61を叩き出したパット・ペレス/ボブホープ・クライスラークラシック2日目
2003年 ボブホープ・クライスラークラシック
期間:01/29〜02/02 場所:PGA ウェスト(パーマープライベート他)(カリフォルニア州)
ボブホープ・クライスラークラシック2日目
米国男子ツアー第4戦「ボブホープ・クライスラークラシック」2日目。プロ1名に対しアマチュアが3名という組み合わせは、プロにとってリズムを掴みづらかったり、逆にリラックスしてスコアを伸ばす場合もあるのだが、この日はその明暗がはっきり分かれてしまった。
この日最もスコアを伸ばしたのは、PGAウエストをラウンドしたジェイ・ハースと、バミューダデューンズをラウンドしたパット・ペレスの2人。5アンダーからスタートしたハースが通算16アンダーの単独首位に立ち、ペレスも14アンダーで3位タイまで浮上している。ペレスはバミューダデューンズのインコースからスタートし、6連続バーディのいロケットスタートを切ると、1ホール挟んで8、9番目のホールもバーディ。ハーフを28ストロークで折り返したのだ。後半は3バーディにとどまったが、丸山茂樹の1ラウンド「58」を上回る勢いだった。
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首位のハースを1打差で追うのは、先週のフェニックスオープンで初日から首位に立っていたハリソン・フレーザーだ。先週は3日目まで首位死守しながら、最終日にビジェイ・シンに優勝を奪われてしまった。しかし、好調のゴルフは維持しているようで、今週も着実のバーディを積み重ねている。今週こそは最後までスコアを伸ばし続けることができるのか注目したい。
今週、日本からは田中秀道、貞方章夫の2名が参加している。初日4アンダー34位とまずまずのスタートを切った田中は、この日も4ストローク伸ばし通算8アンダーとなったが、順位は40位と少し下がってしまった。
この大会は初日から4日間、異なるコースでアマチュアとラウンドするため、プロにとってはピンの位置など優しいセッティングになっている。したがって、田中の4アンダーなど珍しいモノでもなく、各選手爆発的なスコアを狙っているのだ。
そしてもう一人、貞方も4バーディ、ノーボギーのランドで5アンダーまで伸ばした。順位は74位と伸び悩んでいるが、今週は予選ラウンドあと2日あるだけに、明日以降もスコアを伸ばしてもらいたいものだ。