2010/08/14GDOEYE

“100の高橋恵”が待ち遠しい・・・

「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」には3人のアマチュアが出場。中でも大きな注目を集めていたのが、14歳の高橋恵。先月の下部ツアー「ANAプリンセスカップ」をツアー史上最年少で制覇。その後、初めてのレギュラーツアー出場とあり、多くの報道陣がその後を追った。 自身3度目のレギュラーツアー出場となったが、今週はカットラインに2ストローク及ばず無念の予選落ち。目標としていた決勝ラウンド進出を逃し、「最終ホールで泣きたかったけど、ガマンしました」と、悔しさを滲ませていた。 平均飛距離270ヤードというドライバーショットは、すでに14歳というレベルから抜けているが、その言葉も同様だ。「今週は自分のすべ...
2010/08/13GDOEYE

攻めの三塚、いよいよ解禁か!?

昨年の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」最終日。首位争いを演じていた三塚優子は、17番パー3で池に打ち込み、痛恨のダブルボギー。有村智恵とのデッドヒートに敗れ、悔しさばかりが募る結果に終わった。 1年の時が流れ、今年の三塚を取り巻く環境は大きく変わった。2ヶ月の出場自粛から復帰した「スタンレーレディス」では、ショット、パットともに精彩を欠いて予選落ち。「試合勘がなかなか戻らない」。本来の実力を取り戻すには、もう少し試合経験が必要かとも思われた。 だが、3週間のオープンウィーク明けとなる今大会で、5バーディ、1ボギーの「68」をマーク。首位に3打差の4アンダー、5位タイと絶好のスタートを切っ...
2010/09/08GDOEYE

有村智恵「遼くんのように魅せるゴルフがしたい!」

国内女子ツアー「日本女子プロゴルフ選手権競技コニカミノルタ杯」に出場する有村智恵が、大会前日の練習日に10番から9ホールをラウンドした。有村は先週の「ゴルフ5レディス」にはエントリーせず、1週間のオフを満喫した。 「ラウンドはせず、練習をしていました」という有村は、実家の熊本県には帰らず、東京を拠点として過ごした。そして、週末にはテレビでゴルフ中継を見たが、有村が夢中で見入ったのは、女子ツアーではなく男子ツアーのほうだ。 「久しぶりに男子の試合をテレビで見ましたが、感動しました」と興奮気味の有村。石川遼が最終18番でバンカーから起死回生のスーパーショットを放った光景を見て「あれは、凄いです。同...
2010/08/22GDOEYE

福嶋晃子「もう勝てないかと思っていた・・・」

国内女子ツアー「CAT Ladies」で、2年ぶりのツアー通算24勝目を果たした福嶋晃子。3日間首位の座を守り続ける横綱ゴルフは、全盛期のような強さを見せ付けたが、福嶋の心の中では余裕など無かったと話す。 「前半バーディチャンスがなくて、ピン位置も難しく突っ込める状況ではなかった。キャディさんが勝負は後半の13番からって言っていたので、それまで耐えるゴルフをしました。17番は苦手なので、パーが取れたら勝てるかもって思ってて、丁度8番でフルショットの距離だったのでよかった。まさか、あんなに寄っているとは思わなかった。次の優勝はないかもしれないと思っていたので、勝てて本当に嬉しいです」。2年前の優...
2010/09/05GDOEYE

馬場ゆかり、3週連続トップ3に「来週こそは!」

国内女子ツアー「ゴルフ5レディス」で初日に首位タイスタートをした馬場ゆかりは、2日目にスコアを2つ伸ばしたが、4位タイに後退し、最終日は最終組の2つ前でラウンドした。2週連続で最終日に最終組でラウンドし「精神的にも疲れた」と話していた馬場は、この日はのびのびとプレーし4バーディ、ノーボギー。通算11アンダーで3位タイとなった。 「全体的には良いゴルフができましたけど、もっとチャンスはあったので、少し悔やまれますね。ただ、後半最後までスコアを伸ばすことができてよかったです。ショットもパットもいい感じが続いているので、気持ちも乗っているし、結果に繋がっています」と、3週連続で3位以内に入る好調ぶり...
2010/09/04GDOEYE

上原彩子が飯島父の助言で首位浮上!

