“悲劇”のカーヌスティ18番 笹生優花「乗ればどこでもナイスオン」

◇海外女子メジャー◇AIG女子オープン(全英女子オープン) 事前情報◇カーヌスティGL(スコットランド)◇6850yd(パー72)

6月の「全米女子オープン」を制した笹生優花は初めて、英国でのメジャーに臨む。“前哨戦”「スコットランド女子オープン」は15位。7人の日本勢ではただひとり、リンクスで連戦する。

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男子「全英オープン」の会場としても最難関の呼び声高いカーヌスティGL。締めくくりの18番パー4は1999年のジャン・バンデベルデをはじめとした“悲劇”の舞台になってきた。グリーン手前を横切るバリーバーンというクリークだけでなく、左サイドのOBラインが思いのほか迫っているのも厄介だ。

2021年 AIG女子オープン(全英女子) 事前 18番
カーヌスティの18番。笹生優花は「右バンカーの少し左」が狙い目という(Charlie Crowhurst/R&A/R&A via Getty Images)

笹生はティショットについて「ドライバーかアイアンで打つか分からないけれど、まずはフェアウェイに落とすこと。右バンカーの少し左が狙い目」と話した。

風の吹き方で番手選びにも注意が必要。「セカンドもグリーンの乗るだけでいい。バンカーに入らなければどこでもナイスオン。雨も降って風も吹いた場合にできるだけスコアを落とさないようにしたいと思います」と許容範囲を広くして攻略するつもりだ。

初日はブルック・ヘンダーソン(カナダ)、レキシー・トンプソンと午後0時49分(日本時間午後8時49分)にスタート予定。「まずは予選通過できるように。先輩のプロたちがリンクスをどう回るのか学べたら」と謙虚な態度で自然との闘いに挑む。

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