両軍を支えた リスと恵みの雨
2013年 プレジデンツカップ
期間:10/03〜10/06 場所:Muirfield Village Golf Club
ウッズとクーチャー、勝利へのダンスを披露
By Mike McAllister, PGATOUR.COM
フォアボール形式で争われたプレジデンツカップ初日、ウッズは何もかもを楽しんでいる様子だった。
バーディを決めると、パートナーのマット・クーチャーと共に米国人気ホームコメディ番組「フレッシュプリンス・オブ・ベルエアー」を真似て喜びを表現した。チームメイトのプレーを見ているときには、ガールフレンドであるアルペンスキー選手リンゼイ・ボンが、ウッズの首にリスを乗せて彼を驚かせる場面も。そしてウッズは自身のラウンドでは、スタートホールからのリードを保ち、アンヘル・カブレラ&マーク・リーシュマン組に5&4で勝利したのである。
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「とても楽しいラウンドだったし、勝てて良かったよ」。
ウッズはこれで、両チーム合わせて最多となるプレジデンツカップ21勝目。プレジデンツカップとライダーカップを合わせて、計19人の異なるパートナーと組んで勝利した。そして、これまでウッズと組んだ18人の選手は、彼がウィル・スミスの人気番組さながらにダンスを踊ってみせるとは考えもしなかっただろう。
「全くもって僕のおかげだね」とクーチャーは笑ってみせた。「彼は完璧なカールトンだと思ったんだよ」。
カールトンとは、「フレッシュプリンス・オブ・ベルエアー」に出演しているカールトン・バンクスのこと。このダンス動画(http://www.youtube.com/watch?v=jKlxjbhB9HE)を見れば、クーチャーのジョークの意味がわかるだろう。
とにかく、昨日の練習ラウンドでウッズが米国のチームメイトであるスティーブ・ストリッカー&ジョーダン・スピース組を破ったように、この日もやること全てがうまくいっていた。「12ホールをプレーして9アンダーだったんだ」。
しかしながら、ウッズとクーチャーが素晴らしいプレーを見せたことは、全く驚くべきことではない。二人は、ミュアフィールドが大好きなのだ。ウッズは同コースで開催された「ザ・メモリアルトーナメント」で5度優勝。クーチャーは昨年大会の覇者であり、さらに何度もトップ10入りしている。
「僕たち二人は、このコースでどうプレーすべきか知っている。とても心地よくプレーできたよ」とウッズは言う。
とはいえ、フォアサムで争う2日目はそう簡単にいかないかもしれない。相手は世界選抜の強豪、ルイ・ウーストハイゼン&チャール・シュワルツェル組だ。南アフリカ出身の二人は初日、昨年のライダーカップで無敗だったフィル・ミケルソンとキーガン・ブラッドリーを破った。二人にウッズとクーチャーを恐れる気持ちはないだろう。
そして何より、彼らはウッズとクーチャーの最新ダンスを絶対に見たくはないはずなのだ。