国内女子ツアー第22戦「ゴルフ5レディス」の2日目に9アンダー「63」を出して単独首位に浮上した上原彩子。自己ベストでもあり、コースレコードのビッグスコアをたたき出した要因は飯島茜の父親からのアドバイスだったという。 初日イーブンパーと少し出遅れる形になった上原は、ラウンド後にドライビングレンジで飯島茜と並んで練習を始めた。そして、途中から飯島の父が上原につきっきりでスイングの指導を行っていた。パッティング練習でも上原は飯島父に背中を抑えてもらい練習を繰り返していた。 「先々週、練習ラウンドで(飯島)茜ちゃんと一緒に回って、その時茜ちゃんのお父さんから『そんなスイングじゃ飛ばないよ』って言われ...
2010/09/03GDOEYE

飯島茜、これが私の理想のフォーム!

国内女子ツアー第22戦「ゴルフ5レディス」の初日に5アンダーをマークして首位タイになった飯島茜。前半の4番から4連続バーディを奪う快進撃でリーダーズボードの駆け上がり、10番、11番でもバーディを奪い6アンダーの単独首位に浮上した。 ところが最終18番は「風の読み違いです」とティショットを右の林に打ち込み、2打目は50ヤード先のフェアウェイに出すだけ。ボギーフィニッシュとなり、単独首位から首位タイとなった。「最後は残念ですが、初日に躓くことが多い中で、今日は良いゴルフができました」。納得の表情でクラブハウスに引き上げてきた。 飯島といえば、独特のパッティングフォームが特徴的だ。今季序盤から序々...
2010/08/29GDOEYE

原とユンジェ、誤球で2人同時に失格

「ニトリレディスゴルフトーナメント」最終日、同組でラウンドする原江里菜とウェイ・ユンジェが、最終18番の2打目地点で競技委員を要請。ともに、プロツアーでは珍しい誤球による失格という裁定が下された。ともに同一メーカーのボールを使用し、ユンジェは1番、原は2番の名前入りボール。実際に誤球したのは、17番パー4のセカンド地点だという。 次のホールのティショットを打つ前に誤りを訂正すれば、互いに2ペナルティで済んでいた。だが、ともに18番のティショットを打ってしまったため、ゴルフ規則15-3により失格に。ボールの番号も違ければ、原のボールは名前入り。普通に考えれば、気付くのが遅すぎるのでは、と感じてし...
2010/08/28GDOEYE

40歳の鬼澤、初優勝にかける想い

「ニトリレディスゴルフトーナメント」最終日は、ある記録がかかった1日となる。プロ入り21年目、40歳の鬼沢信子が2日目に「65」の猛チャージで単独首位に浮上。優勝すれば463試合目での初優勝となり、1998年に349試合目で初優勝した金愛淑(韓国)を抜く記録となる。 40歳346日目での初優勝は、女子ツアーでは3番目の年長記録。最後に最終日最終組をプレーしたのは、プロ入り2年後の1992年にまで遡る。18年ぶりに手にしたチャンスに、「今週はすごくいいチャンス。明日は思いっきりやっていきます」と、自らに気合を注入していた。 鬼澤を語る上で特筆すべきは、1991年のツアーデビュー戦から今週の463...
2010/08/27GDOEYE

不振が続く原に、差しつつある光明

今シーズンは開幕から不振を極めていた原江里菜が、復調の気配を見せている。「ニトリレディスゴルフトーナメント」初日、後半9ホールだけで5バーディを奪うなど、この日「68」をマーク。首位に3打差の4アンダー、4位タイと好スタートを切った。 今シーズンは20試合に出場し、予選落ちは実に13回。極度のスランプが続いていたが、ここ2試合では「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で23位タイ、「CAT Ladies」では26位タイと連続予選突破中。予選突破で喜んでいる選手ではないだろうが、トンネルの出口は確実に近づいている。 話は、東北高校の先輩・宮里藍と同組となった「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」...
2010/08/21GDOEYE

妹の誕生日に「優勝」をプレゼントできるか!?

