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2024年 マスターズ
期間:04/11〜04/14 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

トニー・フィナウがオーガスタでドライバーを2本使用するワケ

トニー・フィナウはティショットで平均300yd以上飛ばすが、我々は皆、彼が余力を残していることを知っている。彼はコントロールを重視し、ティショットでフェードを打つことを好むのである。

しかし「マスターズ」のオーガスタナショナルGCでは、多くのホールで効果的なドローボールが求められる。フィナウが今週、1Wを2本持ちこむという珍しい動きはそれが理由だ。このトライはフィナウが3月に出場した「テキサスチルドレンズ ヒューストンオープン」にて、行った入念なテストを通じて実現。新しい三菱ケミカル ディアマナGT(70TX)シャフトを装着したロフト角9度のピン G430 LSTドライバーを選ぶに至った。

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そして今、フィナウはオーガスタでドローを打つため、2本目のG430 LSTをバッグに入れている。ピンのツアーレップ、ケントン・オーテス氏によると、2本目の1Wは、バッグから抜いた3Wの飛距離に近く、ロフト角は10.5度だという。

オーテスは開幕前日にGolfWRX.comに対し、「今週のトニー・フィナウは、2本のG430 LSTを使用する可能性が高い。マスターズに向けて向け準備をする中で、彼らはティショットのパフォーマンスを最適化するオプションについて議論した。オーガスタでのティショットとセカンドショットについて話し合うと、トニーは8番(パー5)で地面がソフトかつ向かい風の場合を除くと、おそらく地面から3Wを使わないであろうことに気付いた」と述べた。

「それを踏まえ、我々は3Wのスペックに寄せた、より短く、ロフトのある1Wを試して見る価値があるのでは、と感じた。ヒューストンでこの1Wを組み上げ、オーガスタに持ち込んだ。見事に彼が探し求めていたパフォーマンスをもたらし、ティショットで真っ直ぐに、そして普段使用している1Wよりも簡単にドローが打てる。コースと風のコンディション次第だが、トニーはこのオプション1Wを2番、7番、10番、14番、17番、そして18番で使用する可能性が高い」

フィナウの1Wのスイングは、フェードボールを打つのに適しており、2本目の1Wであっても“大きく曲がる”ドローを打つのは、非現実的かもしれない。それでもフィナウによると、特に今週は3Wがほとんど必要ないことから、これは利便性の高いオプションであるという。

フィナウはGolfWRX.comに対し、「この(2本目の)1Wは、かなり真っ直ぐ飛んで、全くフェードしないんだ。ここでドロー(を打つべき)ホールは、実際のところ(左から右に)曲げる必要はなくて、フェードでなければいい。僕は2本の1Wで行くよ」と述べている。

(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)

情報提供:PGA TOUR

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