強風にも負けず、グローバーがリードをさらに広げる
2013年 チューリッヒクラシック
期間:04/25〜04/28 場所:TPC Louisiana
14歳グァン、PGAツアーで健闘中
By Brian Allee-Walsh, PGATOUR.COM Correspondent
(ルイジアナ州アボンデール)
大会3日目の土曜日、14歳のアマチュア選手、グァン・ティンラン(中国)は、18番(パー5)の3打目をバンカーから打った。大人に混じりながら、ひとりの子供がPGAツアー2戦目でも大健闘を続けている。
「ラウンド中にショットを打った後“こんなところにワニがいるよ”なんて笑いながら言っていたよ」。とグァンのキャディを務めるトッド・マクファーソンは明かす。「多くの人は、彼が子供だってことを忘れちゃっているよね」。
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「細かなことに意識を向けて、いいゴルフをしようと努力しているけど、実際のところ彼はまだほんの子供です。クラブを握れば素晴らしいショットを放つけど、ホールアウトすれば子供そのものですから」。
チューリッヒオープンの2日目を終えた時点で、グァンは大人顔負けのプレーを披露していた。「72」「69」のトータル141は通算3アンダー、見事に予選を通過した。
大会3日目はコンディションにも泣かされ、5オーバーの「77」とスコアを落としたグァンだが、3日目を終わった時点で通算2オーバーの218、見事な成績で最終日の日曜日に挑む。
「今日は良くなかったですね」と、グァンはレポーターに語った。「スタートからつまづいてしまいました。中盤でいくつかバーディを取って巻き返せたのですが、全体的にいいラウンドではありませんでした」。
3日目のグァンは、まるでジェットコースターに乗っているような「39-38」のスコアだった。3バーディ、5ボギー(18番パー5のボギーを含む)、1トリプルボギーと今日は終日、出入りの激しいゴルフを展開した。
「とはいえ彼は、自分自身をしっかりコントロールしているよ」と、キャディのマクファーソン。「彼は常に冷静で、喜んだり落胆したりがほとんどないんだ。今日はタフな一日となったけど、明日の最終日もあるしね。調子の良い日があれば、ダメな日もある。それがゴルフってもんだからね。これからも沢山の苦しい局面に当たると思うけど、それもゴルフの一部だからね」。
地元ニューオーリンズ在住の37歳マクファーソンは、TPCルイジアナコースのメンバーだ。『Fore!Kids』ファンデーションCEOのスティーブ・ワーティー氏からの依頼で今大会はグァンのバッグを担ぐこととなった彼は、タイミングの巡り合わせで、マスターズで史上最年少の予選通過を果たしたわずか2週間後にグァンとコンビを組むこととなった。
「本当に素晴らし経験だし、これほど楽しいことはないね」と、マクファーソン「彼は実にいい少年だよ」。
「これまで3日間のラウンドでは、初日の17番ホール(213ヤード)のティショットが強烈に印象に残っているよ。彼は4番ウッドを選択して、1フィートにつけたんだ。素晴らしい一打だったね。彼はショートゲームも上手だし、今日だってスコアは崩したけど(ショートゲームの)内容は素晴らしかったよ」。
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