国内女子ツアー「CAT Ladies」の2日目に、スコアを5つ伸ばして首位と1打差の2位タイに浮上した馬場ゆかり。白いノースリーブを身にまとった馬場は、日に焼けた腕を惜しげもなくさらけ出し、豪快なショットを放った。 スタートの1番パー5は3番ウッドでの2打目がグリーンの奥まで行くと、3打目はピンを6mオーバーしたが、このバーディパットを沈めた。「あのパットが入ってくれたので勢いに乗れました」という馬場は、2番で5m、3番では8mのバーディパットを決めてスコアを伸ばした。 その後も9番で5m、11番では7m、そして17番パー3でも3mのバーディパットを決めた。10番ではティショットが木の後ろに行...
2010/08/26GDOEYE

初の双子対決に・・・協会も困った!?

今週開催される「ニトリレディスゴルフトーナメント」の組合せが発表され、ある1つの組が話題になっている。記録に残っている中では女子ツアー初となる、双子の同組対決。久保啓子と久保宣子の姉妹が、開幕前から大きな注目を浴びている。 二卵性ながら見た目はソックリで、別々に見ると最初は区別のつけようがないほど。姉の啓子は08年、妹の宣子は今年のプロテストに合格し、宣子にとっては記念すべきプロデビュー戦となる。今年は「サントリーレディス」に揃って出場し、ほぼ同じウェアで登場するなど双子をアピールする姿も見られた。 当然、今週も同じウェア・・・かと思いきや、日本女子プロゴルフ協会から異例のストップがかかった。...
2011/04/04GDOEYE

美香、同期のメジャー制覇を見届けて

「クラフトナビスコチャンピオンシップ」最終日。最終組の2組前でプレーした宮里美香は、後方で沸きあがるギャラリーの大歓声を耳にしながらのラウンドとなった。「私も、いつかはそこで回りたいですね」。通算2アンダーの7位タイに終わった美香は、寂しそうな笑顔でこぼした。 ホールアウトし、18番グリーン近くで報道陣の取材に応じている時、最終組をプレーするヤニ・ツェンとステーシー・ルイスが、ギャラリーからの万雷の拍手で18番グリーンに迎えられた。リードを3打差に開いたルイスの優勝が、ほぼ確定的。そのルイスを遠めに眺める美香。「私、ステーシーと同期なんですよ・・・。嬉しい反面、正直(悔しさと)半々ですね」。...
2011/03/20GDOEYE

有村智恵、今こそ実感する“試合のあるありがたみ”

日本を襲う未曽有の災害を前に、ゴルフトーナメントの中止が相次いでいる。地震当週の「PRGRレディス」、今週予定されていた「Tポイントレディス」、さらに4月第1週の「ヤマハレディースオープン葛城」も早々に中止が発表された。 アスリートであるゴルファーにとっては、自分たちが出来る最大のことはゴルフを通して広く勇気や頑張りを伝えること。大会が中止になることはその場を奪われることを意味するが、無論個人の力ではどうすることもできない。 そんなジレンマを有村智恵も抱えている。「(試合が中止されるのは)正直、私には分からない問題も沢山あって、(試合を)したい気持ちはあるけど、スポンサーさんのこともある。私た...
2010/09/17GDOEYE

甲田が燃えた! 藤田幸希からのメッセージ

先週の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」では、藤田幸希が涙のメジャー初勝利。同じ栃木県出身、さらに所属も同じTOSHINである甲田良美は、予選落ちを喫したことで優勝の場面に立ち会えなかったことを後悔していたという。 藤田からは、優勝した夜にメールをもらった。「TOSHINで2週連続優勝といきたいね」。今週の「マンシングウェアレディース東海クラシック」には藤田はエントリーしておらず、甲田の闘争心に改めて火が灯った。「今週は、私が頑張りたい」。 その初日、甲田は藤田のメッセージに応える好スタートを切った。5バーディ、ノーボギーの5アンダーは、首位に1打差に迫る3位タイ。初日から演じら...
2010/09/16GDOEYE

