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「いま僕はココにいます」Vol.81 アラブ首長国連邦編

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・26歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に40に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、アブダビにいます。

今週は欧州ツアー「アブダビHSBC選手権」に出場します。来週の「ドバイデザートクラシック」と合わせてアラブ首長国連邦で2連戦。とくに今週は高額賞金(総額700万ドル=約7億6738万円)のかかるロレックスシリーズ(年間8試合)のひとつになります。世界ランキング1位のブルックス・ケプカも米国からやってきました。

それにしても今回は焦った…。前週「南アフリカオープン」の後、13日(月)にヨハネスブルグから直行便でアブダビに入りましたが、キャディバッグが一時ロストバゲージになりました。航空会社の調べでもなかなか居場所がわからず大ピンチ。サポートスタッフのみんなの荷物も、僕の私物も届いたのに、商売道具だけがなくて…。海外での試合を多くこなしてきた僕にとっても、人生初の経験でした。

結局見つかって、手元に届いたのは翌14日(火)。どうやらヨハネスブルグに置きっぱなしになっていたみたい。今週は大きな試合なので、クラブメーカーさんのサポートがあり、スペアのクラブを調達できそうでしたが、そうはいっても自分のクラブに代わるものはありません。午前中に受け取って、さっそく練習ラウンドをしてきました。

アブダビのダウンタウンでは有名なシェイク・ザイード・モスクに立ち寄ってきました。夕食後の暗い時間。ライトアップされて幻想的でした。中東のコースはフラットで新しく、近代的なつくりのホールが多くあります。難度は風が強くなるとさらに上がりそう。良いゴルフをして、ダイナミックなコースも好きになれるよう頑張りたいです。

〈旅のおとも〉
そもそも、このコラムの写真はいつもスマートフォンで撮影しています。いま使っているのは昨年の春に購入したiPhoneXS。最新モデルはカメラのレンズが増えたとかで興味が少しありますね。とはいえ、僕はデジタルに関して疎く…。ディスプレイが割れたら機種を替える、というパターンを繰り返しています。だって、十分使えるし! 今回はそのスマホで撮影した夕食の様子を動画で公開。ドーハ・カタールで行った、トルコ発祥のステーキハウス「Nusr-Et(ヌスレット)」に行ってきました。店員さんの高いテンションが有名ですが、どうも今回はおとなしい、クールな方でしたね…。

旅人ゴルファー

Profile

川村昌弘
川村昌弘Masahiro Kawamura
1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで

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