池田勇太は7年ぶりの上海 ターゲットは「年末の50位」
2018年 WGC HSBCチャンピオンズ
期間:10/25〜10/28 場所:シェシャンインターナショナルGC(中国)
稲森佑貴はWGC初出場 「飛ばないなり」の戦い方
◇世界選手権シリーズ◇WGC HSBCチャンピオンズ 事前情報(23日)◇シェシャンインターナショナルGC (中国)◇7261yd(パー72)
2週前の「日本オープン」でツアー初勝利を飾った稲森佑貴は、賞金ランキングを2位に上げて初の世界選手権シリーズの出場切符を手に入れた。22日(月)に中国・上海に入り、23日(火)は18ホールで練習ラウンドを行った。
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ギャラリーがまだ入ることができない開幕2日前。看板などの設置作業が続き、まだ“未完成”とはいえ、会場を見渡すだけでその違いを実感した。「テレビで観てきて、PGAツアーは華やかで、かなり賑わっていると思っていた。現場に来たらやっぱりすごい。規模がデカイ!まだ始まっていないですけど、海外で戦うのはいいな…と」。この日はインの9ホールを小平智と一緒にプレー。米ツアーの近況を多少なりともうかがい知ることもできた。
稲森のこれまでの海外経験は、日本ツアーが絡む国外開催のトーナメント出場がメイン。今回はブルックス・ケプカをはじめとした世界ランクトップ3が集まったWGCだ。7261yd(パー72)のコースについて、24歳は「距離も長いところ、短いところとメリハリがある。グリーンも形状が入り組んでいて、あまり適当に狙うとパッティングに苦しむ。ラフもいやらしい」と難度の高さを実感しているところ。
ただ、そうであれば、持ち味を活かす以外の手段もない。「ここでもティショットを曲げないように、セカンドをフェアウェイから打って、パーを拾いながら4日間やりたい」と、日本ツアー屈指の正確な1Wショットにかける。
「周りは外国人選手ばかり。飛ばしのスペックはみんな群を抜いている。僕は飛ぶ方ではないので、飛ばないなりに、セカンドショットをマネジメントしたい。日本オープンと似ているところはある。距離が出なくてもチャンスにつなげられると思う。極力ラフに入れないように。フェアウェイキープを大事にやりたい」
予選落ちがなく、全選手が4日間をプレーする大会。実力試しには絶好の機会になる。(中国・上海/桂川洋一)