30勝以上してきた…スワンネックのパターのヒミツ/不動裕理コラム

2026年 長崎さくらレジェンズオープン 最終日 不動裕理
レジェンズツアー開幕戦は1打差2位に(Toru Hanai/JLPGA via Getty Images)

国内女子ツアーで通算50勝をマークした不動裕理は、50歳になる(1976年10月14日生まれ)一年も精力的に活動を続けている。昨年は「日本女子シニアオープン」で優勝し、レギュラーツアーにも7試合に出場。日本ゴルフのレジェンドはどんなキャリアを過ごし、いま何を思うのか。GDOの連載コラムで胸の内を明かす。

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私の今シーズン初戦となったレジェンズツアー(45歳以上の女子プロが出場)「長崎さくらレジェンズオープン」は1打差の2位。最終ホールのバーディパットを決められず、地味なゴルフでした。ちょっと残念だったけど、今の調子の中でそれなりにガマンしてプレーできたとは思います。

最終日(2日目)の後半になって1Wショットはだいぶよくなりました。風の読みが合わなかったせいもあり、バーディチャンスが少なかったです。17日(金)からはレギュラーツアーで、故郷・熊本開催の「KKT杯バンテリンレディスオープン」。ショット全体の精度をもう少し高められるように練習しています。

ただ、大きなアンダーパーの戦いも多くなったツアーでは、やっぱりパッティングの結果がスコアに大きく響きます。ボギーを打たないことも大事ですが、たくさんのバーディが必要。グリーン上でスコアをいくつ縮められるかがカギになります。

不動裕理
2012年「プロギアレディス」でスワンネックパターを使う不動裕理

私のパターといえば、長年愛用していたスワンネックの「ミズノプロRH0051」を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。あのパターはある日、ツアー仲間の黄玉珍さん(台湾)が「ユウリ、これ使ってみる?」って薦めてくれたものでした。あのパターで30回以上は優勝したと思います。

「スワン」を使ったら、他のタイプが使えなくなっちゃった。今の主流のパターより少し軽い感じで、ネック形状もバランスも独特。それが私にはピッタリ…というか。スワンに合わせた打ち方にもなったので、他のモデルを試してみてもうまくいかなかった。

私の打点は、かなりヒール寄りの高い位置にあるんです。L字型も好きなのですが、フェースにインサートが埋め込んであったりするパターだと、ヘッドの素材との継ぎ目にボールが当たってしまってNGだし。

できれば、小さなヘッドでアイアンと似たような打ち方をイメージしたい。アイアンと同じアドレスでしっくり来るものを選びます。そして、ターゲットに向きやすいことが前提。とはいえ、最近は世の中の流れに乗って大きめのヘッドを使っています。新製品に小さいヘッドのパターが本当に少ないですしね…。

大きなヘッドのパターは直進性が強いと感じます。小細工がしにくいから、機械的にストロークできる人に向いているのかも。私は2ボールパターが出始めた頃に試したら、ストロークがアッパー軌道なのか、ボールを打った後にパターヘッドのお尻が芝をダフっちゃう。「これは無理!」ってことになりました。

どうも私の感覚は他のプロたちとも全然違うようです。クラブ選びも独特すぎて、その点では正直、困ってます。それでも、もっともっとパット数を減らしたくて、くじけずに人気の型のパターも都度試しています。今年は“ツノ型”を使用中です。

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