松山英樹の一問一答 全米オープン最終日
2013年 全米オープン
期間:06/13〜06/16 場所:メリオンGC(ペンシルベニア州)
松山英樹 大会ベストスコアに並ぶ「67」で10位「自信になる」
ペンシルベニア州メリオンGCで開催された海外メジャーの今季第2戦「全米オープン」最終日。松山英樹は6バーディ、3ボギーで回り、今大会のベストスコアに並ぶ「67」(パー70)をマークした。通算7オーバーで終え10位タイに食い込み、来年度大会の出場権を獲得。全米オープン初出場の日本人選手としては、1987年大会で17位となった尾崎将司を抜いて、最高成績となった。
10オーバーの39位タイで迎えた日曜日は、望んでいた優勝争いからは遠い位置。しかし、松山の闘争心は冷めなかった。「昨日終わった後の練習の時から、すごく良かった。いい感じで振れていたので、今日は行けるんじゃないかと感じていた」。出だしの1番をボギーとするが、すぐに次の2番(パー5)でバーディを奪い返す。7番までに3バーディ、2ボギー。難関コースを果敢に攻め込み、自ら出入りの激しい展開を作った。
<< 下に続く >>
すると後半、303ヤードと短い10番で、第2打をピンそば1メートル以内につけてバーディ。11番は「自分でもびっくりした」と12メートルを沈める。さらに12番では右から4メートル。中盤の3連続バーディで順位をぐんぐんと上げた。
17番(パー3)で3メートルのチャンスを逃し、悔しがった。しかし初日のフィル・ミケルソン、2日目のビリー・ホーシェル、3日目のリッキー・ファウラー、この日のジェイソン・ダフナーに並ぶ1ラウンド「67」は今大会のベストスコア。
「18番のボードを見て『そういえば66って出てないよな』と思って。最後はバーディを狙いにいったけれど、全然(ラインが)違いましたね」と苦笑いしたが、「世界のトッププロが3アンダーしか出ない。その中で自分が今日、3アンダーで回れたのはすごく自信になる。難しいけど、こういうプレーを続けたら…続けたられら、勝てるんじゃないかと思う」。
アマチュア時代の昨年4月、「マスターズ」では最終日に「80」の大叩き。悔し涙で目を晴らした。今大会はそれ以来、プロ転向後初のメジャーだった。「予選を通過して、最終日にこういう良いプレーができたのは収穫。マスターズの時に崩れたので、ちょっとは克服できたと思います」。
次週は休む間もなく「日本ゴルフツアー選手権」に出場。そして来月には再びメジャーの「全英オープン」に初挑戦する。
最終日、同組でプレーしたスコット・ラングレーは「全米オープンで67を出したんだ。もちろんPGAツアーでプレーできる」と称賛した。だが松山は、将来の夢である米ツアー優勝、メジャー制覇への手応えついて「全然近づいてないです。まだスタートラインくらい」と言った。そうであれば、そこに立てたことが、何物にも代えがたい収穫だ。(ペンシルベニア州アードモア/桂川洋一)
- アダム・スコット スペシャルコンテンツ公開中!
- ユニクロは、2013年マスターズ優勝者のアダム・スコット選手を”グローバル ブランドアンバサダー”として迎え入れました。 アダム・スコット選手がトーナメントで着用しているウェアは、胸ロゴを除いてユニクロ店舗で販売しているウェアと一緒です。 つまり、普段の生活でも使えるものを、トッププロがゴルフで着用できるのがユニクロの良さです。 彼がPGAツアーで着用するウェアをスペシャルサイトにて紹介しています。