感情と、自らのゲームをコントロールするタイガー・ウッズ
PGA「グランドスラム・オブ・ゴルフ」プレビュー
その年のメジャー・チャンピオン4名が招待される栄えある大会「グランドスラム・オブ・ゴルフ」。今季はタイガー・ウッズがメジャー2勝している為、他には全米プロを制したリッチ・ビームと全英オープン覇者アーニー・エルスの3名しかいない。さらにアーニー・エルスは、母国である南アフリカの大会に出場するため招待を断っている。
そこで2つの空き枠は今季メジャーで最も成績の良い選手から選出された。そのトップがジャスティン・レナード。2位のレティーフ・グーセンはエルス同様、南アフリカの大会に出場するため出場を断った。それを受けて今季のメジャー成績3位のデービス・ラブIIIが招待された。
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タイガーは6度目の「グランドスラム・オブ・ゴルフ」出場。昨年を含め過去4連続優勝を決めている。
タイガー・ウッズ
「4週間で3つの大会に出るという、忙しいスケジュールだ。それも日本にハワイにアメリカ本土と移動も大変。でもとても楽しんでるし、『グランドスラム』に出られるというのは良いシーズンをすごした証拠だから、とても嬉しい。今季はメジャー2勝できて本当に素晴らしい一年だった。この『グランドスラム』は、参加資格を得るのが最も難しい試合だし、出場できるのはラッキーな選手だけ」
ジャスティン・レナードは97年の全英オープン優勝以来2度目の「グランドスラム」。一方のデービス・ラブIIIは97年の全米プロ優勝以来3度目の出場となる。
ジャスティン・レナード
「とても安定した良い一年間だった。何度も優勝争いに身を置く事ができたにも関わらず、実際に優勝できたのが1度だったのが残念。しかし最高の一年だったと思う」
デービス・ラブIII
「決勝の2日間の追い込みは良かったが、初日から安定した良いプレーが出来ていなかった。今季は1勝も出来ていないので、それが辛い。しかし来季に向けて気合は充分だし、来年はメジャーに勝って、このグランドスラムに出場したい」
そして今季の全米プロ選手権チャンピオン、リッチ・ビームが「初」尽くしの一年をグランドスラムで締めくくる。
リッチ・ビーム
「初めての体験だし、最高の気分だ。タイガーとデービスとは一緒にラウンドしたことがないから、彼らが今まで見たことのないプレーを披露できると思う。良いプレーも悪いプレーも含めてだけど(笑)」