ベン・マーティン、小さな積み重ねが生んだ大きなゴール
2014年 チューリッヒクラシック
期間:04/24〜04/27 場所:TPCルイジアナ(ルイジアナ州)
喪章をつけたノ・スンヨルが最終組でムービングデーへ
ルイジアナ州のTPCルイジアナで開催されている米国男子ツアー「チューリッヒクラシック」の2日目、ノ・スンヨル(韓国)が36ホールを終え、ただ1人のノーボギーを続けて4バーディ「68」にまとめ、通算11アンダーで3位をキープ。首位を快走するベン・マーティンに4打差で食らいつき、激動必至のムービングデーを最終組で迎える。
3週間前の「シェル ヒューストンオープン」では、第2ラウンドをプレー中に手首痛のため途中棄権。それから2週間は韓国へと戻り、久々に家族と長い時間を過ごしたという。「友人たちにも会えてすごくリラックスできたこともあって、今週最初の2日間で良いスタートが切れたのだと思う」と、力みなく迎えた復帰戦でいきなりの首位争いを演じている。
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「距離があるパー4は池も絡んでいるので、特にアイアンのコントロールを意識している」というゲームプランが順調に進行。グリーンを外したのは初日が2回、この日も3回だけで、安定したパットでスコアを仕上げる。2日間のパーオン率86.11パーセントは全体の3位、ストローク・ゲインド・パッティング(スコアに対するパットの貢献率)1.801は9位で、バランスのとれた危なげないプレーは数字からも明らかだ。
今週出場している韓国出身の選手たちは、16日に発生した韓国の旅客船『セウォル号』沈没事故の惨事を受け、キャップやバイザーに喪章を付けてプレーしている。「(行方不明者の)全員が安全でいることを願っています」と、この時ばかりは笑顔を消した。(ルイジアナ州ニューオーリンズ/塚田達也)
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