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<春爛漫!! ゴルフ界のビリケンさんが佳きかな、佳きかな>

2014/01/19 15:01

新年早々に当コーナーでお知らせしていたとおり、ビリケンさんこと藤本佳則がこのたび挙式、披露宴を行った。楽しみにしていた18日の大安吉日。しかしワケあって筆者は残念ながら参加出来なかったのだが、たいそう華やかで楽しい式となったようだ。

その間、ずっと笑いっぱなしだったという新郎は11時から約2時間の宴会も「あっという間に終わった。泣かへんかったよ。みんなに祝福されて気持ちが良かった」と、ビリケンさんスマイルも普段以上に深かったそうだ。ジュニア時代からトップアマとして活躍してきた藤本、特に東北福祉大時代にはプロも脅かす大活躍をしていたころは、ちょっぴりぶっきらぼうな物言いも、その人柄を知った今ではそれも人見知りだったのかな、と理解出来る。気心知れば人懐こく、愛嬌たっぷり。やんちゃなジョークも、憎めない。

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そういえば、デビュー直後に提出したプロフィールの趣味の欄には「貯金」。しかし、それは大学の後輩と、学生のノリでいたずら半分に書き込んだもので、「“貯金”なら、誰も書く人いーひん(いない)し、ちょっとはウケてもらえるかなと思ったので」。一発ボケずにはいられない関西人の若気の至りだった。

さらにさかのぼれば、学生時代。JGA(日本ゴルフ協会)に提出したプロフィールでは「目標とする人」に、「山本KID」。トップアマが意外にも人気格闘家の名前をあげたのは、当時自身も体力強化に励んでいたこともあり、ストイックなその生き様に憧れていたのは確かだが、「格闘技自体は実は、特に好きではなかった」。

おもしろ半分に回答したことが一人歩きをしてしまって今でも時々ボクシングやプロレスの特等席をご厚意でプレゼントしてくださる方がいる。「せっかく頂いたから」と出かけていくのだが、そのたびに「“ド突き合い”もあんまり近くで見ると、気持ちの良いもんじゃないよね」と流血試合にもなれば、その場で卒倒してしまいそうな勢いで、すっかり青ざめて帰ってくるのがオチだそうだが、そんな一面も微笑ましい。

式に招かれていた大学の先輩で、今季2期目の選手会長をつとめる池田勇太もスピーチの中で、約150人の蒼々たる出席者を見渡して、「素晴らしい方々に祝福されて、これもひとつ藤本の人柄を表す。良い意味で可愛がられる性格。私も学生時代から可愛がってきた後輩だけに、親じゃないけれど今日は子どもを見守る思いです」と、しみじみと語ったそうだ。

池田のほか、谷口徹小田孔明谷原秀人、また大学OBには元メジャーリーガーの佐々木主浩氏や元阪神の広沢克実氏ら大先輩の前で、「今年の目標は賞金王。やるからには一番上を狙っていく」と堂々と宣言したという藤本。

花嫁には「旦那の結果が良くても悪くても何かと言われる。僕以上に大変だと思うが、辛抱してもらって2人で乗り越えていく」と、永遠の愛とともに新婚後のいっそうの活躍を誓ったそうだ。かけがえのない伴侶を得たゴルフ界のビリケンさんは、2014年こそ幸せ一杯。周囲の期待に応えてますます大暴れしてくれそうな気配である。

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