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今日のタイガー/セントアンドリュース以外の全英制覇なるか!?後半の「風」攻略がカギ

全英オープン事前情報

2006年度の「TheOpenChampionship全英オープン」は英国イングランド・ロイヤルリバプール・ホイレークで行われる。今年で第135回大会となる「全英オープン」がこのコースで開催されるのは1967年以来の11回目。タイガー・ウッズが「全英オープン」に挑戦するのはプロとしては10回目。アマチュアとして参戦した1996年、1997年を含めると12回目となる。過去に2度、全英で優勝トロフィーとなる「クラレットジャグ」を掲げたのはいずれもスコットランドのセント・アンドリュース開催のときとなっている(2000年、2005年)。

5月に最愛なる父、アールさんを亡くしたタイガーは、マスターズ後から参戦したのは「全米オープン(プロとしては初のメジャー大会予選落ち)」と「シアリスウェスタンオープン(2位)」のみ。調整不足が心配される中、シカゴ(ウェスタンオープン)では、連日2時間から3時間のプレー後の居残り練習で、2位タイという結果を残している。自宅での練習はもっとハードだと語っていたタイガーは、スイングコーチのハンク・ヘイニー氏とのスイング改造は安定度を見せている。クラブのリリースを少し早めて振り遅れないことを気にしている様子。

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「ウェスタンオープン」では全英でも多用すると考えられる3番や5番ウッドでのノックダウン、スティンガーショット(風に影響されにくい低い弾道の球)を試していた。もともと下半身のターンの速さと左サイドの伸び上がりに対し上半身とクラブヘッドが追いつかないという癖は完璧には治ってはいない。しかし、気迫のサンデーバックナイン、勝負がかかったときの集中力がある限りタイガーが優勝争いに絡んだときは、他の選手にも威圧感を与えることになるだろう。

ロイヤル・リバプールはまだ練習ラウンドどころか写真も見ていないと語っていたタイガーだが、キャディのスティーブ・ウィリアムスは1983年の欧米アマチュア対抗戦「ウォーカーカップ」でキャディーを務めた経験があるという。通常メンバーがプレーするホールの順番ではなく、普段16番ホールとなるパー5が今大会の最終18番ホールとなる。(通常17番→全英1番、通常18番→全英2番、通常1番→全英3番)今回は、前半は3495ヤードのパー35、後半が3763ヤードのパー37となるが、タイガーは10番までにスコアを伸ばしてくると予想する。後半は左からの風が苦手なタイガーにとって心配なホールが多い。11番から14番がシーサイド。リンクス特有の風が左から吹くという。そして上がり16番と18番はパー5で一発逆転もあるが、17番、18番は両方とも右サイドにOBがあるという。ここのバックナインで安定度を見せることができればこの「全英」優勝はもちろん、シーズン後半戦に向けて完全復活宣言となりそうだ。

【おまけ】
イギリスの地元新聞紙によるとタイガーは今大会開催の近くのヒルバークホテルを6日間貸切で予約、費用は14万ポンド(日本円約3千万円)といわれている。19の豪華な部屋があるこのホテルにはヘリポートもあり、タイガーはヘリコプターで試合会場に移動するのではないかと噂されている。

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