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2002年 メモリアルトーナメント
期間:05/23〜05/26 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)

大会ホスト、62歳のJ.ニクラス絶好調

米PGAツアー「メモリアルトーナメント」初日、寒かった練習日に比べ気温がやや上がったものの風は強かった。早朝からスタートしたスチュワート・アップルビーが5アンダー67で首位に立った途端、6バーディ、ノーボギーで回ったスチュワート・シンクがアップルビーを抜いて単独トップ(66)へ。さらには、3連続バーディでグッドスタートを切ったボブ・ツエーが14番でバーディ、15番(パー5)でイーグル、17番でバーディとスコアを伸ばし、トータル7アンダー65。再び首位が入れ替わり、89年の同大会チャンピオン、トウェイが初日のトーナメントリーダーとなった。

先週出場したドイツ銀行オープンで優勝し、今大会は4連覇を狙うタイガー・ウッズは、予選ラウンドで丸山茂樹と同組。丸山は前半4オーバーとスコアを落としたが、後半は2バーディを奪い、トータル2オーバーまで戻した。一方、タイガーは前半で1アンダーとこらえたが、12番、13番で連続ボギー。15番のバーディでイーブンパーに戻したものの、18番ではグリーン周りでミスが重なりダブルボギーフィニッシュ。結局、タイガーも丸山も揃って2オーバー74、58位タイという成績だった。

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タイガーの成績が今ひとつだった初日、会場を沸かせたのは大会ホスト、ジャック・ニクラスの好プレー。ニクラスはこの大会で77年と84年に優勝しており、今大会は27回目の出場だが、今日のゴルフは元気いっぱい。2番でダブルボギー、3番でボギーを叩くなど出だしは悪かったが、バックナインに入ると14番から3連続バーディ。18番でも6メートルのバーディパットを沈め、1アンダー71(38-33)、19位タイと好位置に付けている。

昨年のこの大会で5位タイだった谷口徹は3バーディ、3ボギー、1ダブルボギー。出入りの激しいゴルフで2オーバー74(58位タイ)。「風の計算が難しかった。グリーンも速いし、ピン位置もタフ。さすがアメリカツアーだなと思いますよ。でも、ショットは悪くない。明日は攻めすぎずステディなゴルフでがんばります」。現在、ワールドランク51位の谷口は、この大会で好成績を出し、50位以内に入って全米オープン出場権を手に入れたいところだが、気負いは見られず、表情はにこやかだ。

一方、5オーバー77、93位タイと出遅れた横尾要の表情は沈み気味。「パットが最悪。構えたときから入る気がしない。フェースがどっち向いているかわからないんですよ」。従来のキャディと決別した横尾は、このところ不調が続いているが、来季のシードはすでに安泰。なんとか復調を期待したい。

速報&写真:BEYONDSHIP

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