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「ヒュマナチャレンジ」初日はP.リードが単独首位に

By Sean Martin, PGATOUR.COM

「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」初日は、PGAウェスト・パーマーコースでパトリック・リードがノーボギーの「63」をマークし、2位以下に1打差で首位に立った。

「改善の余地はあると思う。だけどやっぱり、最終ホールをタップインでパーセーブして、『63』で回れたことはとても嬉しいね」と、リードは振り返った。

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2位タイにはライアン・パーマージャスティン・ヒックスダニエル・サマーヘイズ、そしてヒュマナ優勝経験者チャーリー・ホフマンの4人が続いた。

昨年「ウィンダム選手権」でPGA初勝利を飾ったリード。これは2013年のフェデックスカップ・プレーオフ前の最後の大会だったが、2013-14シーズンの彼はやや出遅れ気味だった。シーズン開幕戦の「フライズドットコムオープン」で予選落ちし、「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」では手首を痛めて棄権。また「CIMBクラシック」では40位、先日の「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」では16位に終わっている。

リードがマークした「63」というスコアは、PGAツアーでの生涯ベストでもある。2013年シーズンにキャディを務めていた妻のジャスティンさんは現在、第1子を妊娠中ということで、今回はロープの外で夫のプレーを見守っていた。予定日は今年のメモリアル・デイ(米戦没者追悼記念日。2014年は5月26日)で、女の子だという。その代わり、ジャスティンさんの兄弟のケスラーさんがキャディを務めている。

1日目を好成績で終えたリードは、世界ゴルフ選手権のチャンスをつかむかもしれない。彼は現在、世界ゴルフランキング69位につけており、2月10日の時点で上位64位以内であれば「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」への出場権が得られるからだ。

<絶好調>

ザック・ジョンソンはここ数週間が自身のキャリアで最高の時だと語る。彼は昨年、最後から8試合のうち7試合で10位内に入り、2013年シーズンを終えた。また、直近7試合のうち3試合(「BMW選手権」「ノースウエスタン ミューチュアル ワールドチャレンジ」「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」)で優勝を飾り、先週の「ソニーオープンinハワイ」でも8位でフィニッシュ。この好調ぶりは「ヒュマナチャレンジ」でも続き、初日はラキンタカントリークラブにてノーボギー、7アンダー「65」をマークした。

2013年のスタートで苦戦していた彼は同年3月、自分のスイングが“自分が思うよりもさらに外れていた”ことに気付いた。「当時の自分の努力やコーチ陣への信頼が今、効果を現しはじめているんだと思う」とジョンソンは話した。

<一方、大会の大御所たちは…>

ゲイリー・プレーヤーがヒュマナ初日で戦うことはなかったものの、トーナメント最初のティショットを決めた。彼が健康的な生活を心がけているのは明らかで、健康的な生活を提唱する今回のツアーでも精力的な活動を続けている。

大会初日にはビル・クリントン元大統領も出席し、記者会見とゴルフチャンネルの放送にも登場した。

元大統領も今回プレーしていないものの、ここ数週間は休暇中に2度プレーし、27ホールを回るなど、いつにも増してゴルフコースに出ていたそうだ。ゴルフともう1つの趣味であるサキソフォンは「どちらも再開しようとしている」そうだ。

<完璧そのもの>

案の定、「ヒュマナチャレンジ」初日ではロースコアが大量に出た。天候はパーフェクトで気温も20度台前半、風もあまりなかった。それに加え、ヒュマナの3コースはどれも、昨年の米ツアーで最も易しいレイアウトだった。

初日は155名のプレーヤー(ブー・ウィークリーは棄権)のうち、実に112名がアンダーパーで終えた。さらに半数以上(79名)が70を下回る結果に。以下は初日の各コースの平均スコアだ。

ニクラス・プライベート:69.4
パーマーコース:69.7
ラ・キンタ:70.2

マット・エブリーは、PGAウェストのニクラス・プライベートコースでプレーし、後半2ホール(共にパー5)で2イーグルを決め、「65」をマークした。

<厳重な警備>

クリントン元大統領の出席は、1人のPGAツアー選手がフィールドに出るのをやや難しくする要素となった。チャーリー・ウィはPGAウェストに向かう途中で、2度も身分確認を求められた。元大統領が来るとあってセキュリティは厳重レベルとなり、警備員はウィが出場選手なのかをしっかり確認しておきたかったのだ。

「今日は無事プレーできて、本当によかった」と、冗談交じりに振り返るウィ。彼は喜ぶのも不思議ではない。ウィはこの日、パーマーコースでプレーし「65」をマークしたからだ。米カリフォルニア州ノースヒルズから150マイル(約241km)離れたところに暮らす彼は、今年の大会に備え、昨年のクリスマス時期にPGAウェストでプレーしていた。「それが功を奏したんだと思う」とウィ。「おかげでゴルフコースを熟知したよ」。

PGAツアーで210試合を戦ってきたウィは、初勝利を目指している。彼はこれまでのヒュマナでの4試合とも予選を通過したが、最高でも22位タイどまりだった。

<面白い数字>

バーディ続出の「ヒュマナチャレンジ」だが、プレーヤーには大たたきの可能性もある。多くのホールにはウォーターハザードやバンカー、OBがあるからだ。それは後半を34で回る中、イーブンパーが1ホールだけだったチェッソン・ハドリーのツイートからもわかる。彼は結局、初日を「71」で終えた。

チェッソン・ハドリーのツイッター
今日はトリプルボギーにダブルボギー、ボギー、パー、バーディ、そしてイーグルをマークした。

2012年の本大会で2位だったロバート・ガリガスは今回、ラ・キンタでプレーした。彼は後半5番ホール終了時点で6アンダーだったものの、6番と7番の連続2ホールでダブルボギーを叩く羽目に。初日を2アンダー70で終えた。

情報提供:PGA TOUR

関連リンク

2014年 ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション



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