PGAツアー「ワールドコム・クラシック」最終日
2002年 ワールドコム・クラシック
期間:04/18〜04/21 場所:ハーバータウン ゴルフリンクス(サウスカロライナ州)
小技が冴える、ミケルソンが13アンダーで単独首位に浮上
米国男子ツアー「ワールドコム クラシック」は、初日同様スコアを伸ばす選手が現れ、順位が大きく入れ替わった。首位に立ったのはこの日7ストローク伸ばしたP.ミケルソン。6アンダー3位からスタートしたミケルソンは、10番ホールをボギーでスタートしたが、その後はイーグルを含む7つのバーディを奪った。
ミケルソンを2打差で追うのは、初日単独首位のD.ラブIIIとJ.レナード。この日の前半、スコアボードを賑わしたのはレナードとC.ベックマンの2人だった。
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5番パー5を終了して4つのバーディを奪うロケットスタートをしたレナードは、あっという間に首位に踊り出た。その後は伸び悩んだが、ボギーも叩かずミケルソンと同じく7ストローク伸ばしてきた。
それを上回るスコアをマークしたのが、前半9ホール中7ホールでバーディを奪ったベックマンだ。面白いようにバーディを積み重ね前半を29で回った。しかし、後半は2バーディ、1ボギーと1つしか伸ばせず9アンダー止まり。通算9アンダーは5位グループになっている。
この日は初日上位につけながら伸び悩む選手が多かった。ラブは貯金が大量にあったので2ストロークしか伸ばせなかったが、レナードと並び11アンダー2位に止まった。しかし、7アンダーの単独2位からスタートしたB.アンドレードはスコアを伸ばせず8位に後退してっしまった。
その8位グループには、初日5アンダー7位につけていたベテランのG.ノーマンが入っている。USPGAのツアーカード(シード権)を出場試合数の不足で失ったノーマンは、招待などでしか試合に出場することができない。フル参戦するためには、その招待出場した試合で優勝でもしない限り不可能になってしまった。
そして、日本の田中秀道が2試合連続の予選通過を果たした。2アンダーからスタートした田中は、スタートの1番で幸先の悪いボギーを叩いてしまったが、2番、5番のパー5でバーディを奪い3アンダーまで伸ばした。
しかし、7、8番でボギーを叩くと12番でもボギー。貯金を使い果たし後がない状態になったが、その後の6ホールをすべてパーで切り抜け、またしてもギリギリでの予選通過となった。