首位に4選手、チャレンジ最終戦は混戦の幕開け/「JGTO Novil FINAL」 初日
2003年 フェニックスオープン
期間:01/23〜01/26 場所:TPC of スコッツデール(アリゾナ州)
バデリー、ガルシア、トライオン・・・世界の若手有望株が揃い踏み
米国男子ツアー第3戦となる「フェニックスオープン」が1月23日(木)から26日(日)までの4日間、アリゾナ州スコッツデールにあるTPCofスコッツデールで行われる。
米ツアーも3戦目にして、いよいよ本土上陸を果す。開幕から2連勝したアーニー・エルスは、当初の予定どおり欧州ツアーへと旅立った。年始からツアーをわかせた張本人は不在となるが、選手層の厚い米ツアーでは新たなスターも誕生しそうな雰囲気があり見逃すことができない。
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今週の目玉は、何と言っても先週エルスと死闘を繰り広げたアーロン・バデリーだろう。そのルックスと洗練されたプレーで、既にファンが増加中のオーストラリア出身の21歳。現在居を構えるアリゾナでの試合とあって、本人も「気合を入れて試合に臨む」と語っている。
また世界ランク3位のフィル・ミケルソンを始め、セルヒオ・ガルシア、タイ・トライオンら若手有望株も参戦予定で、今週もツアーをにぎわすであろう役者が揃った。日本人では田中秀道が唯一参戦予定だが、先週痛めた背筋の具合が気に掛かる。また、Qスクールを5位で突破した貞方章男がウェイティング選手(補欠)として出場機会をうかがっている。米ツアーデビュー戦で予選突破を果した貞方。今週は運を味方につけることができるだろうか。
この試合は1932年に始まった米ツアーでも歴史ある大会の1つで、過去の優勝者にはバイロン・ネルソンやベン・ホーガン、アーノル・パーマー、ジャック・ニクラスなどが名を連ねている。昨年は、最終日後半に崩れながらも何とか持ちこたえたクリス・ディマルコが、横尾要とケニー・ペリーを1打差で振り切り、ツアー3勝目を挙げた。