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欧州男子ISPS HANDA ヴィックオープンの最新ゴルフニュースをお届け

「いま僕はココにいます」Vol.48 オーストラリア編

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・25歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に40に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、メルボルンにいます。

今週は欧州ツアー「ISPS HANDA ヴィックオープン」に出場します。前週まで、わざわざ出向いた中東での2試合(アラブ首長国連邦、サウジアラビア)は結局出場できないまま、マレーシアを経由してオーストラリアにやってきました。やっっっっと、試合に出られます! ゴルフができて楽しいです!

今大会は米女子ツアーの試合と、同じ会場で行われます。男子の組、女子の組が交互にスタートしていく斬新なトーナメント。タイトルは男女別で争われますが、おもしろいですよね。

予選ラウンドは全選手が2コースを回ります。ひとつの13th ビーチGCというゴルフ場のため、クラブハウスがひとつしかありません。中は男子プロ、女子プロでごった返していてもう大変。火曜日に練習ラウンドを回ろうとしたら、予約がいっぱいで断られる羽目に…。結局、顔なじみの選手の組に入れてもらいましたが、こんな経験は初めてでした。

クリークコースは比較的易しめな一方で、決勝ラウンドの会場でもあるビーチコースは本当に難しそう。狭くてティショットを曲げたらすぐにブッシュ。グリーン周りもタイトです。ひっきりなしに吹く風が強くなったら、もっと難度は上がるはず。あまり厳しいピンポジションだと、ボールスピン量の少ない女子選手はどうやって攻めればいいのか…とも考えてしまいますね。

今週と次週の「ISPS HANDA ワールドスーパー6パース」は普段、藤田寛之選手のバッグを担ぐピーター・ブルースさんにキャディをお願いしています。1月の「SMBCシンガポールオープン」でタッグを組んだゲーリー・ジョンストンさんの紹介です。

会場がメルボルン空港から70kmのドライブをしてたどりつく場所なので、今週はインターネットで予約した民家が僕たちの住まい。女子選手のキャディを務めるゲーリーと奥様、もうひとりオーストラリア人キャディのマイクと一緒に民泊です。支払いをみんなで割ると、今週の宿代は3万円ほど! 地元の選手をのぞけば、僕が今週、経費の一番かかっていないプロじゃないかなあ。

〈今週のディナー〉
民泊中の食事は、ゲーリーの奥様の手料理をいただいています。「みんなでダイエット」の日もあって、山盛りのサラダボウルを囲んだりしています。開幕前夜は近所の民家で過ごしているオージーのキャディも合流しました。平屋のおうちはとても快適。小さな子ども部屋みたいなところが僕の寝床です。

旅人ゴルファー

Profile

川村昌弘
川村昌弘Masahiro Kawamura
1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで

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