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全英オープンコラム:全英オープンの歴史

リンクスの名勝負は今年で135回目を迎える。その歴史はメジャーで最も重い!

4大メジャートーナメントの中でも、最も歴史ある大会なのが「全英オープン」だ。正式名称は「The Open Championship」で、イギリスのゴルフ競技団体R&A(ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフクラブ)主催で、毎年7月中旬に開催されている。

第1回大会は、1860年にプレスト・ウィックで行なわれ、ウィリー・パークが優勝の栄冠に輝いた。その後、数々の名勝負を生み続けていくが、1871年を始めに1915年から1919年、そして1940年から1945年にかけては戦争での中止を余儀なくされた。それでも今年で135回目を迎えるというから、その伝統の重みと深さが分かろうというもの。

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毎年、開催する地区を変更して実施されるのも特徴で、コースは常にシーサイドリンクスに限るという不文律もある。5年に一度は、ゴルフの聖地「セント・アンドリュース」で競技を行ない、昨年はこの地でタイガー・ウッズが完全優勝。ダブルグランドスラムという記録を樹立したのは記憶に新しいところだ。本来、セント・アンドリュースでの競技は2006年の予定だったが、昨年の大会がジャック・ニクラスのメジャートーナメント「完全引退試合」になったため、1年前倒しとなっている。ちなみに今年は、ロイヤルリバプールGCが開催地となる。

もちろん、時を経るにつれ変更が施された点も多く、プレーオフの競技方法もそのひとつに挙げられる。以前は翌日に18ホールのストローク・プレーで行なわれていたが、現在は4ホールのストロークプレーへ変更。それでも決着が付かなければサドンデスとなる。

歴史を遡れば、ハリー・バードンが1896年から1914年の間に、6回という最多優勝回数記録を打ち立て、トム・モリス・ジュニアが最年少(17歳と5ヶ月)&最年長(46歳と99日)での優勝者として名を連ねる。さらに、1993年にはホワイトシャークことグレッグ・ノーマンが、72ホールでの最高スコア「267」をマーク。さらに「全英オープン」は日本人にとっても馴染みの深いメジャーで、1982年に倉本昌弘が4位、2002年には丸山茂樹が5位に入る活躍も見せている。今年も片山晋呉を筆頭に6人の日本人選手が参戦予定だが、2006年の日本代表達はどんなプレーを見せてくれるのだろうか? 優勝者に贈られるトロフィー「クラレット・ジャグ」を手にするのは果たして……。

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