2026年 ベイカレントクラシック Presented by レクサス

優勝候補予想 松山英樹は5番手/パワーランキング

2026年 全米オープン  最終日 松山英樹
日本開催のPGAツアーでの活躍が期待される松山英樹(写真は2026年「全米オープン」)

PGAツアーの今後の4大会は前週のユタ州とは異なり、ゴルフ場としてより馴染みのある景観を持つコースで開催される。いずれも米国外での大会となる。

フェデックスカップ・フォールにおける海外遠征シリーズは、今週開催の「ベイカレントクラシック」で幕を開ける。日本の横浜CCには72名の選手が集結。4ラウンドが保証されており、フェデックスカップポイントが獲得できるほか、シリーズ最高額となる賞金総額800万ドルをかけて争う。

以下は、優勝争いが予想される有力選手たちの情報ならびに出場選手の構成や、昨年初めて開催された際の横浜CCの難易度、そして天候の影響に関する詳細である。

15位~11位

15位 ジョニー・キーファー(米国)
PGAツアーのルーキーは、フェデックスカップ・フォールで2度トップ10入り。フェデックスカップで72位で、結果が求められるプレッシャーからは解放されている。グリーンを狙うショットは正確無比。

14位 ダグ・ギーム(米国)
フェデックスカップ・フォールは17位タイに続き単独2位とスタートを切って、フェデックスカップのランキングを93位から58位へと一気に上げることに成功した。レギュラーシーズンも2戦連続トップ20入りでしめくくっており、自信は揺るぎない。

13位 マット・ウォレス(イングランド)
前週大会で予選落ちを喫し、ワールドワイドで続いていた6大会連続トップ15入りという快進撃が途絶えた。しかし、結果的に得られた十分な休息は、昨年の横浜での10位タイという成績を上回る上で有利に働くだろう。

12位 マイケル・トルビョンセン(米国)
「BMW選手権」以来の出場だが、最終戦進出を逃したことは、「ロケットクラシック」での戴冠に比べれば些細なことに過ぎない。極めてダイナミックなプレーが持ち味であり、それは1年前に単独3位に入った横浜で遺憾なく発揮された。

11位 アレックス・スモーリー(米国)
昨年4位タイに入った29歳は、トップ4入りを4度記録し、うち直近2回のトップ4入りによりキャリア最高の一年を送っている。「ツアー選手権」出場を果たした今、残すは待望の初優勝のみ。

10位~6位

2026年 全米オープン 2日目 ジャスティン・トーマス
横浜デビューとなるジャスティン・トーマス(写真は2026年「全米オープン」)

10位 ライアン・ジェラルド(米国)
2025年終盤には自身のプレーが場所を選ばず通用することを証明し、ここ数カ月も「ツアー選手権」での単独3位など好成績を連発しているため、横浜では昨年の27位タイを上回る活躍が期待される。

9位 アダム・スコット(オーストラリア)
間違いなく、同世代で最も安定した強さを誇る46歳は、またしても喫した「プレジデンツカップ」での敗北を乗り越えようとしている。その直前の「BMW PGA選手権」では2位タイに入り、ワールドワイドで5大会連続トップ20入りを果たしている。

8位 ウィンダム・クラーク(米国)
米国が勝利した「プレジデンツカップ」での1勝4敗0分という成績は、彼の「伸るか反るか」気質の最新例となったが、個人としては驚異的な数カ月を送っている。その間、優勝3度に加え、3度のトップ5入りをマーク。

7位 ジャスティン・トーマス(米国)
横浜デビュー。手術からの復帰後は堅実ながらも地味なシーズンを送っており、この時期になっても未達成の目標が多数残っている。平常時のアイアンショットを最大限に活かし、予選落ちのない大会にはすこぶる強い。

6位 ジェイコブ・ブリッジマン(米国)
休むことなく連戦を続ける「ビルトモア選手権アッシュビル」の王者が、「ベイカレント」デビューを飾る。初出場の「プレジデンツカップ」では1勝2敗。ツアー随一のパターの名手であり、パー4のスコアでは4位にランクイン。

5位~1位

2025年 ベイカレントクラシック Presented by レクサス 4日目 ザンダー・シャウフェレ
昨年大会を制したザンダー・シャウフェレの連覇なるか

5位 松山英樹(日本)
今回の開催国で長らくトップランカーとして君臨するこのゴルファーは、「プレジデンツカップ」で2勝2敗0分という成績を残した後、休養を取った。これはフェデックスカップシーズンを3位タイ、5位タイ、7位タイ、7位タイという好成績を連発し、7大会連続出場という形で締めくくったこれまでのパターンとは一線を画すものだ。

4位 イム・ソンジェ(韓国)
シーズン序盤のけがによる出遅れを挽回し切れず、フェデックスカップは37位に終わるも、終盤は15位タイ、14位タイ、5位タイ、10位タイと猛追。「プレジデンツカップ」でも2勝2敗1分の成績。昨年、横浜では20位タイと存在感を示す。

