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松山英樹にもあった…カーヌスティの悲劇 ことしは「全英女子」開催

◇メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 事前情報◇カーヌスティGL(スコットランド)◇6850yd(パー72)

2021年のメジャー最終戦の舞台はスコットランドのカーヌスティGL。「全英女子オープン」の開催は10年ぶり2回目となる。男子「全英オープン」の会場のなかでも最難関の呼び声が高く、言葉を失うようなドラマが多く生まれるのが、最終18番パー4。「カーヌスティの悲劇」の主役は、かの有名な1999年のジャン・バンデベルデ(フランス)だけではないのだ。

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■1999年 ジャン・バンデベルデ

2日目から単独首位を走ったバンデベルデは最終日、3打のリードをもって迎えた18番で1Wショットを大きく右に曲げた。グリーンを狙った2打目も右に飛び出し、観客席に当たって深いラフへ。続く3打目で目の前のクリーク、通称バリーバーンに落とした。

一度は靴を脱ぎ、そのクリークから打とうとしたが結局、近くのラフに1罰打を加えてドロップ。5打目はバンカーにはまり、6オン1パットのトリプルボギーで後続の選手に追いつかれた。3人でのプレーオフでポール・ローリー(スコットランド)に敗れ、メジャー優勝の夢がついえた。

■2007年 パドレイグ・ハリントン

6打差の3位から最終日をスタートさせたパドレイグ・ハリントン(アイルランド)は、中盤の猛チャージにより17番終了時点で単独首位に浮上。18番の1Wショット、ドロップ後の3打目と、2発連続でバリーバーンに入れてダブルボギーを喫し、2位に後退した。

最終組で回っていたセルヒオ・ガルシア(スペイン)が土壇場で首位に再浮上したが、同じく18番で1.5mのパーパットを沈められず同じ7アンダーで終了。4ホールの合計ストロークで争われたプレーオフでハリントンが1打差で辛くもメジャー優勝を飾った。

■2018年 松山英樹

松山英樹は2日目の最後に“悲劇”を味わった。初日110位の出遅れから挽回し、決勝ラウンド進出圏内で迎えた18番。左ラフからの第2打はクラブが芝に絡みつき、バリーバーンこそ避けたが、左サイドの浅いOBエリアに突っ込んだ。

「(第2打の)ライは全然問題ないと思ったけれど…残念です。(目の前の)土手に当たったと思う。自分でもまだ(原因が)分かっていないんで…」という痛恨の一打。打ち直しの4打目もグリーンをとらえきれず、カラーから“3パット”。まさからのトリプルボギーでカットラインに1打足りず、メジャーで2年ぶりに予選落ちした。

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