旅人ゴルファー川村昌弘 オーストラリアで外国人と民泊
2019年 ISPS HANDA ワールドスーパー6パース
期間:02/14〜02/17
「いま僕はココにいます」Vol.49 オーストラリア編
人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・25歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に40に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
<< 下に続く >>
プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、パースにいます。
今週は欧州ツアー「ISPS HANDA ワールドスーパー6 パース」に出場します。前週のメルボルンから直行便でやってきました。西へ4時間のフライトでしたが、オーストラリア国内には時差があり、3時間“戻り”ました。
前週の「ISPS HANDA ヴィックオープン」は予選を通過しましたが、最終ラウンドに進めませんでした。何せ3日目は朝から信じられないような雨。「全英オープン」でもあんなにならないんじゃ…。レインウエアも水が染みてきたほどでした。タフな戦いで、最終日のプレーが見えてきた終盤に伸ばせず残念。それでも、この先に向けた手応えは感じることができました。
2年ぶりの出場となる今大会も独特のフォーマットになります。まずはストロークプレーが行われ、36ホール完了後、54ホール完了後とそれぞれカットがあり、上位24人が6ホールずつのマッチプレートーナメントに進出します。
大変ですが、今週はツアーの中でも一、二を争う好きなコースが相手。レイクカリーニャップCCはコンディションがいつも素晴らしく、難度も高め。距離は7143ydと決して長くありませんが、ブラインドや傾斜、アップダウンが巧みに織り込まれていて、攻略のしがいがあります。ドッグレッグでもコーナーをつければ体感距離は短く、逃げれば長くなる。すごくフェアなセッティングに感じられます。
〈今週のディナー〉
旅は誰と、いつどこでバッタリ出会うか分かりません。5年ほど前から仲良くさせていただいている“花のバイヤー”小林邦宏さんとパースでオージービーフのステーキを食べてきました。小林さんはアフリカをはじめ世界100カ国を巡り、各国の農園からあらゆる花を日本に届けられています。最近では美容のためのナチュラルオイル(精油)の買い付け、商品化などもされているまさに旅人。「世界の花屋」、「精油とわたし」というオンラインサイトを展開されています。月に1回は世界を一周するような生活を送っていらっしゃるんですよ。SNSでやり取りをしている間に、お互いパースで落ち合えることが発覚! 実は日本では一度も会ったことがないのですが…。次はどこで顔を合わせられるかなあ。
- 川村昌弘Masahiro Kawamura
- 1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで