谷原秀人が3位発進 川村昌弘24位、首位にラムフォードら
2017年 ISPS HANDA ワールドスーパー6パース
期間:02/16〜02/19 場所:レイクカリーニャップCC(オーストラリア)
「いま僕はココにいます」Vol.5 オーストラリア編
人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・23歳。2012年のプロデビューから5年間で巡った国の数は20以上。活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。世界を旅することこそが、幼い頃からの夢だった。傍らにはキャディバッグと小さなスーツケース。ゴルフで旅する渡り鳥の経路を追っていこう。
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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、パースにいます。
「メイバンク選手権マレーシア」を終え、シンガポール経由でオーストラリアにやってきました。今週は欧州&アジアン&豪州ツアーの「ISPSハンダ ワールドスーパー6パース」に出場します。パースは大陸の西海岸。遠いようで、マレーシアとは時差がないので、体調も問題ありません。
今回は三菱商事の駐在員の方の計らいで、大会前に現地の日本人学校に招待していただきました。子どもたちを前に話をさせていただくという初めての経験。30人ほどの小中学生を相手に“先生デビュー”をしたんです。「しーん…となってしまったらどうしよう…」と不安もありましたが、生徒さんや保護者の皆さんがたくさん質問をして下さったので、僕もリラックスしてお話しできました。
「ゴルフボール以外のボールを打ったことはありますか?」なんていう、かわいい質問もあったり(笑)。「緊張して、うまくかないときにはどうしたら?」と聞かれたときには「自分は緊張を前向きにとらえています。『緊張して嫌だな…』と思うのではなく、『緊張すればするほど、うまくプレーできる』と思うようにしている」と答えました。貴重な時間を通じて、元気な子どもたちから僕もパワーをもらえたと思います。
今週の大会は、これまでにない斬新な競技方式です。ストロークプレーで行われる2日間の予選ラウンドを終えた後、3日目にもカットがあります。これを通過した24人が出場する最終ラウンドは6ホールずつのマッチプレーとなり、トーナメントを勝ち上がった選手が優勝者となります。なかなか決着がつかないプレーオフのときは“ニアピン対決”で勝者が決まるルールも。1つのマッチが短い時間で決着するので、勝負が決まる瞬間をギャラリーの方に何回も見せられる戦いは、すごく面白そうです。
<今週のランチ>
クラブハウスで食べたのは、英国風のフィッシュ&チップスとシーザーサラダ(チキンをプラス)。40.5オーストラリアドル(約3533円)でした。
- 川村昌弘Masahiro Kawamura
- 1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで