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2021年 オメガ ヨーロピアンマスターズ
期間:08/26〜08/29 場所:クランスシュルシエレGC(スイス)

「いま僕はココにいます」Vol.122 スイス編

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・28歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、キャリアで巡った国と地域の数は実に70に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、クラン・モンタナにいます。

前週のチェコの試合はお休みしてリフレッシュ。今週からまた連戦の始まりです。26日(木)から欧州ツアー「オメガ ヨーロピアンマスターズ」に出場します。

オフを過ごした英国ロンドンからのフライトはスイス・ジュネーブへの直行便。その後、アルプスを望む大好きなシエールの町まで、今年も2時間半の電車の旅です。車内はガラガラで荷物を座席に置いていても、咎められることもありません。美しい景色を窓に映して、ゆっくりとした時間が流れていきます。

ツアーからはジュネーブ=シエール間の往復チケットを受け取っていましたが、今回割り当てられたのはエコノミーの座席でした。「広い席に移りたいなあ」と思っていたところ、車掌さんが来たのでさっそくお願い…。僕らは今大会のあと、シエールからは別ルートで次の試合会場イタリアに向かうつもりです。「帰りのチケットはいらないから、アップグレードできない?」と聞いてみると、「じゃあ帰りのチケットは私が破いておくよ」と交渉成立。言ってみるものですね(笑)

会場のクランスシュルシエレGCでは月曜日と水曜日にプロアマが行われ、どちらにも参加してきました。さすがに疲れましたが、こちらのゲストの皆さんは腕前など関係なく、純粋にゴルフが大好きな方ばかり。僕が苦手としているスイングのレッスンを求められることもなく、ただ一緒に楽しい時間を過ごしてくださいます。

ところで、月曜日のプロアマでは出場プロにボーナスが支払われました。2000スイスフランは約24万円。「結構もらえるなあ」と喜んだのもつかの間、驚いたのが、手渡されたお札が2枚しかないのです。1000スイスフラン札が1枚ずつ、つまり約12万円札が2枚というわけ。うーん。欧米では高額のお札で小さい買い物をすると、お店の方に嫌がられるケース(多額のおつりが必要になるから)が多く、さすがにカフェでコーヒーを飲んで使うわけにもいきません。

ちなみに、そのプロアマ戦では成績が良く、さらに250スイスフランのお小遣いもゲット。手元にある計2500スイスフラン(約30万円)ものキャッシュは、お札が4枚だけなのです。スイスの通貨はユーロではないので、この国にいるあいだに使うのがお得なはずですが、さてどう使いましょう…。オメガの時計を購入しようにも、選手割引(売値から30%オフ)を使っても、ちょっと足りなさそうな感じです。

旅人ゴルファー

Profile

川村昌弘
川村昌弘Masahiro Kawamura
1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで

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