キレそうでキレない岩田寛「ぼくは幸せ者です」
トップのマクドウェル「岩田?知らない。でも…」
中国のシェシャンインターナショナルGCで開催中の「WGC HSBCチャンピオンズ」3日目。岩田寛がトップに1打差の通算10アンダー2位につけ、日本勢初の世界選手権シリーズ制覇に近づいた。リーダーボードの1つ下には今年の「マスターズ」を制したバッバ・ワトソンと「全米オープン」覇者マーティン・カイマー。そして単独首位に立つのが、こちらもメジャーチャンピオン、グレーム・マクドウェル(北アイルランド)だ。
3日間、悠然と走り続けた単独首位。初のWGC制覇を視界にとらえ「昨日の(後続との)3打差は確かに1打差になってしまったけれど、コースを楽しめている。すばらしい大会であることは疑いようがないし、タイトルのステータスはもちろん特別なものだ」と笑顔で話した。
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ただし、ピッタリと背中に張り付いた日本人の存在は「まったく知らない」という。岩田の米ツアーのイベント出場は2008年と今年の「全英オープン」と、2009年「ソニーオープンinハワイ」のみ。無理もない。それでも「(前の組でプレーしている岩田の)スイングを一度見かけたんだ。すごく美しいスイングに見えた」と賛辞を送った。
「日本からはすばらしい若手選手がたくさん生まれているようだね。彼も“ナイス・キッド”みたいだ。もちろん僕はリスペクトして挑むよ。明日会うのが楽しみだ」。同郷のロリー・マキロイの良き兄貴分としても有名で、PGAツアーきっての「紳士」としての一面が垣間見える。
ただ、Gマック!岩田は1981年1月生まれの33歳。幼顔に見えたかもしれないけれど、アナタのたった2つ下なんだ!(中国・上海/桂川洋一)
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