米国PGAツアー「ジ・インターナショナル」スポンサーが見つからず中止に
2003年 ジ・インターナショナル
期間:08/07〜08/10 場所:キャッスルパインズGC(コロラド州)
19ポイント奪取! D.ラブIIIが単独首位!!
米国男子ツアーの第31戦『ジ・インターナショナル』が、コロラド州キャッスルロックにあるキャッスルパインズGCで開幕した。この大会は、米ツアーで唯一ステーブルフォードポイント方式が採用されている。初日は雨のため中断になるなど進行が大幅に遅れ、13人がホールアウトできず日没サスペンデッドになった。
バーディ、イーグルをより多く奪うことでポイントを積み重ねていくのだが、初日最もポイントを稼いだのはデービス・ラブIIIだった。午前中にスタートした選手が快調にポイントを稼ぎ、午後からスタートしたラブは雨のため中断に巻き込まれてしまった。その影響もあり中盤は伸び悩んだが、再開後もポイントを量産した。
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10個のバーディに、ボギーが1つ。19ポイントを稼ぎ2位に5ポイントの差をつけている。今シーズンすでに2勝を挙げ、前回出場した全英オープンでは、優勝争いに絡み4位。賞金ランキングも4位につけているラブが、明日以降もポイントを荒稼ぎするか注目だ。
暫定で2位につけているにのは、7バーディ、ノーボギーで14ポイントを獲得したチャールズ・ハウエルIII。昨シーズンツアー初優勝を果たし、更なる飛躍を期待されるハウエルだが、今シーズンはトップ10入りが3回しかない。予選落ちは1度と安定したゴルフなのだが、そろそろ爆発的なスコアが期待される。
そして今大会最も注目を集めているのが、この試合でプロデビューを果たしたリッキー・バーンズだ。昨年の全米アマチュア選手権で優勝し、その後も招待試合などで注目を浴びてきた。満を持しての登場となったが、初日は16番ホールを終えてマイナス13ポイント。バーディを1つも奪えず、ボギーが7つにダブルボギーが2つ。気持ちだけが空回りし、暫定140位の最下位。最悪のスタートになってしまった。
今週日本からは横尾要、久保谷健一、貞方章男に加え宮里優作の4人が出場している。前半3ボギーと出遅れた久保谷が、後半バーディを3つ奪い最終9番ホールを残しているが、40位につけている。バーディラッシュが期待された横尾は3バーディを奪ったが、ボギーを6つ叩きポイントはゼロで暫定順位は77位。宮里、貞方の2人は大きく出遅れている。