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急成長した米ツアー

日本ツアーとは比較にならないほどの賞金額を誇る米ツアー。一昔前までは、両ツアーの賞金総額はほぼ同じで、実力の差だけが指摘されていたものだ。しかしタイガー・ウッズの出現で米ツアーの賞金総額が高騰。優勝賞金が90万ドルを超すトーナメントまで現われ始めた。

今季、賞金王に輝いたタイガー・ウッズは691万2,625ドルを稼いだが、これは1990年から1994年までの賞金王が稼いだ金額を足したものよりも、約150万ドルも多いことになる(ちなみに90年から94年までの賞金王は、90年がグレッグ・ノーマン、91年がコーリー・ペイビン、92年フレッド・カプルス、93年と94年がニック・プライス)。

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フィル・ミケルソンは、過去3年間で1,346万ドルを稼いだが、賞金王にはなっていない。これは日本円にして約16億円。昨年、日本ツアーでは伊沢利光が約1億6,000万円を稼いで賞金王になった。実に日本ツアーの賞金王10年分の獲得総額を3年で達成しているにも関わらず賞金王にもなれない。

10年前、スティーブ・ペイトはシーズン終了前までに44万626ドルを稼ぎ、賞金ランク30位でツアー選手権に出場した。しかしその額では、今季の賞金ランク125位にすら入れないことになる。来季のシード権を得るためには、約51万5,000ドルが必要だった。

そして1992年、シード権確保に必要だった獲得額は10万9,742ドルだった。この金額は今季のBUY.COMツアーの賞金ランク41位に相当する。

Golfweek

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