2022年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ
期間:05/05〜05/08 場所:茨城GC西コース(茨城)
「一目ぼれではないけれど」山下美夢有をメジャー初Vに導いた13本+1
◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(8日)◇茨城GC西コース◇6680yd(パー72)
2001年生まれの20歳が、初日から首位を守って国内メジャー初制覇を果たした。前週まで3戦連続で予選落ちしていた山下美夢有を完全優勝に導いたギアは、ツアー初優勝時とほぼ変わらないセッティング。昨年「KKT杯バンテリンレディス」で優勝したときから「替えないでいこう」と信頼するクラブで戦った。
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唯一変えたのがパターで、この週からオデッセイの「ホワイト ホット OG 2-BALL パター」を投入した。ストロークのブレに悩んでいたときに使ってみると、「一目ぼれではないですが、構えた時にいい感じだなと思っていた。ピン型をよく使っていたのではじめての形でしたが、打ちたいストロークを安定させてくれる」と気に入った。
加えて、もうひとつの悩みを解消するために新たなルーティンを取り入れた。ボールの後方から狙いを定め、ボールの30cm手前にクラブのヘッドを置いてフェースを縦に合わせてから、ヘッドを軸にアドレスに入る。これをドライバーからパターまですべてのショットで行った。
「なかなか決めたい方向に構えられず、迷ってスイングに影響していた。しっかり決め打ちするにはこれかなと思った」。結果はすぐに表れ、大会を通してパーオン率は75%で全体1位、フェアウェイキープ率は82.14%の全体4位をマークした。「年間複数回優勝が目標なので、そこを目指して頑張りたい」と、迷いが消えた20歳は強い。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ダンロップ スリクソン ZX7 ドライバー(9.5度)
シャフト:藤倉コンポジット スピーダー 569 TR弐(硬さSR)
フェアウェイウッド:スリクソンZX フェアウェイウッド(3番15度、5番18度)
シャフト:藤倉コンポジット スピーダー エボリューション 6 569(硬さSR)
ユーティリティ:ダンロップ スリクソン ZX ハイブリッド(4番22度、5番25度)
アイアン:ダンロップ スリクソン ZX5 アイアン(6番~PW)
ウェッジ:クリーブランド RTX ZIPCORE(48度、52度、58度)
パター:オデッセイ ホワイト ホット OG 2-BALL パター
ボール:ダンロップ スリクソン Zスター XV ボール