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2002年 ビュイックインビテーショナル
期間:02/07〜02/10 場所:トーリー・パインズCC(カリフォルニア州)

混戦状態が続き、J.デーリーも優勝争いに加わった

ビュイック・インビテーショナルの決勝ラウンドはトリーパインズのサウスコースを使用される。このサウスコースは、この大会を前に前長300ヤード以上伸ばすなど大幅なコース改造が行われた。タイガー・ウッズなどロングヒッター有利という前予想が立てられたが、予選を終えて上位には、M.オメーラなど40代のベテラン勢が奮起している。

2日目に9アンダーで単独首位に立った41歳のJ.Lルイスは序盤2つのボギーで集団に飲み込まれたが、この日スコアを1つ伸ばし10アンダーで首位をキープ。そして、初日から好調の続く44歳のM.オメーラは、派手さはないが堅実にスコアを伸ばし10アンダーで首位に並んだ。

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もう一人首位に浮上したのは、1ヵ月前のソニーオープンでツアー出場100試合目にして初優勝を果たしたJ.ケリー。初日にサウスコースをラウンドし、1オーバーだったケリーだが、この日は7バーディ、1ボギーとスコアを6つ伸ばし23位から急浮上した。

そして、1打差の9アンダーで5人が追う展開となった。5アンダー11位からスタートしたJ.デーリーは13番パー5でイーグルを奪い、最終18番のパー5、570ヤードでは、2オンに成功する選手が少ない中、5番アイアンで2オン。イーグルこそ逃したが、イージーバーディでこの日4ストローク伸ばした。

デーリーは昨年ヨーロッパツアーで1勝を上げ、米国ツアーでもトップ10入り4回、賞金ランキングは61位。今シーズンもフェニックスオープンで4位にはいるなど完全復活をアピール。4月のマスターズ出場もほぼ確実となってきた。飛ばし屋デーリーの逆転優勝がみられるか注目される。

また、2日目に77という大叩きで1アンダーまでスコアを落とし、最下位で予選を通過したT.ウッズ。10番ホールからスタートし、いきなりバーディを奪うと、6番パー5でこの日4つ目のバーディで5アンダーまで伸ばした。しかし、7番でダブルボギーを叩くと、8番パー3ではピン奥50センチにピタリとつけたが、バーディパットを外してしまうなど、今ひとつ波に乗れなかった。それでも通算4アンダーで20位まで順位を上げてきた。

決勝にコマを進めた日本勢は、横尾要がボギー4つにダブルボギー1つを叩き1アンダー52位に後退。ウッズと並び最下位の69位で予選を通過した田中秀道は、1つスコアを落としイーブンパーになったが、62位と順位を上げた。しかし、2日目に5ストローク伸ばした丸山茂樹は、79の大叩きで通算5オーバー88位まで後退してしまった。

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