佐渡充高が簡単解説!初めてのPGAツアー【第三十回】
2004年 ベイヒルインビテーショナル
期間:03/18〜03/21 場所:ベイヒルGC&ロッジ(フロリダ州)
タイガー5連覇に向けて黄色信号、丸山が単独首位に!
フロリダ州オーランドにあるベイヒルGC&ロッジで行われている、米国男子ツアー第11戦「ベイヒルインビテーショナル」の2日目。タイガー・ウッズがスコアを伸ばせず苦戦を強いられている中、丸山茂樹が快進撃を見せた。
トップでスタートした丸山は、10番からのスタート。11番で幸先の良いバーディを奪うと、16番から18番で3連続バーディで一気にスコアを伸ばす。後半に入っても確実にスコアを伸ばし、この日7バーディ1ボギーでのラウンド。2日間続けてスコア“66”をマークし、通算12アンダーの単独首位に立った。
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通算10アンダー2打差の2位には、今季米国男子ツアー本格参戦のダレン・クラーク。昨年の最終戦「ザ・ツアー選手権」で初優勝を飾ったチャド・キャンベル。今季開幕戦「メルセデス選手権」を制したスチュアート・アップルビーら最近目立った活躍を見せている選手達が追走している。
一方、注目のタイガーは、丸山と同じく10番からのスタート。11番でダブルボギーを叩いてしまい、出鼻を大きくくじかれると、その後もボギーが先行する我慢のゴルフを強いられる。後半で1つスコアを戻すもこの日2オーバー、通算3アンダーの4位から27位に大きく後退した。
タイガーの大会5連覇を阻む筆頭に挙げられていたアーニー・エルスは、この日出入りの激しいゴルフを展開。結局スコアを伸ばすことができず、通算1オーバーの74位とまさかの予選落ちを喫している。
そのほか日本の田中秀道は、前半のインコースでスコアを崩してしまい、この日3オーバーでのラウンド。通算4オーバーの95位と今季6試合目にして初の予選落ちとなってしまった。