ウッズ、大台の80勝へ今季初戦!松山、石川、谷原が参戦
2014年 ファーマーズインシュランスオープン
期間:01/23〜01/26 場所:トーレパインズGC (South)(カリフォルニア州)
パワーランキング:ファーマーズインシュランスオープン
2014/01/21 12:34
昨年の「ファーマーズインシュランスオープン」は、見慣れた光景だった。タイガー・ウッズが大会7つ目となるトロフィーを掲げ、そしてトーレパインズGCの北コース、南コースでは、評判通り対照的なゴルフが展開された。
パー5のホールで2つのイーグル、さらに9バーディ、4パー、1ボギーを記録したウッズは、これらのホールで大会2位タイとなる平均スコア「4.25」をマークした。ウッズは36ホール、54ホール終了時点でそれぞれ首位を走り、そのまま4打差で勝利した。ウッズは総合ポイントでも1位をマークし、パー3のホールでの平均スコア「2.75」もトップ。自信に満ちたボールストライキングに加えパッティンググリーンを知り尽くしていることを証明した。南コースのグリーンはポアナ芝で、平均539平方メートル。北コースのグリーンはポアナとベントグラスのブレンドで、平均僅か418平方メートルだ。
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ウッズは他選手に比べ、不安定だった正確性を克服した。トータルドライビングで1位をマーク(フェイウェイキープ率は17位)した一方で、パーオンは計50回で34位タイ。にも関わらず、2つのイーグルを含む23個のパーブレークは単独トップだった。
米国ツアー最長の7698ヤードを誇る南コースは昨年、平均スコアが「72.655」だった。ここ数年は大体これくらいだ。フェアウェイキープ率は49.59%でシーズン3番目の低さを記録したものの、パーオン率65.90%は26位。パー4の10ホールは平均で452ヤードであることを考えると、ここでの平均スコアがシーズンで4番目に高い「4.17」だったことに驚きはない。
プレーする156選手全員が、7052ヤードの北コースではチャンスを得る。2013年の平均スコアは「70.667」で、これは南コースの平均スコアよりほぼ2打少なかった(72ホールをプレーする選手たちは、南コースを3度ラウンドするにも関わらずだ)。驚くべきは、北コースのフェアウェイキープは2013年シーズンにおいて最も難易度が高いものであったということだ。47.01%というフェアウェイキープ率にも関わらず、パーオン率は70.08%を記録した。本題に戻ると、ウッズの成功を見ての通りパー5でスコアを稼ぐことが重要なのだ。2013年はパー5のコースで平均スコア「4.49」が記録され、これはツアー全体でも4番目のロースコアだった。
大会中の朝は、カリフォルニア沿岸地域特有のマリン・レイヤー(低温高湿の低い空気層)がやっかいだ。一度晴れると、雲が西からの穏やかな風を運び、気温は摂氏20度前後になる。
パワーランキング
【1】タイガー・ウッズ
ここトーレパインズGCでは7度の優勝だけでなく、過去にトップ10入りが5度、そしてこのコースで行われた2008年全米オープンでも優勝している。南コースの歴代最高スコア「62」保持者。
【2】フィル・ミケルソン
まだアマチュア時代の1988年にここトーレパインズGCでツアーデビューを飾り、今回が25度目の出場。過去3度優勝している。アブダビでは2位タイの好成績をマークした。
【3】ジミー・ウォーカー
今シーズンの米国ツアーで2度以上優勝している唯一の選手。本大会では2012年に8位タイ、昨年は4位タイ。ワイアラエで優勝して以来の出場となる。
【4】ビル・ハース
本大会では直近3試合でいずれもトップ10入り。先週の「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」では6位タイ。
【5】ハンター・メイハン
今大会が2013-14シーズンの初戦。12月中旬にタイでプレーし13位タイに入って以来の出場。本大会では直近5試合で、2度の6位タイを含む4度のトップ15入り。
【6】ジェイソン・デイ
こちらも今大会が2013-14シーズンの初戦。昨年11月には「ISPSハンダワールドカップ」で勝利した。本大会では昨年9位タイ。最終ラウンドで全体トップとなる「66」でラウンドした。
【7】ブライアン・スチュアード
フェデックスカップポイント9位は、今季未勝利の選手としてはトップ。「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」では単独5位に食い込み、3戦連続で6位以内に入っている。
【8】キーガン・ブラッドリー
「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」で18位タイに入り、これで米国ツアー6戦連続でトップ20入り。本大会では過去3度の出場で2度のトップ25入り。
【9】グラハム・デリュー
昨年大会では9位タイ。今シーズン序盤は「CIMBクラシック」で7位タイ、「WGC HSBCチャンピオンズ」で6位タイに入った。
【10】ブラント・スネデカー
本大会では過去7戦で、優勝(2012年)、2度の2位、単独3位、9位タイと好成績をマークしている。2007年に北コースでコースタイレコードとなる「61」を記録。
【11】バッバ・ワトソン
2011年の本大会優勝者。それ以外にも前回出場した2012年の13位タイを含め、3度のトップ15入り。「WGC HSBCチャンピオンズ」で8位タイに入って以降の米国ツアー大会出場。
【12】チャールズ・ハウエルIII
「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」では58位タイに終わったが、今シーズン4度のトップ10入りはトップ。本大会では2013年の9位タイを含む5度のトップ10入り。
【13】ブレンドン・トッド
「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」でキャリアハイの6位タイ。直近11ヶ月では米国ツアーで9度、ウェブドットコムツアーで8度、計17度のトップ25入り。
【14】ジョーダン・スピース
昨年の本大会でプロデビュー。昨年は予選落ちしたが、その後のシーズンで大ブレイクした。3週間前のカパルアでは単独2位。
【15】ニック・ワトニー
この2ヶ月間出場なし。本大会では2009年に優勝、さらに以降3度のトップ10入り。2007年にも9位タイ。