パインハーストの誇り~75年のキャディ人生を振り返る
2018年 クイッケンローンズ・ナショナル
期間:06/28〜07/01 場所:TPCポトマック at アヴェニールファーム
モリナリが大会記録で米ツアー初優勝 イタリア人として71年ぶり
◇米国男子◇クイッケンローンズ・ナショナル 最終日(1日)◇TPC ポトマック・アット・アヴェネルファーム (メリーランド州)◇7107yd(パー70)
フランチェスコ・モリナリ(イタリア)が、圧倒的なパフォーマンスで米ツアー初優勝(※)を飾った。首位タイから出た最終日に1イーグル6バーディの8アンダー「62」。大会レコードを7打更新する通算21アンダーで、2位との差は今季ツアー最多に並ぶ8打をつけた。
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苦渋の決断が奏功した。今週の欧州ツアーはフランス開催。9月に「ライダーカップ」が行われるフランス・パリがその舞台で、モリナリは欧州代表メンバーの当落線上にいた。だが、前週までフェデックスカップランク123位だったモリナリは、ランキングを改善するため米ツアーに残ることを選択。「パリでのフランスオープンに出ないという決断は簡単じゃなかったけど、正しい選択だったと思う」と胸を張った。
この日は折り返した10番をイーグルとすると、さらに4連続バーディで後続を突き放した。イタリア人として米ツアー優勝を果たしたのは、1947年のトニー・ペナ以来じつに71年ぶりのこととなった。
通算13アンダーの2位にライアン・アーマー、通算12アンダーの3位にカン・スン(韓国)、通算11アンダーの4位にタイガー・ウッズとアブラム・アンセル(メキシコ)が続いた。
ウッズの「66」は、最終日としては2013年シーズン以降の自己ベスト。3月の「アーノルド・パーマー招待byマスターカード」以来、今季3度目のトップ5フィニッシュとなった。
※モリナリは2010年に「WGC HSBCチャンピオンズ」を制しているが、当時は米ツアーメンバーが勝った場合のみ、米ツアー優勝として扱われていた。