青山、ホステスプロの決意

「マンシングウェアレディース東海クラシック」には、主催のデサントとウェア契約を結ぶ多くのホステスプロが出場する。デサントは、ルコック(横峯さくら、竹村真琴ら)、ランバン スポール(上原彩子)、クレージュ(佐伯三貴、大塚有理子)など複数のブランドを抱えるが、大会名にもあるマンシングウェアは、青山加織、久保啓子、藤野オリエ、本田弥麗の4人が契約を交わしている。 中でも、現時点で賞金ランク36位につける、青山にかかる大会側の期待は高いだろう。昨日も、名古屋市内でデサント主催のトークショーに招かれていた。自身も「シーズンで1番、2番」という大事な試合として捉えている。 昨年は健闘したものの、首位に4打...
2010/09/24GDOEYE

台湾のヤニ・ツェン、初日は不発で11位タイ

「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」に、国内女子ツアー2戦目の出場となるヤニ・ツェン(台湾)。今年の5月に開催された国内女子メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」では、単独3位に終わったが、今回も優勝候補の一角として注目度は高い。 初日は連覇を狙う有村智恵と横峯さくらとのラウンドで、多くのギャラリーを引き連れていた。1バーディ、1ボギーのイーブンパーで11位タイ。スコア上では大人しいゴルフに見えるが、この日はショットが安定せず、ティショットを斜面やラフに入れることが何度もあった。 「ちょっと残念な結果でした。思ったような球を打つことが出来ません...
2010/09/23GDOEYE

韓国の若きエース申智愛が永久シードを獲得!

国内女子ツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」に出場するため、韓国から来日した申智愛(韓国)。先週、韓国ツアーで優勝を果たし、通算20勝。韓国ツアーでの永久シードを獲得した。 「韓国では20勝すると永久シードになれます。これまで3人います。永久シードは大きい目標だったけど、早く達成することができたので、まだ実感はないです」と屈託のない笑顔で話す。 今回、5月以来の日本ツアー出場を果たすが、次週開催される「日本女子オープンゴルフ選手権競技」には出場しないという。「今年は病院にお世話になる機会が多くて、自分のコンディションを優先するために欠場します」と話す申。6月に虫垂炎...
2010/09/26GDOEYE

ツアー3勝目のイム・ウナ「日本が好き!」

国内女子ツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフ」の最終日に、スコアを2つ伸ばし通算5アンダーで逆転優勝を果たしたイム・ウナ(韓国)。2008年のツアー初優勝以来、これで3年連続での3勝目となるが、今季も何度と優勝のチャンスはあった。 「最終日にスコアを崩してしまったり、緊張してしまうので、今日は優勝を意識しないでラウンドしました。でも、15番ぐらいからドキドキし始めて、深呼吸をしたりして気持ちを抑えながらプレーしました」と言う。 先週、日本ツアーで初の韓国勢による、1位、2位、3位のトップ3独占となったが、今週も、それも先週とは異なるメンバーでのトップ3独占。韓国選手の強さの秘訣に...
2010/09/12GDOEYE

有村智恵、スロープレーのピンチを逃れる!

今年4月に起きた三塚優子の「私的理由による棄権」騒動から協会内で、過敏になっている選手のスロープレー。毎試合、競技委員がストップウォッチを片手に各組の進行状況をチェックしているが、「日本女子プロゴルフ選手権競技コニカミノルタ杯」の最終日にも、あわやペナルティとなる事態が起きていた。 その対象となったのは、第19組でラウンドした諸見里しのぶ、有村智恵、タミー・ダーディンの組だった。10番ホールで競技委員からダーディンに対して、少し時間をかけすぎではないかと注意が入った。 そして15番では有村が深いラフに捕まるなど、トラブルに見舞われボギーとすると、競技委員が有村の元に近づき「スロープレーの警告で...