藤田寛之が詳細解説 オーガスタナショナルGCコースガイド
2013年 マスターズ
期間:04/11〜04/14 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
藤田寛之、石川遼がオーガスタで合同練習ラウンド
今季の海外メジャー初戦「マスターズ」は11日(木)、ジョージア州のオーガスタナショナルGCで開幕する。日本勢の2人、藤田寛之と石川遼は8日(月)、当地で練習ラウンドをともにした。
いよいよマスターズウィークを迎えた月曜日、アゼリアの花が満開のオーガスタナショナルには早々に大観衆が訪れた。藤田と石川は午前10時過ぎからアウトコースをプレー。後半インの9ホールではイタリアのマッテオ・マナッセロも加わり、3人でコンディションをチェックした。
<< 下に続く >>
昨年国内ツアーで自身初の賞金王となり、年度末の世界ランキング50位以内の資格で2年ぶりの出場となる藤田。しかし1月に右肋骨を疲労骨折し、ようやく患部の痛みが消えかけている段階だ。3月中に設けていたショット練習の球数制限は“解禁”したが「急ピッチで状態を整えているといった感じ。体がまだ慣れていない。普段よりヘッドスピードは2(m/s)くらい出ていない」と言う。
それでも前週から同コースで入念に練習ラウンドを行い「前回出た時よりも、(大会前週のコースコンディションは)本番に近い状態になっているので、ありがたかった」と前を向く。宿舎では高速グリーン対策に、フローリングの上でパットを繰り返すなど「とにかくやれることをやる」とマイペースを貫く構えだ。
一方の石川も、藤田とのラウンドを終え「緊張感がある中で、こういう公式練習の日は楽しい。(コースのことなどを)話しながらやれるのは、ゴルフをやっていて幸せな瞬間」と充実の表情。「(パトロンが入ると)雰囲気は違うし、今日からが試合の始まりというところもある。良い想定ができる状況」と、開幕初日に向けて状態を高めていく。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)