藤田58位、石川91位にランクダウン/男子世界ランキング
2003年 ニッサンオープン
期間:02/20〜02/23 場所:リビエラCC(カリフォルニア州)
C.ハウエルが8アンダー首位。タイガー、秀道も10位に浮上!
米国男子ツアー第7戦「ニッサンオープン」の2日目。初日が日没のためサスペンデッドになったため、この日は早朝から15名の選手が、第1ラウンドの残りホールを消化するためにコースに姿を現した。
初日は午前中にラウンドした選手の方がスコアを伸ばしていたが、この日はまったく逆。午前スタート、すなわち初日に午後からスタートした選手が2日連続で我慢のゴルフを強いられる形になった。 首位に浮上したのは、6ストローク伸ばしてきたチャールズ・ハウエルIII。6バーディ、ノーボギーで通算8アンダー。昨年10月に行われた「ミケロブチャンピオンシップ」に次ぐ、ツアー2勝目を狙う。
<< 下に続く >>
そして、ハウエルを1打差で追うのは、初日3アンダーと好スタートを切ったニック・プライスだ。初日同様ボギーを1つ叩いているが、攻めのゴルフは健在。今シーズンは1994年以来10年ぶりに、4度目のメジャー制覇も視野に入れているだけに楽しみな存在だ。
さらに1打差の6アンダー単独3位には、ディフェンディングチャンピオンのレン・マティースが浮上してきた。昨年このニッサンオープンでツアー初優勝を果たし、6月の「フェデックス セントジュードクラシック」で2勝目も挙げている。
2週連続優勝を狙うタイガー・ウッズは、初日1オーバー24位と少し出遅れたように思われたが、この日は前半から飛ばし、5アンダーまで伸ばしていた。しかし、終盤ダブルボギーを叩くなど、安定感に欠け3アンダー10位グループに身を潜めている。残り2日あるだけに、一気に優勝争いに加わる可能性もあるが、予選ラウンドはこの辺の位置にいて、試合の展開を沸かせてもらいたい。
また、タイガーと同じ組でラウンドしているデビッド・デュバルは、1つしかスコアを伸ばせなかったが、初日の貯金が効き4アンダー5位と好位置をキープしている。
さて、気になる日本勢だが、予選を通過したのは田中秀道と丸山茂樹の2人だけだった。初日1オーバー24位の田中は、5バーディ、2ボギーで3ストローク伸ばし10位グループに浮上。3オーバーからスタートした丸山は、5バーディ、4ボギーと波のあるラウンドだったが、2オーバー45位に順位を上げた。予選通過は3オーバーまでの74名となっている。
第1ラウンドをイーブンパーで通過した今野は、4ストローク落とし5オーバー。初日3オーバーでこらえていた伊沢利光は1ストローク足りず4オーバーで決勝ラウンドを逃した。また、レギュラー組の久保谷健一、貞方章男、横尾要の3人もそれぞれスコアを伸ばせなかった。