タイガー記者会見/全米オープン
ジェイ・ハース親子 夢の全米オープン共演
今季大活躍のジェイ・ハース。その息子、ビル・ハース(21歳)が難関の36ホール予選をトップで突破し、初の全米オープン出場権を獲得。1977年にジャック・ニクラスと息子ゲーリーが一緒に出場して以来の“親子でのメジャー大会共演”が今年の全米オープンで実現する。
ジェイ・ハース
「夢のようですね。でも夢にも思わなかったというのが本音です。私の初めての全米オープンは1974年、ビルと同じ21歳の時でした。」
父の初出場と同じ21歳のビル・ハースはメリーランド州で開催された最も米ツアー選手が多く出場していた36ホール予選をトップで突破しての出場。現在ウェイクフォーレスト大学の4年生はこの春アマチュアの大会で、2度の個人優勝と4度のトップ6入りを果たしている。昨年夏にはパーマー・カップ米国チームを優勝に導き、MVPを受賞している。
練習ラウンドの火曜日の午前中に、ハース親子は9ホールをタイガーと。午後の9ホールはマーク・オメーラ、フレッド・カプルスとラウンドした。
ビル・ハース
「試合が楽しみで木曜日まで待てない感じです。練習ラウンドも楽しくて、メジャーの一週間を満喫させてもらってますけれど、早く試合をしたいです」
タイガー・ウッズ
「親子2人にとってまさに夢が叶ったという感じでしょう。ジェイは本当に子煩悩な人です。忙しい中でもちゃんと子ども達との時間を大切にしてきた人ですよ。父子の関係を見ていてすばらしいです。私も父とは近い関係にあるのでよく分かります。また一緒にメジャーでプレーして、また互いに競争し合うとはとても素晴らしいことだと思います」
ジェイ・ハース
「息子のゴルフの腕前も誇りに思ってますが、何よりも素晴らしい青年に育ってくれたことを誇りに思ってます」
学業と大学のゴルフ試合の合間をぬって父の応援に駆けつけていたというビル。そのおかげか、ジェイ・ハースは今季4度のトップ5入り。うち2度は2位という成績だった。
ビル・ハース
「皆親父の年齢のことを言って話題にしているけど、親父はまだまだこれからさ。でも来年50歳になる父にシニアに行くか、PGAに残るかという選択肢が許されているほどまだパワーがあるというのは誇りだね。自分自身、別に記録を作りたくはないけど、でも決勝ラウンドには残りたい」
ちなみに、29年前にジェイ・ハースが初出場したときは、無事に予選突破。54位タイに終わっている。