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デビュー早々の快進撃 オデッセイの「?パター」

池田勇太が涙の今季初勝利を飾った10月の「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」。選手会長に就任して以降の不振を打ち破り、この通算11勝目が舞い込んだのは、「嫌いなグリーン」とまで公言してきたABCゴルフ倶楽部だった。そして同大会で、不得意なグリーンを攻略するべく池田が新たに握ったのがオデッセイの黒いピン型モデル。「どうせ予選落ちだと思っていた」と、冗談めかしたほどリラックスムードで実戦投入したニューギアが、いきなり最高の結果を出したわけだ。

このパターこそが、来年1月発売予定のニューモデル。先月からツアープロの間で出回り、早速好評を呼んでいる。池田だけではなく、前週の米国&国内女子ツアー「ミズノクラシック」ではテレサ・ルーが“ツノ型”の「#7」でツアー初優勝。また、米国男子では「マックグラッドリークラシック」でクリス・カークが池田と同じ「#1」でツアー2勝目をマークした。

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軟鉄鍛造で仕上げられたヘッドのフェース面には、「ホワイト・ダマスカスiX」シリーズのインサートと同じ、凹凸の加工が施されている。キャロウェイ社オデッセイのツアー担当者によれば「ボールの回転が良く、打球感はソフト。ヘッドに吸い付く感じに優れている」とのこと。また、ソール部には「プロタイプiX」シリーズらと同様の可変式ウェートが装備されているようだ。

ところでこのモデル、ツアーでは現状、ソールに「?」が散りばめられた、なんとも不思議なデザインで流通している。「MILLED PROTO(ミルド・プロト)」を仮称としているが、プロや担当者の間では「クエスチョン・パター」「はてな・パター」「ミステリー・パター」なんて呼ばれているとか。

一般市場に出される際には、デザインが一新される模様で、いまだ詳細はベールを脱いでいない。正式なメーカー発表は、もう少々お待ちあれ。

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