋呉「予感」的中のツアー2勝目

片山晋呉が追い込んだ。桧垣繁正もスコアを伸ばした。他をよせつけない「ゾーン」にはまりこんでしまった若い2人が、一歩も譲らぬまま勝負はプレーオフにもつれこんだ。決着がついたのはプレーオフ3ホール目。片山晋呉が昨日の「予感」どおり、因縁を感じさせるツアー2勝目をあげた。 いい試合だった。マッチレース展開の終盤16番では片山が右ラフに曲げ、横に出すだけ。しかし3オンの長いパットを沈めてのパーセーブ。桧垣もこの16番を難しい奥の左足下がりのバンカーに入れたが素晴らしいショットで寄せてのパー。美技の応酬と言っていいような運びだった。 実は18番のバーディを外してOKパットに残したとき、片山晋呉は1打リー...
1999/06/05国内男子

バーディ・サタデー。首位は手島多一

昨日は63のコースレコードタイが2つも出たと思ったら、今日は62。バーディ、イーグルは当たり前という激動の3日目になった。トータルでオーバーパーの選手はわずか7人という結果だ。こんな日にしてはごく平凡な(?)65をマークした手島多一が15アンダー首位。これも65の桧垣繁正が14アンダー2位。前日の首位グループ片山晋呉、原田三夫は波にのれず順位を下げる結果となった。 ドライバーが飛ぶようになったという手島多一。ふだんは強引に攻めないようにと心がけているのだが、今日はアウトで4バーディとれた。「朝のうちにスコアが伸びたので、これは攻めないといけない・・。それが割にうまくいったみたいでノーボギーに繋...
1999/06/04国内男子

片山、26位から一気にトップ

JCBクラシック、第2ラウンド。10アンダーの原田三夫・片山晋呉がトップ。2位には藤田寛之・堺谷和将ら4人。 8バーディを決めた片山晋呉、32・31で63をマークし前日26位から一気にトップへ躍り出た。昨日は7バーディを決めたが3ボギー、1ダブルボギーを叩いた。ところが今日はボギーがない「バーディがめちゃめちゃ出ている。昨日はつまらないOBがあったけど」 前日グリーンオーバーしOBだった4番は「絶対に飛ばさないように」手前から寄せてバーディ。「今日の4番はリベンジ。また3Wを使った。」 先週、先々週とイマイチで、3日目から崩れていた「何かを変えないとけない」と思い立った。そこで学生の頃使用して...
1999/06/03国内男子

堺谷和将、単独首位。細川は6位発進

表蔵王国際CCで行われたJCBクラシック仙台。初日首位に立ったのは、7アンダー堺谷和将。1打差に藤田寛之。その後に渡辺司・溝口英二・河村雅之が並ぶ。 8バーディ、1ボギーとして、初日をリードした堺谷和将。「アイアンが良くて、方向・距離感はバッチリ。・・・まあ、初日だけなんですけどね」とは、先日の2試合のこと。デサントの初日はトップ、KSBでは5アンダーの4位につけたが最終日は30~40位あたりまで落ちてしまった。このコースは練習ラウンドの他に、プロテストでも回っている。隅々まで知ってはいても「爆発的なスコアは出したことがない」 堺谷は先週の三菱自動車を直前になって欠場した。フジサンケイの頃から...
1999/05/30国内男子

米山剛、シード11年目の初勝利!

意外なことにジャンボが伸びなかった。伸びるどころか後退ムード。後半さすがにバーディを放りこんで、かろうじてのパープレー。 試合は米山剛、細川和彦の2人のデッドヒートとなった。お互い一歩も譲らずの激しい64。16アンダーでもつれこんだプレーオフは終始押し気味の米山 剛が5ホール目でついに細川をくだした。大器とうたわれ、ここ11年はシード権を確保していながら何故か勝てなかった米山が、ようやく念願の勝利を手に入れた。 一緒にプレーしていたジャンボ尾崎が「おまえら2人はキライだ」と言った。「完全に蹴散らかされた。2人がすごいプレーをした。それだけだ。しかし、あんなに入るものかね・・・」 米山、細川とも...
1998/03/13国内男子

F.ミノザが一気に首位。 丸山3位。ジャンボは11位に

日頃のプレーぶりさながら、田中秀道がいさぎよく一気に沈没した。そのあとに居すわったのはお馴染みF.ミノザ。34-32と追い込んできて2位に3打差をつける10アンダー。 井戸木鴻樹が69をマークして浮上した。「長いパットを残すことが多かったし、風があって読みにくかった。でもコースマネジメントはよくできました。緒戦の2日間としては最高のできです」と井戸木。 丸山茂樹は2つしか貯金できなかった。「ひどいね。笑っちゃう。どこが悪いのか、さっぱりわからない。風の影響というより、やっぱり自信がないんでしょうね」 とは言いながら、1番でイーグル 「悪いなりに、よく入ったほうでしょう。もう今日はパットのことば...
1998/03/12国内男子

