ニュース

米国男子全英オープンの最新ゴルフニュースをお届け

2021年 全英オープン
期間:07/15〜07/18 場所:ロイヤルセントジョージズGC(イングランド)

全英制覇コリン・モリカワを支えた「変更」

第149回「全英オープン」でコリン・モリカワは、出だしの2日間から卓越したプレーを見せた。今大会を迎えるにあたり、使用するクラブにいくつかの調整を加えた上でのものだった。

ロイヤルセントジョージズでの予選ラウンドで「67」「64」をマークした24歳は、木曜の第1ラウンド前に鍵となる3本のアイアンを入れ替えていた。

<< 下に続く >>

モリカワは7番から9番アイアンにかけての3本をテーラーメイドP730アイアンから同社のP7MCモデルに換えていたのだが、これはP7MCの方がターフの抜け方が合っており、センターヒットも増え、さらに寛容性もわずかに高いことに起因する判断だった。

「通常はブレードアイアンを使っていた9番から7番アイアンを変更したんだ。MCへの変更は、僕がフェースの中心で打てていなかったという点に尽きるね」と、モリカワは第2ラウンド終了後に述べた。「これらは、僕が一番得意としている最重要の3本だからね。8番アイアンは、バッグの中で僕が一番好きなクラブなのだけど、先週は良い感じで打てていなかったので、何か違うことにトライしなければならないと思っていたんだ」

前週の「スコットランドオープン」でリンクスを初めて経験したモリカワは、同大会71位タイで終えていた。

カリフォルニア出身の彼は、さらにテーラーメイドMG2ハイトウウェッジ(60度)も新た実戦投入するとともに、TPジュノパターのウェートに調整を施した。

大西洋の反対側ではグリーンが遅くなるのは常であり、モリカワはスコットランドオープンでパットをホールに届かせるのに苦労した。

ロイヤルセントジョージズの遅いグリーンのスピード(タッチ)に対応するべく、モリカワは2.5gのウェート2つを外し、7.5gのウェート2つを取り付けることに決め、パターの重量を10g増やした。

パターの重量調整に加え、パットによってその握りを変えた。

ソーグリップ(クロウグリップ)の使い手であるモリカワは、前週、リンクスのグリーン上でのロングパットでスピードを合わせるのに苦労したため、今はロングパットをする際はコンベンショナル(従来型)のスタイルでストロークし、短いパットはソーグリップで握っている。

「感覚的なものなのだけど、ソーグリップではテンポが合わないんだ。ソーグリップは僕にとって、素晴らしい方法なのだけど、25~30フィート以上になると打ち切れなかったんだ。ブラント・スネデカーのパッティングみたいなテンポが得られなかったんだよ」とモリカワ。「でも、こっちは僕らが慣れているグリーンよりも遅いので、それが必要なんだ。単にコンベンショナルに変えるだけだったので、精神的には何も変える必要はなかったんだ。とにかく、(握り方だけ変えて)いつも通りの感じでパットに臨んだら、スピードが合ったんだ」

グリーン上での感触をしっかりとつかんだモリカワ。メジャー2勝目へ、その戦略がうまくはまった。

(協力/GolfWRX、PGATOUR.COM)

情報提供:PGA TOUR

関連リンク

2021年 全英オープン



あなたにおすすめ


特集

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!