3位 コリン・モリカワ(米国)
この大会の出場選手のうち、最初の7回すべてに出場した3人のうちに1人であり、別コースで開催された2023年大会の覇者。「ツアー選手権」に出場し、「プレジデンツカップ」(戦績2勝2敗0分)を経て、目標はただ一つ。昨年大会は14位タイだった。

2位 ミンウ・リー(オーストラリア)
「ツアー選手権」で4位タイに入ると、敗戦した「プレジデンツカップ」では2.5ポイントの獲得でチームに貢献しており、調子は上々。昨年は、攻めのゴルフが活きる横浜で10位タイに入っている。

1位 ザンダー・シャウフェレ(米国)
1年前、ついに日本での勝利という悲願を達成したが、ここは彼にとって以前から家族とプライベートで楽しんできた休暇先でもある。今年も昨年同様、未勝利のまま今大会を迎えたが、2026年の方が良い状態でプレーオフを締めくくっている。

秋季シリーズ唯一の招待大会

2025年 ベイカレントクラシック Presented by レクサス 初日 コース
今年も日本でのPGAツアーが開幕する(写真は2025年「ベイカレントクラシック」)

日本からバミューダ、そしてメキシコでの2連戦へと続くこれからの5週間、PGAツアーのメンバーは税関手続きに追われることになる。中でも「ベイカレント」は、秋季フェデックスカップにおいて唯一の招待大会として、際立った存在となっている。

昨年に比べ、フィールドは6人減。大会出場への他のチェックポイントと同様に、フェデックスカップ プレーオフ進出を逃した選手にとって、レギュラーシーズン終了後に目指すべき次の褒賞ともいえるのが、この「ベイカレント」だった。出場権を持つ最初の60名は、その時点でのフェデックスカップランキングの順位(ただし125位までが対象)で選出される。

残る12名は、日本ゴルフツアー機構のメンバーで構成される。本大会は同ツアーの公式スケジュールには組み込まれていないが、今週は日本ツアーの他大会が開催されてない。同ツアーの賞金ランキング上位9人全員が出場する。PGAツアーメンバーである金谷拓実とルーキーの中島啓太はスポンサー推薦枠での出場となる。

横浜CCが求める精度と対応力

今年のフィールドでは、35人が横浜CCを再訪する。昨年、このパー71のコースでの週を通じた平均スコアは70.045だったが、前回このコースを初めてプレーした選手たちには、恐らく連日プレーに影響を及ぼした風の強さが記憶に強く残っていることだろう。例えば、平均風速が約8.9 m/s~11.2 m/sあり、突風はその倍近くに達した初日の平均スコアは、パーを1打強上回るものとなった。しかし、風が収まった最終日の平均スコアは初日より4.33ストローク下回る67.72となった。

横浜の開催コースは、厳密には複合コースとなり、最初の16ホールは西コースが利用される。スコアカード上の上がり2ホールのパー4は、東コースのホールが使用される。パー3が3ホール、そしてパー5が2ホールしかなく、パー4が13ホールという構成は、PGAツアーが訪れる他のどのコースとも異なる独特のレイアウトとなる。通常のパー70のコースであってもパー4は12ホールとなるため、このコースではラウンドを通じてフェアウェイやグリーンを捉えることの重要性がより一層高まる。

2025年 ベイカレントクラシック Presented by レクサス 初日 松山英樹
舞台は横浜CC(写真は2025年「ベイカレントクラシック」)

昨年の出場選手は、1ラウンド平均でフェアウェイキープを10.34回(全15ホール中)、パーオンを11.71回記録。この数字は、フェアウェイを捉えることに関してはシーズン屈指のやさしさを示した一方、スコアメイクの好機を作る点では難易度が高い部類に入った。特にパーオン率は今年も鍵を握る指標となりそうだ。というのも、フィールド全体でチャンスを活かしてパーより良いスコアをマークした割合は34%に達したことから、攻略可能なコースであるとはいえるものの、ショットが乱れた選手には様々な形でリカバリーの腕が試されることになるからである。

穏やかな天候予報とコースセッティング

コース全長は7322ヤードに設定。これは2025年大会から7ヤード長くなったことを意味するが、この延長分は全て18番ホールに起因するものであり、同ホールでは、最終ホール付近のギャラリーゾーンに対応するため、ティとグリーンの両方が移設された。ベントグラスのグリーンを除き、コース内の全ての芝はコウライ芝が採用されている。ラフの長さは今年も3インチの設定となるが、大会前にこの地域で降雨が続いた影響により、グリーンは遅くなる見通しとなっている。

週を通じて雨予報はなく、グリーンの速さは予定通りスティンプメーターで10.5~11フィートに達する見込み。日中の気温は24度前後まで上昇し、風は終始穏やかであると予想される。ただし、最終ラウンドの終盤には、やや強い風の吹く可能性もある。

(協力/PGATOUR.com)

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