開幕戦首位は田中秀道。ジャンボも好位置で発進

昨年は辛勝ながらこの開幕戦で勢いをつけたジャンボ尾崎。今年もしっかり健在のようだ。今年を占う最初のラウンドでボギーなしの5アンダー、3位。堂々の船出と言うべきだろう。 「最初のラウンドはだいたいこんなものだ。何となくスコアを作ったというだけのこと。まだ、全体、手さぐりだね」というジャンボ。手さぐりしながらの明日明後日に向けて調整中。 また今年が真価を試される正念場の丸山茂樹もアウト、インそれぞれバーディ2つずつの68。4アンダーの4位タイで初日終了。 「内容的にはけっして良くないんだけど、それをなんとかうまく乗り切ってノーボギーでしょ。すごく良かったというべきかな」と丸山。「まだ本当の自信はな...
1997/12/14国内男子

久保谷健一、今季2勝目を飾る!

フジサンケイで初勝利。25歳の久保谷健一が最終日も21アンダーまでスコアを伸ばして2勝目を上げた。1勝はフロックもあるが2勝は実力、と言われる。久保谷は伸び盛りの若手の力をまざまざと示してくれた。 久保谷はこの日ボギーなし。6バーディ。大詰め16番17番のバーディが大きかった。「めちゃくちゃ疲れました。2勝目・・・何といったらいいんでしょう」と複雑な気持ち。20アンダーを目標にプレーしたという。 「20で優勝できなければ諦めようと思ってました」 「バーディを取ろうと思って取れる実力はまだないです。アッ、取れちゃったという感じ。今回のは、勢いなんでしょうね」 来年も日本シリーズに出られる。それが...
1997/12/13国内男子

大混戦。鈴木、久保谷など4人がタイ!

依然としてD.イシイは首位をキープ。しかしノリ始めるとどんどんバーディのくるこのコース、久保谷健一もランクアップしたし、鈴木亨もなんと61をマークして急上昇。怖い存在のB.ワッツも上がってきた。4人が15アンダーでトップに並ぶという混戦模様。明日は誰が上がってきてもおかしくはない! 鈴木亨はボギーなし。3連続、4連続をふくむ10バーディ。いくらバーディ男とはいえ、このスコアは凄い。 「最後のほうはレコードを意識してしまった。一緒にいたミノザが60を出しなよって。ちょっとプレッシャーがかかりました」と鈴木。 ベストスコア賞50万円、コースレコード賞50万円。「もうかってしまった」 今年は3試合で...
1997/12/12国内男子

D.イシイが首位キープ。丸山は伸び悩み!

こういうパターンになるとさすがD.イシイは強い。しっかり貯金を増やして首位の座をキープ。下からは久保谷健一、宮瀬博文が急上昇。 イシイはボギーなし。5バーディ。「風かなくてやさしかったから、もっとバーディがとれたはず。残念です」とイシイ。ショットはだいたい悪くないのだが「パターが問題」なのだとか。「大京はスキだから優勝したいですね。売店のおにぎりも大好きです」 久保谷健一もボギーなしで7バーディ。「16番は難しい10メートルを何となく打ったら入ってしまったし、15番では左に抜けるかと思ったら右に帰ってきて入ったり。今日はパターが入りましたが、どこまで持つか・・」 宮瀬博文はボギー1つ。バーディ...
1997/12/11国内男子

首位・川岸良兼。丸山は4位と好位置!

先週は体調絶不調だった丸山茂樹だが、ほんの少しは快方に向かっているらしい。「ちょっとフラフラしてたけど、朝はトースト1枚食べたから。お腹はスカスカ状態」 昨日は目をつむって大京カントリーをイメージラウンドした。そして今日も「去年までとは違って、攻め方を考えてプレーしたんだ」という。バーディが7つ。ボギーが2つ。首位に3打差のまずまずの位置をキープ。 「最後まで夢を捨てたくなかったんで出場したんです。でも優勝しかないというのは、難しい。優勝できなくても後悔しないゴルフをしますよ」と丸山。 川岸良兼がなんと10ホールでバーディというすごいゴルフをした。ボギーが2つ。パーなんて全ホールの3分の1、6...
1997/12/07ゴルフ日本シリーズ日立カップ

丸山茂樹、気力で大きな優勝!

