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7年越しの因縁!!打倒タイガーに燃える選手たち!?

全米プロゴルフ選手権 3日目

1999年の「全米プロゴルフ選手権」は今回と同じメダイナカントリークラブが舞台となった。最終日を迎え11アンダーの首位にはメジャー2勝目を狙うタイガー・ウッズとカナダの新鋭マイク・ウィアが並んでいた。最終日を前にインタビューを受けたウィアは「自分には失うものはない」と言い、迎えた最終ラウンドでは序盤からスコアを崩し「80」の大叩き。自ら自滅する形で3アンダー10位タイという結果に終わった。

それから3週間後、地元カナダで開催された「エアカナダ選手権」では、決勝ラウンド2日間で8ストロークずつ伸ばしツアー初優勝。さらに3年半後、ウィアは「マスターズ」で勝利しカナダの英雄となった。米ツアーでレフティと言えば、学生時代から数多くのタイトルを勝ち取ってきたフィル・ミケルソンだったが、ミケルソンよりも1年早くメジャータイトルを手にした。

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99年の「全米プロ」で大きな勉強をしたウィアは、冷静なプレーを完全に見につけた。今大会の3日目にタイガーと同じ「65」のコースレコードをマークしたウィアは、最終日も同じような攻め方でスコアを伸ばしてくるだろう。7年前の借りを返す絶好のチャンスが到来した。

そして、もう一人。その99年大会で最終日を9アンダーの3位タイでスタートしたセルヒオ・ガルシアにとっても思い出の大会なのだ。当時19歳のガルシアは、タイガーの好敵手として注目されていた。その直接対決が実現したのがこの最終日だった。初日に「66」の6アンダーで飛び出したが、2日目には大きく後退、そして最終日も崩れそうになったが踏ん張って10アンダーでフィニッシュした。

追う立場の選手たちが崩れていくパターンでタイガーの圧勝かと思われたが、タイガーも伸び悩み、11アンダーでフィニッシュ。ガルシアをわずか1打差で交わしての優勝だった。ガルシアはこの戦いから幾度となく、タイガーとメジャーでの優勝争いを演じてきた。今年7月の「全英オープン」でも最終日、最終組でタイガーとラウンドしたのはガルシアだった。今大会は最終日を前に4ストロークの差がついているが、逆にプレッシャーを感じずにスタートすることで、爆発的なスコアを出す可能性も秘めている。ガルシアも7年前の借りを返すチャンスを窺っている。

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