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全英オープン3日目注目選手インタビュー/タイガー・ウッズ

-「今日のスコアが69と、今週のベストスコアですね?何が違ったのですか?」

タイガー・ウッズ
「風がゆるくなった事が大きいですね。又、前半ではラッキーなイーグルもありましたから弾みが付きました。でも、決して簡単なコースではありません。忍耐力なしではスコアにはなりませんね。風が弱まったのと、ピンの位置が昨日よりも公平な位置にあったのでスコアが伸びたんだと思います。しかし、ここのコースは、グリーン毎に速さが違うため困惑してしまいます。日なたになるグリーンと、グランド・スタンドで日陰になっているグリーンとでは、スピードが全く異なるのです。だから、グリーンへ上がり、芝の光加減で速さを予想するしかありません」

-「15番では最高のドライバーショットを打っていましたが、今日は3番ウッドを多用していましたね?」

タイガー・ウッズ
「あの風ならドライバーが必要ないホールが多いんです。又、ドライバーで打つとクロスバンカーに届いてしまうので3番ウッドを使う事が多かったですね」

-「今日はまだ3日目ですが、18番ホールのグリーン周りには大勢のギャラリーがいました。やはり大勢のギャラリーに、この大舞台で暖かく迎えられるのは一味違いますか?

タイガー・ウッズ
「いいえ、そんな事はありません。私たち選手は、自分のプレーで精一杯ですし、集中力を欠かない様にしているから周りの事にはあまり注意していないんです。とくに最終ホールで難しいパットを残していましたから、その事だけに集中していました。もちろん、ギャラリーの暖かい声援、サポートには感謝しています。しかし、集中力を維持する事も大事なんです。

-「メジャー大会に関しては、最終日に逆転して優勝と言うパターンは一度もありませんが、攻め方を変えるのですか?」

タイガー・ウッズ
「それはありません。明日も忍耐強いラウンドをするだけです。ここのコースではバーディも出ますが、小さなミスから大叩きする事にも繋がります。良いショットをしても悪い結果になる事も頻繁です。例えば、15番ホールで、ピン側4、5メートルに寄ると思ったショットが、止まらずグリーンからこぼれてしまいました。17番のティショットも、フェアフェイセンターに落ちたのに、真右にバウンドしたのでラフに捕まり刻むだけになりました。いくら自分ではナイスショットをしたと思っても、結果的にはトラブルと言うケースもありますから、忍耐力が必要なのです。無理をせず、パーを重ねて幾つかバーディが決まればトップとの差は縮まるはずだと思います」

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