新世代の台頭、そしてタイガーの復活は?/2012年米国男子ツアープレビュー
2003年 ザ・ヘリテージ
期間:04/17〜04/20 場所:ハーバータウンGL(サウスカロライナ州)
S.シンクが12アンダーで首位キープしたが、混戦様態に突入した
サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランドにあるハーバータウンGLで開催されている、米国男子ツアー第15戦「ザ・ヘリテージ」は、3日目の決勝第1ラウンドに突入した。前日単独首位に浮上したスチュワート・シンクが、スコアを2つ伸ばし首位をキープしている。
10アンダーからスタートしたシンクは、前日バーディラッシュを見せたアウトコースでスコアを伸ばせず不安な立ち上がりとなった。しかし、7番パー3でボギーが先行してしまったが、すぐにバーディを奪い流れを引き戻した。4バーディ、2ボギーという内容で12アンダーまで伸ばし、2年ぶりのツアー優勝まであと1歩という状況だ。
<< 下に続く >>
前日実力ある選手が上位に浮上したとお伝えしたが、その期待された選手たちはスコアを伸ばせず順位を下げてしまった。今シーズン開幕ダッシュを見せたアーニー・エルスは、スコアを1つしか伸ばせず首位と4打差の9位に後退。さらに、ニック・プライスも、多くの選手がスコアを伸ばしたが、イーブンパーという内容で3位から9位になった。
代わって上位に上がってきたのは、ジェフ・スルーマンとウッディ・オースチンの2人だ。12番ホールからの4連続バーディを含む7バーディを奪ったスルーマンが、首位と1打差の11アンダー単独2位に浮上した。スルーマンと同じく4アンダー20位からスタートしたオースチンも1イーグルを含む4バーディを奪い10アンダー3位。オースチンは8年ぶりの優勝を逆転で狙う。
上位陣の伸び悩みもあり、混戦模様になってきた。首位のシンクから5打差までに24人の選手が連なっている。明日最終日は、この日のスルーマンのように、爆発的なスコアを出す選手が現れるかも注目したい。