世界ジュニアゴルフ選手権【1】 ジュニアが挑む世界への登竜門
優勝したら富士山でスノボー!? 米国チーム記者会見/WGC EMCワールドカップ練習日2日目
タイガー・ウッズ、デビッド・デュバルのアメリカチームの記者会見が行われた。
今回のコース(太平洋クラブ御殿場コース)についての印象を聞かれ、デュバルは「とても整っているコースだと思います。雨でちょっと湿っていますけど、グリーンも大きく、スピードも速い。先週の宮崎とはちょっと違うけど、非常にいいコンディションだと思うよ」
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ウッズは「昨日の雨でかなりグリーンが柔らかいけど、コースは非常にいい状態。グリーンがドライになってくれればチャレンジのしがいのあるコースに変わってくると思うので、デュバルと一緒にプレーするのを楽しみにしています」
そして、心配される腰痛についてウッズは、「今回のフライトが18時間と長かったので心配していたが、今は特に問題ない。はりはちょっとあるけど、間接の動きも問題ない」
今大会のライバルとなる国は「日本チームは非常に強いと思います。去年アルゼンチンで開催したときに、ホストチームのアルゼンチンが強かったですから、今回のホスト国、日本は非常に強いチームだと思うます。後はアーニー・エルス、レティーフ・グーセンの南アフリカチーム、アイルランドチーム・・・」やはり、地元日本が少し有利だと考えているだけに、明日初日の戦いは注目が集まる。
また、今回ワールドカップということで、普段のゴルフメディアばかりではなく、一般誌の取材陣も多数加わっている。中でもサブラ(小学館)の記者は、ウッズと親交の厚いプロバスケットボールのマイケルジョーダンの復帰についてどう思うかという質問が上がった。「バスケットボール界にとっては当然だが、スポーツ界全体にとっても意味のあることだと思う。今、彼は38歳なので、28歳の頃のプレーと比べると違うところがあると思う。彼自身苦しんでいると思う。ただ、若い選手と一緒のチームでプレーオフにいってもらいたいし、頑張ってもらいたい」
オフシーズンにはスノーボードを楽しむデュバルには、富士山でスノーボードがやりたいか? という質問。「滑れるの?」と逆に質問を返し、「日曜日に優勝して、終ったら行ってみたい」とジョークまじりの記者会見となった。
そして、2人は揃ってこの大会で優勝することが、日本のファンへのサービスだと考えている。アメリカチームの3連覇、ウッズ、デュバル組みでの2連覇に向け、いよいよ明日初日を迎える。
富士山頂までくっきりの秋晴れ、米国チームがラウンド練習をした
前日の雨から一転、抜けるよう青空となった練習2日目。前日1時間ほどの練習で引き上げたタイガー・ウッズが、朝一番8時からコースをラウンドした。トップスタートで一人ということもあり、9ホールを1時間20分ほどで上がってきた。
そしてデュバルと合流し、9時40分からインコースに入った。優勝候補の米国チームが揃ってラウンドしたため、ギャラリー数はホールを追うごとに増していった。
18番グリーンでは、通常のトーナメントの最終日を上回るほどの人数がたった2人のプレーヤーを待ち受けていた。終盤は前の組との間隔が詰まり、ティグラウンドで談笑する姿も見られた。17番ではデュバルがギャラリーに向け笑顔で手を振る和やかなムードとなった。
この日のウッズは、腰の痛みなど影響なさそうな普段どおりのスイングを行っていた。グリーン周りでは、芝を取らず薄めにヒットし、止まるボールの練習も試みた。明日の初日に向け、仕上がりは順調そうに見えた。