体調不良の丸山茂樹が最終日もインで追い込み、67をマーク。なんと優勝してしまった。これで賞金総額が現在1億5177万円(概算)。なんとジャンボにあと1900万円にまで迫ってしまった。 さて最終日の丸山。下痢まで出てきて絶不調。「昨日は朝におかゆ、夜はウドンだけ。今日も朝にリンゴを2切れ食べただけ。食べた量はリンゴより薬の方が多かったくらい」という状態。しかし幸先よく出だしでバーディ。しかし4番ボギーで帳消し。インに入って爆発し11番12番、16番17番の連続バーディで16アンダー。 「今日は優勝というより、どうやって18ホールプレーするかで必死でした。もう歩くのが精一杯。あぶら汗が出て・・誰か...
1997/12/06ゴルフ日本シリーズ日立カップ

深堀、丸山など首位4人 大混戦!

一波乱も二波乱もなどど予想したが、ほんとうに第混戦。丸山、エレラ、パリーはともかく、沈みかけたと思われた深堀圭一郎が66をマークして再浮上。ゴチャゴチャの群雄割拠状態になってしまった。 深堀圭一郎は6バーディ、1ボギー。「朝、パターがスムーズに動いたんで、これはいいかなと思っていたら2番3番と入ってくれた。ロングの11番では失敗してバーディ取れなかったので流れが変わったかな、と思ってたら12番でチップイン。すごく良かったですね」 朝から実は胃が痛かった。売店で薬をもらって服用した。1時間ほどで効きだした。去年のサントリーでも同じように胃が痛くなって崩れてしまったのだという。「明日は15アンダー...
1997/12/05ゴルフ日本シリーズ日立カップ

首位パリー、丸山茂樹が一気に2位へ!

あっというまに深堀圭一郎も宮瀬博文も後退。激しい試合となった。なんと32-30の62をマークしたクレイグ・パリーが一気に首位。62と言えば9アンダー。よくそんなスコアを出すよという感じです。 パリーは出だしボギーとしたものの1イーグル、8バーディ。「62というスコアはモンテカルロで出して以来。おそらく自己ベストだと思う」という。コンピュータに凝っていて各コースのデータをインプットしているそうだが、「東京よみうりのデータは入れてなかった」そうだ。 前日は「もうダメ!」なんて言っていた丸山茂樹がパリーほどではないにしろ、63の8アンダーをマークしてこれまた一気に2位に上がった。 これも3番でボギー...
1997/12/04ゴルフ日本シリーズ日立カップ

首位は深堀、2位には宮瀬!

わずか30人だけの饗宴、ゴルフ日本シリーズ。まずリードを奪ったのはアウトで31とした深堀圭一郎。そういえば先週もいい感じで終わっていた。2位にはこれも先週好調の宮瀬博文が33-33の5アンダー。問題の尾崎直道は3打差5位。そして丸山茂樹は5打差の13位。これから激しい戦いが始まる。 深堀圭一郎は7バーディ。ボギー1つが惜しかった。「でき過ぎです。ショットは決していいわけじゃないけど、大きなミスが出ないんです。風邪で疲労も抜けていなくて、歩くペースを人よりゆっくりリズムよくやろうとしたのが良かったのかも知れません」という。 宮瀬博文は4バーディ、1イーグル、1ボギー。「良かったです。ドライバーが...
1997/11/30国内男子

日下部光隆、大きな勝利を飾る!

このままジャンボの優勝で決まり!という試合展開。しかし終盤、まさかの3連続ボギー。優勝争いはにわかに混沌としてきたが、18番の2オンでここから抜け出したのが日下部光隆。先週まではシードも危なかった男が、一気に大きな勝利を飾った。 ずっと日下部はボードを見ていなかったという。おまけにスコアをひとつ勘違いしていた。「まさかジャンボさんがボギーホギーと打つとは思っていなかった。一つリードされてるとばかり思っていた。グリーンに上がる前にボードを見て、やっとわかった」 スコアボードをしっかり見て、ようやく納得した。「これで宮瀬が2パットで、オレも2パットなら勝てるのかと・・・」 ギャラリーの応援がすごか...
1997/11/29国内男子

宮瀬博文、単独トップへ浮上!

意外といっては失礼。宮瀬博文がこの日4アンダーをマークして首位に躍り出た。今季札幌とうきゅうで勝利はあげているが、このところあまり上位に名前を見なかった。これだからゴルフは面白い。 宮瀬はボギーなしの4バーディ。「今日はパープレーでいい、18番だけ取れればいいと思ってプレーした。それが良かったようです」という。「優勝したいですね。2勝めですから。年に2勝すれば3年シードがとれるし、ここで勝つとここから24カ月シード。2700万円も魅力だし・・」 好調だったはずの尾崎直道は貯金を2つ減らして3位に後退。兄ジャンボも1つ沈めただけでやはり3位。初日の首位がそろって3位に並んでいる。 「バーディチャ...