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日本ツアー選手情報/全英オープン最終日

最終日も昨日同様、快晴だが、ときどき突風が吹く。最終組がスタートしたころには風がかなり強まり、難しいピン位置とあいまって、上位争いは混戦模様となった。午前の早い時間にスタートした片山晋呉友利勝良、そして優勝争いに絡む、好位置からティオフしたS.K.ホは、皆、笑顔で4日間を終えた。

S.K.ホ

「3日目に最終組で回れたことだけで十分です」

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「目標はトップ5入り」と意気込んでいたS.K.ホだが、ダブルボギー発進となった最終ラウンドは苦戦気味。前半39、後半もボギーを3つ叩いて38。今日6オーバー77、通算8オーバーで28位に終わった。「でも初めてメジャーに出場したこと、3日目に最終組で回れたことだけで、十分です。うれしい」とさわやかな笑顔。「風が強かったので、その計算が良くなかった。ピンが左のとき、左を狙ってミスすると、次のアプローチが難しくなる。そのへんのコントロールができなかったのが惜しかったです」というS.K.ホは、マネジメントを学んだばかりでなく、いろんなものを感じ取ったようだ。「アメリカ人は冷たいってイメージだけど、ここは全英でヨーロッパだから良かったです」と言いながらも、今秋は米ツアーQスクールに挑戦するそうだ。この経験を、まずは日本ツアーで生かし、目標の新人賞獲得を目指してほしい。

片山晋呉

「この経験が次につながると思います」

9オーバーからスタートした片山晋呉は7番から3連続バーディで6オーバーまで伸ばしたが、バック9はボギーが3つ。イーブンパー71、通算9オーバー34位で4日間を終了した。「後半、スコアは崩れたけど、自分では崩れたという感じはないです。ティショットもアイアンショットもいい感触で打てていたし、この経験が次につながると思います」。片山にとって、今回は5回目の全英オープン。「メジャーにはこれまで16回か17回は出ているけど、それがいい肥やしになっている。最初は予選を通るか通らないかのレベルだったけど、今は(何かあっても)怒らなくなったし、引きずらなくなったそうだ。そのためか、ロイヤル・セントジョージズの風やマウンドだらけのフェアウェイ、グリーンに対しても、「仕方ないと受け入れられるようになったのは成長している証拠」と言う。その成長ぶりを生かし、次なるメジャー、全米プロで活躍してくれることを期待したい。

友利勝良

「10年ぶりに来られて、十分楽しませてもらいました」

今回が7度目の全英出場となった友利勝良にとって、このロイヤル・セントジョージズは全英初出場を飾った思い出の地。今日5オーバー76、通算16オーバー69位と順位を落として4日間を終えた友利は、それでも「10年ぶりに来られて、十分楽しませてもらいました」と語った。「グリーンが読めないですね。微妙な傾斜があって見えない。そう思って打つと、今度は曲がらなかったりする」と、ロイヤル・セントジョージズの難しさをあらためて痛感した様子だ。友利は明日、ロンドンへ移動し、来週の欧州ツアーの大会アイリッシュオープンの出場の可否を待ちながら、「ゴルフでもしようかな。明日はプレッシャーがないから大丈夫」と笑っていた。

テキスト&写真/BEYONDSHIP

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