P.ハリントンのドライバーショット(2012年版)
2012年 トランジションズ選手権
期間:03/15〜03/18 場所:イニスブルックリゾート(フロリダ州)
P.ハリントンが首位!石川、今田は出遅れ
◇米国男子◇トランジションズ選手権 初日◇イニスブルック リゾート(フロリダ州)◇7,340ヤード(パー71)
大会初日にスタートダッシュを見せたのは、アイルランドのパドレイグ・ハリントンだった。1番、2番で連続バーディを奪うと中盤もコンスタントにバーディを積み重ね、16番から最終18番までは圧巻の3連続バーディフィニッシュ。10アンダーをマークして単独首位に立った。
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3打差の7アンダー単独2位はウィル・クラックストン。さらに2打差の5アンダー3位タイにはジョン・センデン(オーストラリア)、ジェイソン・ダフナーや、2年前にこの大会を制したジム・フューリックやベテランのケニー・ペリーなど7人が並んでいる。
先週プエルトリコで単独2位に入り、今週も優勝争いの期待がかかる石川遼は、1バーディ、3ボギーの2オーバー109位タイ。地元タンパ在住で復調が待たれる今田竜二は3オーバー120位タイと出遅れてしまった。
<ハリントン、コースレコードで好発進>
風の穏やかな午前スタートのハリントンは出だしから飛ばした。1番でパー5を確実にバーディとしたのをきっかけに前半「31」と5アンダーをマークして折り返し。さらに後半も勢いを持続させ、“スネークピット(ヘビの巣)”といわれる難度の高い上がり3ホールで、すべてバーディを奪い「30」。17番では20メートルのバーディパットを沈めるなど、何をやってもうまくいく一日。18ホール中、14ホールが1パットのノーボギーラウンドに、対抗できる選手などいなかった。
コースレコード「61」は、ハリントン自身にとってアマ時代を通じてもベストスコア。2008年の「全米プロ」を最後に勝利から見放され、ここ最近はスイングチェンジのほか、専門のコーチをつけてメンタルトレーニングにも取り組んでいる。「今は我慢しなければいけない。自信を持って、待つことは最も難しいことのひとつなんだ」。同大会では初日トップに立った選手が勝ったのは2002年大会のチェ・キョンジュ(韓国)のみ。油断は禁物だが、その様子はなかった。